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2011.07.31

# 訃報 - 小松左京

少し時間が経ってしまいましたが、これはやはり大きいニュースでした。

リンク: 「日本沈没」SF作家小松左京氏死去 - 文化ニュース : nikkansports.com

私個人は、筒井康隆や故・星新一ほどには小松左京の作品を読んでいないのですが、日本の SF 界ではやはり巨大な存在だったと思います。謹んでご冥福をお祈りいたします。

そして、このブログで取り上げる以上、やはり私なりの最大級の追悼の意を表したいと思い、こんなものを引っぱり出してきました。

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日本沈没のパロディ漫画アンソロジーの帯です。樋口真嗣版のリメイク『日本沈没』が公開されたときの便乗企画ですね。あ、まだ入手できるっぽい。

小松左京氏公認「しかし、こんなふうには沈まんっ!!!」

ってのが最高です(その声のイメージである小林桂樹もお亡くなりになっちゃいましたね)。

帯にも書いてあるとおり、とり・みきの作品「日本沈orz全国版」も収録されていますが、同作はその後、とり・みき個人の『ロボ道楽の逆襲』にも再録されました。

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『日本沈没』は発表当時にも(父親が買っていた)読んだし、わりと最近も読み直してしまいました。東宝特撮シリーズのラインアップにもなった映画版は、やっばり何度観てもおもしろい。そうそう、さいとうたかを(さいとう・プロ)が描いたマンガ版もあるんですよ。

「読んでから観るか、観てから読むか」という例のキャッチコピーが有名だった角川映画の『復活の日』も、原作はなかなか良い近未来ものだと思いました(当時私は、観てから読んだ)。特に、映画と違って、ラストがいい。

でも、小松左京で私がいちばんだと思っているのは --- ぜんぶ読んでるわけではないのですけど ---

「くだんのはは」

これです。今手に入るのはこのバージョンかな。

詳しいことは書きませんけど、「くだん」については、とり・みきも色々と書いてますね。

04:54 午後 文化・芸術 | | コメント (8) | トラックバック (0)

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# 水の星に住んでいる

連日の猛暑も少しおさまり、むしろぐずついた天気が数日続いていましたが、昨日(7/30)ちょっと出かけた帰りにふと見上げたら、しばらく見ていなかった夏らしい積雲、積乱雲が広がっていました。

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こういう夏雲が刻一刻と姿を変えていく様子は何時間でもぼーっと眺めていられるけど、よく考えればこれも形を変えた水の姿なんですね。

水といえば、7 月 17 日に久しぶりに訪れた江ノ島の海岸は台風 6 号の影響で波がちょっと高く、その荒れた海面も、やっばりいつまでも眺めていたい光景でした。


(岩屋に向かう途中の海岸)

こんな風に心穏やかになれる光景を見せてくれるのも水ですが、瞬く間に人も町も呑みこんでしまう津波とか記録的な豪雨という形で容赦なく人界を襲ったのもまた水。

いろんな意味で、地球はやっぱり「水の惑星」だったんでした。

02:41 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.07.27

# side Trados 更新情報(7/27)

7/26 に、SDL OpenExchange アプリケーションのセミナーに行ってきました。その話と、T-Window というちょっと古びたアプリケーションモジュールのことを side TRADOS に書きました。

Studio 2011 の今秋リリースは正式に発表されましたが、その新機能などについてセミナーなどの場で言及することはまだ禁止されているそうです。9 月には製品発表会があるというので、そのときはまたレポートする予定です。

02:40 午後 TRADOS | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.07.24

# ドコモの商売があまりにアホらしい件

私の回線契約で実母が使っている携帯(らくらくホン)、液晶画面がなかば逝ってしまったので、機種交換にいってきたわけですが、新規購入時や機種交換時の「条件」がますますバカみたいなことになってますね。

「条件」ってのは、アレです。端末の価格を値引きする(一括でも、分割の頭金でも)かわりに、いろんな付加サービスに加入しなきゃならない、ただし 30 日間は無料お試し期間で、直後に解約できる、ってやつ。

おかげで、ただの機種交換なのに 1 時間も時間を使わされました。


しかもその数がやたらと増えてます。

- i チャネル
- i Bodymo
- i コンシェル
- ケータイデータお預かりサービス
- BeeTV
- エブリスタ

おまけに、このうちのどれだったかを使うためにはパケ・ホーダイの契約も必要(実母はメールを使わないのでパケ・ホーダイは付けていなかった)だと言う。必要ない付加サービスに入るために、もうひとつ不要なサービスが必要って、そんな商売、アリですか?

