« 2010年11月 | トップページ | 2011年1月 »

2010.12.31

# 今年もたくさんの人に出会えました

フリーになって以来、仕事上でも仕事抜きでも、「外に出てたくさんの人に出会うこと」を意識してきました。

2010 年は、年明けのスタイルガイド検討委員会から始まって、6 月の翻訳環境研究会、12 月の翻訳祭と、いろいろな形で日本翻訳連盟とのお付き合いが濃厚な一年でした。おかげさまで、個人翻訳者から翻訳会社、クライアント企業まで翻訳業界のたくさんの人と出会うことができました。みなさま、改めてありがとうございます。

社団法人 日本翻訳連盟

私のような個人翻訳者にいろいろと機会をくださった連盟事務局のみなさまにも、この場を借りてお礼申し上げます。

そのほか、今年は今まで(JTF や翻訳フォーラム、翻訳互学会)とはまったく違う方向でも同業者との交流が広がりました。 Twitter の翻訳クラスタに集まった、どちらかというと若手が中心の翻訳者さんたちです。不思議なくらい気持ちのいい方ばかりで、こちらの出会いもまた今年の大きな収穫でした。

101215_ht

これは、元同僚のフリーランス翻訳者が集まった同窓会のとき、お店がサービスしてくれたデザートプレート。

もちろん、翻訳業界、特に IT 系は明るいニュースが多いとは言えず、ハッピーなことばかりではありませんが、そう言いながら今年はとうとう大晦日の今日も、紅白が終わるまで仕事をしているような、ある意味ありがたい状況。

みなさま、この一年いろいろとありがとうございました。良いお年をお迎えください。

07:39 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.30

# iモード+パケ放題を解約したときのメモ

先週書いたように、アンドロイド端末を見限って iPhone 4 に移行しましたが(2週間くらいかかると言われたが 5 日間くらいで入荷した)、ソフトバンクの電波網はとても信用する気になれないので、

・電話回線はドコモのまま
・スマートフォン機能は iPhone に移行

ということにしました。で、ドコモの iモードとパケ放題を電話で解約したのですが、年末のこの忙しい時期に、なんだかんだで 1 時間近く時間を取られてしまいました。以下、そのときのメモを残しておきます。

ドコモに残したいのは、電話回線と留守番電話サービスのみ。

最初はもちろんドコモの窓口、担当者 A 氏

まず問題になったのが、DCMX(ケータイクレジット)の契約。Android の前の端末を買ったとき何となく付けておいただけで、今まで一度も使っていなかったのですが、iモードを解約するとその情報を SIM カードから消せなくなるので、まずそちらの解約手続きが必要だとか。

ここで別の担当者 B 氏に転送。

指示されたとおりにこちらの端末でアプリを操作するが、途中に出てくるメニューの状態が違うらしく、担当 B 氏のほうでも判らなくなる。で、

別の担当者 C 嬢に転送。

なんとか DCMX 情報削除までたどりつく、ここまででおよそ 20 分経過。B 氏に転送された時点では、手順完了後 A 氏に電話が戻されるということだったのに、C 嬢からは戻せないというので、最初の窓口にかけ直し。

ドコモの窓口、担当者 D 嬢

iモードの解約は完了するも、今度は「モペラの契約はどうしますか?」と言われる。モペラってのは、ドコモのインターネット接続サービスのことで、Android を使うとき必ず必要と言われたから契約しだけ。当然もう要らない。すると、こちらもまた別の担当者で手続きが必要らしい。

モペラ解約、担当、E 氏

この解約が済んで、ようやくすべてが完了。経過時間はおよそ 45 分。

担当者さんたちは、それぞれもちろん実に丁寧で印象は悪くないけど、システムとしてもう少しなんとかスマートになってれはいいのに。

07:28 午後 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.26

# 増殖しているのか、May you your happiness ?!

年賀状を書く季節になったからだろうと思いますが、拙ブログへのアクセスログを見ていたら、例の

"May you your happiness of this year"

