# 「大人の科学」Vol.30 付録のミニビーストを作りました
全部のパーツを並べてみたところです。もちろんプラスチック製ですが、テオ・ヤンセンの実物も似たような安っぽい素材だったので、質感と色はなかなかグッドです。一昨年の2月に見た、こんな作業現場をイメージしながらとりかかることにしましょう。
小学生の女の子にとってはけっこうなパーツ数ですが、基本は同じ組み立ての繰り返しになるので、だんだん慣れていったようでした。今回作る「ミニビースト」には、6 対 12 本の脚があります。
これが、最初に作る 12 本の「つま先」。先端の白いゴムが接地部分ですね。
同じく 6 対の、これが「脚部」になります。つま先と脚部を組み合わせると ---
--- こんな風に 12 本の脚が出来上がります。
背骨に当たるクランクに、左右 1 対の脚を取り付けたところ。なんとなくタイファイターっぽいイメージ。
2 対まで脚を組み立てて動かしてみました。こんな風にどんどん背骨(クランク)に脚を取り付けていくと、
3 対 6本のユニットが 2 つ完成します。これをつなげれば ---
動力を除く部分が完成。イメージとしては、一昨年のテオ・ヤンセン展で展示してあったこれにいちばん近いかな。
この状態で動かしてみたのがこちら(テオ・ヤンセン展でも、こんな風に手で押せる展示物がありました)。
動力となる風車を取り付けて ---
完成!
私はバリをとってやっただけで、ほとんど末っ子が自力で仕上げました。これで、所要時間は 1.5 時間くらい。学研さん、今回もナイスなお仕事でした。
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コメント
あー、これはいい! 衝動買いしたい!
そのためにはまず息子たちを味方につけないと。うちのダンナ、物が増えるのをひじょーに嫌がるんですよー。(^_^;
投稿: Ado | 2011/01/29 22:06:30
おおお、これはいいものです。
ちゃんとあの王蟲の足のような動きが再現されてますね。
投稿: 竹花です。 | 2011/01/29 23:45:10
わが家のホビットに教えてやったら、レゴよりいい!とほしがっています。見せなきゃよかった(爆)。
投稿: みっち | 2011/01/30 9:49:48
> うちのダンナ、物が増えるのをひじょーに嫌がるんですよー。
普通の家庭と逆ですよ^^;
> あの王蟲の足のような動き
テオ・ヤンセンが制作を開始した時期を考えると、案外元ネタがそれだったりして^^
> 見せなきゃよかった
すいませーん、各ご家庭にご迷惑をおかけしています。
投稿: baldhatter | 2011/01/30 10:52:22
なんとも独特な動きで不思議な魅力がありますよね。
テオ・ヤンセンの作品って「これは生命体だ」みたいな能書きがついてるのが実はちょっと気に入りません(笑)
そのほうがスポンサーがつきやすいって計算かも知れないけど、どうしても反射的に「でも生命体の定義って…」などと考えてしまいます。
「おもしろいもの作りました」「おーおもしろい」で十分じゃないかと。
投稿: おじゃま丸 | 2011/01/30 13:53:13
> 「おーおもしろい」で十分じゃないかと
前にもそんなことおっしゃってたような気がします。「ごたくを並べるなぁ」ってのも判らなくはありません。でも真面目な話、こういうものを作って「生物を創造した」みたいな気になるってのは、ヨーロッパ人マインド的には実にありがちですよね。
もしかしたら、最終的には自己の複製を始めるところまで目指してるのかもしれませんよ。
投稿: baldhatter | 2011/02/04 12:28:54