これらの付加サービス 1 つ当たりの加入で 500 円値引きという設定になっていて、店頭の値札に書いてある価格も実はその金額。

加入しないなら 3,000 円加算されます

って、ほとんど脅迫です。

もちろん、商売の発想としては理解できますよ。無料お試し期間でサービスを知ってもらって少しでも付加サービスを売りたいって。実際、それで「おお、これは便利~」と感じて契約を続けるユーザーも、きっとそれなりにいるんでしょう。

でも、今回の場合、実際に端末を使うのはバーちゃんで、BeeTV とかエブリスタとか(どんなサービスか私もろくに知らない)まったく使う予定ありません。翌日にはぜんぶ解約するのが明らかなわけです。にもかかわらず、機械的に同じような手順しかふめないって。

au とかソフトバンクも似たようなもんなんでしょうか?

11:10 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

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# そうか、アナログの停波は今日の正午か......

見届けますぜ。アナログ波が止まって画面が切り替わる瞬間。テレビの買い換え、結局してないし。

リンク: 地デジ移行:24日正午前には各局が最後の告知 - 毎日jp(毎日新聞)

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島の3県を除く44都道府県で24日正午にアナログ放送が終了し、地上デジタル放送(地デジ)に完全移行する。対象地域のNHKと民放のアナログ放送では正午以降、番組は放映せず、地デジコールセンターの連絡先を示す青い背景の静止画面を表示する。また、各テレビ局は同日午後11時59分に東京タワーなど各地の送信所の電源を手動で落としてアナログ用の電波を完全に止め、25日午前0時以降はアナログ放送の画面は何も映らない「砂嵐」になる。BSアナログ放送も同時に終了する。

ウチの場合、加入しているケーブルテレビがずいぶん前からデジタル化されているので、画質は良くないにしても、ケーブルの STB から今までのテレビに外部入力すれば、そのままテレビの視聴は可能なので、特に買い換えを焦っていませんでした。

【追記】
正午 5 分前からテレビつけて注目してたのに、ブルースクリーンになりませんでした。よく考えたら、STB(セットアップボックス)はデジタルチューナーでもあるわけで、それがデジアナ変換してアナログテレビに出力してるのね。じゃ、もう今のテレビが壊れるまでこのままでいいや。

09:34 午前 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.07.23

# side Trados 更新情報(7/23)

SDL Trados Studio 2009 の QA Checker をいろいろと使う機会があったので、side TRADOS にその情報を 2 連投しました。

リンク: 禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS: QA Checker 3.0 はそれなりに使える

リンク: 禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS: QA Checkerプロファイルを解析してみました

10:15 午前 TRADOS | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.07.20

# IT業界、いろいろと

午前 9:00 現在、こちらは台風 6 号の影響もなくとても静かです。

リンク: OracleがOpenOfficeを譲渡──オープンソース支持者の評価はさまざま - TechTargetジャパン 情報系アプリケーション

米Oracleが2011年6月初め、OpenOffice.orgのソースコードをApache Software Foundation(ASF)に譲渡すると発表したことに対し、オープンソースソフトウェアコミュニティーはさまざまな反応を示している。

--- >あらま。この譲渡のニュース自体知りませんでした。

OpenOffice.org といえば、翻訳業界ではフリーの翻訳支援ツール Omega-T がこのファイル形式に標準対応していましたが、side TRADOS でも書いたように、SDL Trados Studio 2011 が新たに OpenOffice をサポートするようになるそうです。Apache に移るとすると、OpenOffice.org 関連のドキュメントの翻訳はどうなるんでしょうね。私としては、そこがいちばん気になります。