を検索した方がいらっしゃいました。以前取り上げたのは、私が退職してフリーランスになろうとしているときのエントリでした(# こんな賀状はいやだ)。

何度でも言いますが、これ

英語になってません

から、こんなキテレツな文字の並びを人に送るのは今すぐやめましょう。

ほぼ 4 年前になる前エントリでは、

ググってみると、なんとこれが 100 件以上もヒット。もちろん全部、日本人のサイト

と書きましたが、Google 先生によると、今では「約 17,600 件」になっているそうです。Google のシステムが変わっている可能性が高いので一概には言えませんが、珍妙 Engrish が増殖している気配です。

なかには、「英語になっていない」と指摘しているものもありますが(Yahoo! 知恵袋)、それはほぼ例外的。同じ知恵袋には「今年もあなたに幸福あれって意味です」という回答もあがっていますし、個人ブログになると惨憺たるもの。

特にひどいのは、例文紹介サイトやテンプレートサイトなどがこの害毒を広げていること。たとえばこちら。

「May You Your Happiness of this Year 2011」 | 年賀状2011:クラフト&シック | 無料ダウンロード | マイミーオ・オープンテラス | ブラザー

ブラザーさん、

恥ずかしいですから、今すぐ引っ込めましょう。

もし、この英語が実は正しいんだ、という情報をお持ちの方がいらしっゃいましたら、どうごお知らせください。私もこのエントリを書くに当たって手元の辞書をひととおり確認しましたが、このような例文は確認できていません。

12:41 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (5) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.25

# まじめな翻訳の話 - 前置詞(承前)

1 か月以上も間があいてしまいましたが、前回のエントリ(# まじめな翻訳の話 - 前置詞)で、前置詞 for の話を書きました。

今回は前回取り上げた例より粗悪な、しかし実際にはかなりよく見かけるパターンを紹介します。

You can select the system name from the drop-down list for future tests.

前エントリは、なんでもかんでも「~ために」ではつまらないという話でしたが、実はそれよりたちの悪いのが、やたらと「~用」と訳すパターン。

以降のテスト用にドロップダウン・リストからシステム名を選択することができます。

これはどういうことかと言うと、要するに for 以下がどこに掛かっているか、ちっとも考えていないわけですね。"from the drop-down list" という句が割り込んでますが、それをどけて、"the system name for future tests" と理解すれば、「今後のテストのためのシステム名」→「今後のテストに使うシステムの名前」となるはず。

もちろん、この既訳例は機械翻訳ではなく人間翻訳による出力結果です。

最近何度も書いているように、機械翻訳は今後数年のうちに急速に浸透する(少なくとも特定の分野では)と思われますが、このレベルの人間翻訳がまずまっさきに取ってかわられるでしょう。ただし、「~用」で済ませる程度の翻訳品質をクライアントが許容するのかしないのか、という次元の問題はちょっと別だろうと思います。

01:58 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.23

# 予備PC(デスクトップ)を復旧した話、その他

以前書いたように、メインデスクトップとサブノートのほか、予備役だった Pentium 4 マシンを現役に復帰させていましたが(禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # マシン 3 台、ディスプレイ 2 台 - 現在の作業環境、その3)、この老兵がその後まったく起動しない状態に陥りました。

Windows XP のロゴが出た直後に再起動する、というか電源再投入のような音がするし、セーフモードでもだめという状態だったので、おそらくハードウェア的な原因だろうと考えて放置していたのですが、Trados のライセンス返却が必要になったので、思い切って復旧を試みました。

こういうトラブルのときの定石どおり、周辺機器をすべて外し、グラフィックボードも外しましたが症状は変わらず。となると怪しいのは増設した RAM かもということになります。3 枚挿してある 1GB RAM のうち 1 枚を外したらあっさり起動しました。3,000円くらいのバルク品ながら何事もなく動いていたのに、しばらくたってから "相性が出る" ことってあるんでしょうかねー。

