# Firefox 4 の軽量化 - 今度こそ決定打か?
小飼弾氏も最近書いているように(404 Blog Not Found:備忘録 - Firefox 4 がキャッシュ使いすぎてたので)、サクサク動くと評判の Chrome も、実はけっこうなメモリー食いだったりします。下のスクリーンショットは、Chrome でタブを 5 個開いたところですが、プロセスは 10 個もあって、合計したらかなりのメモリーを消費しています。
とはいえ、やはり Firefox 4.0.1 もあいかわらずかなり重くて、特に物理メモリーを 2GB までしか載せられない私のサブマシン(Lenovo T60)では、たびたび「応答なし」になるほどです。今までも、この状態を解消しようといくつかの対策を試みました。MemoryFox はまあまあ効果がありました。最近は SQLite Manager でデータベースを圧縮したりインデックスを再構築したりして、これも何となくですが効果があったようです。小飼弾氏の書いているキャッシュは設定済みでした。それでもあいかわらず、ひどいときには使用メモリーが 700MB 近くに達したりして、何とかならないかと探していましたが、やはり
about:config
で設定を変えるのが手っ取り早いらしいという記事を見つけました。
設定自体はいたって簡単です。
about:config ウィンドウを呼び出し、「javascript.options.mem.high_water_mark」という設定項目を探します。デフォルトではこれが「128」になっているので、これを適当な値まで下げます。参照先のブログでは「32」としていらっしゃいますが、私はひとまず「64」にしています。
この設定項目の正体までは突きとめていませんが、「Firefox のガーベッジコレクション関連のしきい値らしい」というのが定説です。ただし、あちこちでこの説を見かけるものの、出どころは同じブログかもしれないので、あくまでも未確認情報です。これが本当だとすれば、この設定値をあまり低くしてしまうと、ガーベッジコレクションが頻発してパフォーマンスが落ちちゃうかもしれませんし(FF 3.5 までは 32 だったそうです)、実メモリーが十分ならデフォルト設定でも大丈夫だと思われます。
試してみると、たしかに軽くなって、今のところ「応答なし」もほとんどなくなったのですが、せっかくなので、その効果のほどを、タスクマネージャで追跡してみました。
このムービー中、1 回目は 65MB を超えたところ(0:52付近)で 9 MBほどまで下がり、2 回目は 142MB を超えたところ(1:52)でまた 9 MB台まで下がっています。一定間隔でメモリー使用量が少なくなるこの動作自体は、実は今回の about:config の効果ではなく、MemoryFox によるものです。
問題なのは、about:config を変えるまで、このピーク値が平気で 500MB 以上になっていたということ。
このまま Firefox の動きが快調であれば、サブマシンもまだまだ現役を続行できそうです。
10:27 午前 パソコン・インターネット | URL
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