リンク: HTCはアップルの特許2件を侵害――ITC判事が仮決定を下す - Computerworld

特許の専門家であるフロリアン・ミューラー(Florian Mueller)氏によると、問題の特許2件は“Androidに不可欠なもの”だと思われるという。同氏はブログに、「Androidの中核技術に使われているコードが、Appleの2件の特許を侵害している可能性はきわめて大きい」と記している。Apple対Motorolaの裁判においても、これらと同じ特許が争いの中心となっている。

---> 私も今は iPhone ユーザーですが、HTC もけっして嫌いではないだけに、この問題の進展は気になります。最終的にはどちらのユーザーにも不利益にならないようにしてほしいものですけど。ちなみに、私が Android に戻る気配はまだまったくありませんw

と、こんなニュースが流れた矢先にこれですからねー。

リンク: 『iPad Smart Cover』にそっくりな『Galaxy Tab』のケースが発売! 「風呂蓋をマネしたよ!」 - ガジェット通信

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そーいえば、これは IT ネタではありませんけど、最近パクリで話題になってるのは、何といってもこれですね。

リンク: 中国の高鉄侠はパクリを超えたコピー: こんなことしてません?

実物を見てみたかったのですが、竹花隊長が検証動画を載せてくれました。

09:24 午前 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2011.07.19

# Studio 2011 プロモーションの「間違い探し」w

SDL Trados Studio 2011 のリリースが公式に発表されたことは、side TRADOS に書きましたが、そのプロモーションの一環として、こんなんが公開されています。

リンク: SDLの間違い探しゲーム

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1 レベル 10 問の三択方式。

2011年9月1日の時点でトップ5にランクインしていれば、賞品が当たるかもしれません。

ということなので、トライしてみます?

08:30 午後 TRADOS | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.07.16

# 『太陽系』 - iPad でまた素晴らしいアプリが登場

このアプリのためだけにでも iPad が欲しいと言われた『元素図鑑』からほぼ 1 年。またしても、電子書籍の特性を存分に発揮した夢のような iPad アプリが登場しました。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPad 対応 マーカス・チャウンの太陽系

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わが家では、家内も末っ子も夢中になり、そのおかげでとうとう iPad2 の購入許可がおりたほどです。実際、こんな時期ではありますが、地デジ対応のテレビに買い換えるより、iPad を 1 台増やすほうが、よほど使い途があります。

このアプリの素晴らしさを知るには、実際に見てもらうのがいちばんでしょう。個々のデータはもちろん美しいし、iPad ならではのインタラクティブな仕掛けもいっぱい。個人的には、太陽系の全体図をグリグリ動かして眺めていられる機能が気に入っています。神の視点を味わえるw

さて、今回のアプリの翻訳者さんは糸川洋さんです。

Appsstore_sol1

宇宙のお話で、この名字。何かピンと来ませんか?

(以下、若干のネタバレを含みます。アプリを買ってから確かめたい人は、ご注意ください)













アプリの「まえがき」に、作者マーカス・チャウン氏による紹介があります。

翻訳者の糸川洋さんは、本作以前にすでにチャウン氏の著作を翻訳なさっていたそうです。そのときの経緯が非常に良好だったため、氏は糸川さんと連絡をとるよう出版社に依頼。数時間後にはその返信が届きました。

「小惑星イトカワが取り上げられていることに感動しました」とメールに書かれていた。「実は、この小惑星の名前の由来になったのは、私の伯父(父の兄)の糸川英夫なのです」

翻訳の世界でこんな運命のような出遭いがあったなんて、このまえがきだけでも、なんだかとっても嬉しくなりました。

しかも、このまえがきは、3 月 11 日以降の経緯についても触れています。思わず引用したいのですが、さすがに差し控えておきます。

糸川洋さんの翻訳は、雰囲気がこのアプリの世界によくマッチしています。アプリよし、プラットフォームよし、翻訳よし。これ、今年の iPad ワールドの最高傑作です。

ちなみに、チャウン氏と糸川さんの以前のお仕事というのはこちら。

再版ですが、出版社がソフトバンク系列。これも何かのご縁なんでしょうか?

12:08 午前 iPad, サイエンス | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2011.07.15

# で、「青色申告」のほうはどうなったかと言うと

前エントリの続きです。

ついでに、「やよいの青色申告」のパッケージ版はどうなっているのかと思ったら、お姉さんがまた選手交代したんですね。

これはどなた? 皆藤愛子さん? めざましテレビでお天気お姉さんだった人、あぁそうですか。いや、そんなことより、

人差し指ポーズじゃなくなってる

じゃないですか。これは大きい変化ですw


もひとつついでに、同じカテゴリの他製品のパッケージも見てみました。

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以前もネタにした「ツカエル~」は、今でも人差し指ポーズにこだわっているようです。


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こちらは「やるぞ~」だそうですが、やはり人差し指ポーズです。それにしても、どうしてこう、「いかにも類似製品です」みたいなパッケージばっかりなんですかね。あまりに芸がない。そうかと思うと ---


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「みんなの~」とかw 男性が登場して、しかもガッツポーズ。「ちょっとだけ工夫してみました」ってところですか?


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そんな中にあって、おじさんというのはかなり異色。さすがプレジデント? 「やるぞ」と同じメーカーらしいですが、違うユーザー層を狙いたいのかな。


機能は似たり寄ったりで、きっと「どれをお使いになっても似たようなもの」だろうと思うんですが、なんだか、競合する気があるんだかないんだかよく判らない、そんな市場です。

02:17 午前 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2011.07.14

# パッケージソフトの "上げ底"

過去にもこんな記事でお世話になった「やよいの青色申告」ですが、これだと法人用のデータを作成できないので、その親分に当たるこれを導入することになりました。

お姉さんが登場しない、硬派な実用本位のパッケージ。それはいいんですけどね。これがまったく無意味にデカかった。

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スケール比較のために来てもらったサザビーの高さが 25.6m 10cm ですからね。まさかこの厚み分がぜんぶ紙マニュアルだったら、時代錯誤、非エコもはなはだしいのですが、実際はもっと呆れたことに、こんな上げ底でした。

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なんと、厚みの半分が、スペースを埋めるための空き箱。この空き箱分をなくしたら、中身はちょうど「青色会計」と同じくらいです。まさか、上位機種だからパッケージも立派にしなきゃって、未だにそんな高度経済成長期昭和時代的な発想?!

実際、今でも店頭に並んでいるパッケージソフトウェアって、未だにごたいそうな箱に入ってたりしますが、まったく意味不明です。

【7/16 追記】
拙ブログのこの記事が、弥生株式会社代表取締役社長の岡本様のお目にとまったようで、Twitter で以下のようなコメントをいただきました。

弥生会計パッケージは、バリューパックという2製品が入った商品とサイズを合わせるために現状の仕様になっています。どこかで見直しは必要だとは感じておりますが…

やはり、それぞれ「事情」があるもんなんですね。

11:41 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.07.09

# 「イノベーション」を調べてみた

前々エントリーで書いたように、『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』はいろいろと刺激的な一冊で、私などよりよほどまとまった記事が次々とアップされています。

リンク: 「大切なのは情熱とビジョン」---『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』著者が来日:ITpro

リンク: 「スティーブ・ジョブス 驚異のイノベーション」刊行記念イベントに行ってきました | Lifehacking.jp

などなど......。

そこで、ブロガーではなく翻訳屋である私としては、あらためて innovation という単語に翻訳屋としてアプローチしてみることにしました。

まず、国語辞典で「イノベーション」をひいてみました。

広辞苑(第 5 版)

1. 刷新。新機軸。
2. 生産技術の革新だけでなく、新商品の導入、新市場・新資源の開拓、新しい経営組織の実施などを含む概念。シュンペーターが用いた。日本では技術革新という狭い意味に用いることが多い。

大辞林

1. 技術革新。新機軸。
2. 経済学者シュンペーターの用語で、(経済上の)革新。経済成長の原動力となる生産技術の革新、資源の開発、消費財の導入、特定産業の構造の再組織などきわめて広義な概念を示す。

どちらも、狭義と広義の両方がわりと詳しく説明されています。

次に、innovation という名詞でもいいのですが、innovate という動詞を英英辞典でひいてみます。

LDOCE

to start to use new ideas, methods, or inventions

COBUILD

To innovate means to introduce changes and new ideas in the way something is done or made.

COD

change something established by introducing new methods, ideas, or products.

Webster 1913

To introduce novelties or changes

もともとが国産ではなかった概念なので、やはりこうして英語の語義を見てみたほうがずっと広がりがある。

『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション』の中でも、「イノベーションは発明とは違う」と述べられていますが、このように多くの辞書で、「新しい何か」を「作り出す」のではなく 「introduce/導入すること」と定義されているところがカギなんですね。

「今までと違う何かを、新しいやり方を、(自分の活動するフィールドに)持ち込むこと」

と言えばいいでしょうか。ここまででも十分、innovation の正体が見えてきたような気がします。でも、もっと面白い定義も見つけました。

Webster's Collegiate

to introduce as or as if new

introduce する点は同じですが、as new だけでなく as if new なんだそうです。つまり、本当に新しい何かに限らず、「新しっぽい」というか「コンテキストが違えば新しく見える何か」というか、そんなところでしょうか。

as new から as if new までの間に、何か大きな可能性が広がっているように感じました。

08:11 午前 翻訳・英語・ことば, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2011.07.08

# 「イノベーション」発売記念セミナーのおまけ

前エントリーで書き忘れました。昨日の講演会は UStream で実況されていたそうで、アーカイブもあります。

リンク: Ustream.tv: ユーザー hosobu: 「スティーブ・ジョブズ脅威のイノベーション」発売記念セミナー

タイトルに誤字がw 「脅威」じゃなく「驚異」。私もうっかりこれをコピペして間違っちゃいました。ある種の人にとっては、「脅威」なのかもしれませんけど。

このムービーで、1:28 過ぎあたりに、予想外の女性が登場します。

02:24 午後 日記・コラム・つぶやき, 書籍・雑誌 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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# 『スティーブ・ジョブズ驚異のイノベーション』発売記念セミナー

Buckeye さんが翻訳して昨年出版されたこの本が先ごろ、実用書としては記録的とも言える 20 万部を突破したそうです。

その同じ著者、Carmine Gallo 氏が Steve Jobs を解剖するシリーズの第 2 弾も、同じく Buckeye さんの翻訳で店頭に並ぶようになりました。

昨夕、この刊行を記念して出版元の日経 BP が主催した、Gallo 氏の講演会に運よく参加できました。

1 冊目の「驚異のプレゼン」が、単にプレゼンテーションというノウハウ本の枠を超える内容であり、実際にそう評価されてヒットした。それを受けて、ではジョブズのリーダーシップはどこから来ているのか、それを探ったのが今回の「イノベーション」である ―― そういうイントロダクションから始まった講演会。

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※左がガロ氏。右は当日の通訳をなさった滑川海彦氏(『フェイスブック 若き天才の野望』の訳者の一人)

講演自体は、おおむね本書の内容に即して進みましたが、当然ながら時間の制約もあって取り上げられたのはごく一部。その中で使われたキーワードが Passion と Vision です。

「パッションは人を動かすエネルギー、ビジョンはその方向を決めるためのコンパス」

というところでしょうか。既読であれば話がわかりやすいし、未読であれば間違いなく続きを知りたくなる、そういう、書籍の販促としての効果も申し分なし、という感じの講演でした。実際には、来場者 70 人ほどの半数は既読のようでしたが。

後半は、前作と今作で解説を書いた外村仁氏を交えたディスカッションで、こちらの内容は、書籍ではわからない、このイベントならではの話が中心。外村氏が語った、シリコンバレーで成功した人たちの人物像が印象的でした。「けっこうみんな平気で、『自分は運がよかっただけ』って言いますよね。それは裏を返せば、失敗したときには『運がなかったんだ』と開き直って次に進める強さなわけです」と。ご自身がシリコンバレーで活躍している氏の言葉だけに説得力があります。ガロ氏の話とつき合わせると、

「パッションがあれば失敗しても次に進める」

そういうことになるでしょう。

わずか 1 時間半でしたが、実に内容の濃い、充実した講演会~ディスカッションでした。これほど有意義な時間をただで --- 参加費 2,000円ですが、本書を持っていくとタダになります --- 提供してくれるなんて、日経 BP さん、実に太っ腹です。

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※懇親会でのショット。左から、日経 BP の中川ヒロミさん、井口さん、ガロ氏、外村氏、滑川氏。中川ヒロミさんは、「驚異のプレゼン」と「イノベーション」を手がけた、いわば陰の立役者。

いわゆる "ビジネス書" に分類される本って、私は実はあまり読まないのですが、この本に書かれていることは、今の世の中を生きているあらゆる人が、人生のあらゆる場面で活かせるはずです。訳者の井口さんが、本書の「訳者あとがき」をご自身のブログに引用なさっています。このあとがきが、本書の何よりの「推薦の辞」になっていると思います。

リンク: 『スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則』: Buckeye the Translator

わが家でも、これから就職活動に挑む愚息が、この本に興味を示しています。

懇親会では、「イノベーション」の著者サイン入り原書その他がもらえるジャンケン大会もあったのですが、こーゆー場面に私はめっぽう弱いんでした。そのかわり、一緒に参加していたテリーさんがゲットしてました。そーいえば、昨年秋の SDL の製品発表会でも、私はダメで、知り合いの N さんが iPod もらってたなぁ。ま、いっか。

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※ジャンケン大会のときの井口さん。

原書、もらえなかったので Amazon でポチしました。

02:12 午後 日記・コラム・つぶやき, 書籍・雑誌 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2011.07.03

# 翻訳って何業なんだろ

「Chikirinの日記」のこの記事(市場規模一覧(多分、永遠に未完成))を見ていて、以前から疑問だったことを調べてみようと思い立ちました。それは、

翻訳って何業に分類されるのか?

ということ。もっと具体的に言うと、アンケートとかユーザー登録の画面などには、よく「業種/職種」を選ぶ欄がありますよね。あれ、みなさんはどう選んでますか? という話です。もしかしたら、翻訳者のみなさんには常識なのかもしれませんが、あちらこちらで社会常識を欠いている私は、実はそんなことさえ知らなかったのでした。

少し調べたらすぐわかったのですが、この手の情報を扱っているのは総務省統計局で、そこに公式な分類があるんですね。

リンク: 統計局ホームページ/分類に関する統計基準等

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ここを見れば、「業種」は「産業分類」に、「職種」は「職業分類」に載っているはずです。

業種については、「翻訳」は以下のように分類されていることが簡単にわかりました。

日本標準産業分類(平成19年[2007年]11月改定) > 学術研究,専門・技術サービス業 > 専門サービス業(他に分類されないもの) > その他の専門サービス業 > 7292 翻訳業(著述家業を除く)

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通訳さんもこれに該当します。それはいいんですけど、同じカテゴリーでほかに並んでいるのは......「不動産鑑定士」に「興信所」...... ふーん、そうなんだ。

ということで「業種」はわかりました。サービス業だろうとは思っていましたが、分類すると最終的にはやっぱり「その他」なんですね。おおむね予想どおりです。

次は「職種」なんですが、こちらが実は総務省の分類ではよくわかりません。「職業分類」の下で検索してみると、いちおう「翻訳業」は次のどちらかの分類に該当するそうです。

日本標準職業分類(平成21[2009]年12月統計基準設定) > 専門的・技術的職業従事者 > 著述家,記者,編集者


詩歌・戯曲・小説などの文芸作品の創作の仕事に従事するもの、文学・学術などに関する著作・翻訳の仕事に従事するもの、新聞・雑誌などの記事の取材の仕事に従事するもの及び新聞・書籍・雑誌などを刊行するための資料を一定の目的の下に収集し、配列・整理するなどの仕事に従事するものをいう。


日本標準職業分類(平成21[2009]年12月統計基準設定) > 専門的・技術的職業従事者 > 著述家,記者,編集者 > 著述家

詩歌・戯曲・小説などの文芸作品の創作の仕事に従事するもの及び文学・学術などに関する著作・翻訳の仕事に従事するものをいう。
事例:小説家;シナリオ作家;ラジオドラマ作家;劇作家;脚本家;動画脚本家;作詩家;映画演劇評論家;文芸評論家;音楽評論家;時事評論家;医事評論家;政治評論家;経済評論家;美術評論家;スポーツ評論家;著述家;翻訳家;俳人;歌人;エッセイスト;ゲームライター;コピーライター


産業翻訳の場合だと微妙にずれちゃうような気がします。

とは言っても、実際に「業種/職種」の選択欄を見てみると書き方は千差万別で、総務省の分類どおりではありません。たとえば、外資系の某 IT 大手だと、こういう選択肢です。

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業種は、たぶん「プロフェッショナルサービス」でいいんですが、

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職種としては、どうしても「その他」しかなさそうです。

もうひとつ、こちらは ITmedia のユーザー登録ページですが、

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これだと「専門・技術サービス業」になると思われますが、

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職種はやはり「その他専門職」しかないんでしょうか。

ちなみに、冒頭に挙げた「市場規模」ですが、翻訳業界の市場規模についてググってみたら、WIP さんのこんなページがヒットしました。

リンク: 翻訳研究:翻訳業界って?/翻訳会社WIP翻訳研究所 - 高品質な翻訳サービスを提供する翻訳会社の翻訳研究機関


産業翻訳(マニュアル、契約書など各種商業文書):1000億~2000億
出版翻訳(小説などの出版物):100億程度
映画字幕翻訳(映画):10億以下


10:36 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (8) | トラックバック (0)

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2011.07.02

# 辞書アプリ 2 題 - iPhone/iPad ユニバーサル仕様

iPhone/iPad を辞書として使う場面はあまりないので --- この辺が通訳者のみなさんとは違うところですね --- 辞書アプリはほとんどインストールしていなかったのですが、手頃な辞書がいくつか出てきたので、インストールしてみました。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 オックスフォード現代英英辞典 Oxford Advanced Learner’s Dictionary – DioDict

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リンク: iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 大辞林

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辞書としての特色は、どちらも今さら説明するまでもないので省きます。どちらも現在セール中で、OALD が 24.99 ドル → 3.99 ドル(日本の AppStore では 450円)、『大辞林』が 2,500 円 → 1,500 円です。

また、どちらもユニバーサル仕様なので、iPhone/iPad のどちらでも見やすくできています。

OALD 8th は、しばらく前に買った PASORAMA 対応の電子辞書(SR-G9003)にも入っているのですが、この iPhone/iPad 版は、英語と米語の発音を聞けるところが楽しい。そのほかにも、いろいろと学習者向けの機能が追加されているようです。

『大辞林』のほうも、インターフェースが iOS 向けに工夫されています。トップページにカテゴリが並んでいて、そのひとつを選ぶと、見た目がふつうの辞書の配列とはまったく違います。

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五十音順には並んでいるのですが、縦か横かの一方向ではなく、グリッドになっています。このグリッド画面をドラッグするほうが直感的に目的の単語にたどり着ける --- そういう発想らしいのですが、これは慣れにもよるかもしれません。

この見せ方、タッチパネル対応のアプリとしてはなかなか面白いと思うのですが、同じことをこの画面でもやる必要があったのでしょうか。

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ただの五十音一覧なら、1 文字あたりを少し小さくして全部をいちどに表示したほうがずっと使いやすいはずです。

02:44 午後 iPhone/iPad | | コメント (6) | トラックバック (0)

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