日本語だと、「復旧する」って自動詞かなぁ。「デスクトップ復旧する」って、なんか変かも。

【12/24追記】
コメント欄にて、「最近は "デスクトップ" だけだと "デスクトップ画面" を指すことのほうが多い」というご指摘をいただきましたので、さっそくタイトルを修正しました。ミストラルさん、ありがとうございます。

ついでに、SDL のサイトについて以前から思っていたことを書いておきます。

SDL のサイトにアクセスすると、ページの右上にこんなバーがありますね。

Lang_1

「Language English」のすぐ右に▼がありますが、これがあったらふつう、ドロップダウンリストで言語が表示されると思いません? でも、実際には別ページに移動するだけです。

Lang_2_2

かっこ悪いだけじゃなく、実用的にも使いにくいわけです。あるページを開いているときドロップダウンリストで言語を切り替えると、そのページにとどまったまま言語だけが変わるサイトもあります。が、SDL さんの場合は、上のような言語選択ページで選択すると、必ずトップページに戻されてしまうので、そこから目的のページに行くのはけっこう大変です。

03:11 午後 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

# iPad - 水木しげるの妖怪原画集、第5巻「中部2・関東1」

つい先日(12/11 のエントリ、発売は 12/5)、刊行ペースがかなり不定期と書いたばかりですが、第 5 巻は前巻から 2 週間くらいで出ちゃいました。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPad 対応 水木しげる妖怪原画集 妖鬼化(ムジャラ)【五】中部2・関東1

Appsstore_mizuki5

電子フォーマット化がスムーズに進むようになったのか、もしそうだとすると、残りはこのくらいのペースで出てくるのかな。

それとも、クリスマスシーズンに合わせたのかな。

02:56 午前 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.22

# Apple世界のワクワク感

こんなこと、とっくにいろんな人が言ったり書いたりしてて今さら私などが書くまでもないことなんだけど、前々エントリを書くしばらく前から思っていたので、やっぱり書いておこう。

Apple が創業以来ずっと世の中に送り出しているものを一言で言うなら、それはまちがいなく「ワクワク感」だ。

Apple II の頃に私たちを魅了したあのぞくぞくするような期待感、未来感は、Macintosh の時代にいろいろと紆余曲折を経ながらも、現在の iOS プラットフォームに至るまで確実に引き継がれている。この遺伝子を失わない限り(ぜひともそうあってほしい)、Apple 製品は売れ続けるに違いない。

今の Android プラットフォームには、残念ながらこういうワクワク感が決定的に欠けているように思う(余談ながら、Sony Reader などはこの性格をさらに欠いていてまったく話にならない)。

私の気持ちが Android から離れてしまったのも、5 月に iPad を入手して 10 年以上ぶりに Apple 世界に戻ってきたのが、たぶんきっかけだ。私は今でもほぼ毎日のように App Store の新着アプリ情報をチェックしているけれど、Andorid マーケットで同じようなことをしたことは一度もない。Andorid マーケットの作りのつまらなさが致命的なのだろうと思うが、そうでなくても「思わずそそられる」ようなアプリにはなかなか遭遇しない。

OS のアップデート情報にいたっては、指をくわえて見ているだけだ。

Android 世界はこれからもまだまだ変わるだろうから、もしかしたら何かワクワクを感じさせてくれるときがくるかもしれないが、だから今はひとまずのサヨナラだ。

とは言いながら、Mac には今は手を出さない。ワクワクしすぎちゃって仕事にならないかもしれないから。

そんなわけで、2010 年度の大ヒットとなった Buckeye さんの訳書のリンクを貼っておこう。

アフィリエイトが稼げないとも限るまい :)

08:53 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.20

# ファイルの圧縮と解凍で気をつけたいこと

取引先から送られてきた圧縮ファイルを解凍したら、

- フォルダの中が空っぽだった
- あるはずのファイルが一部足りなかった

なんて経験ありませんか?

私も、初めてこの現象に遭遇したとき(後者でした)は、あわてて取引先に問い合わせたりもしましたが、実は Windows の圧縮解凍ソフトの中には、

パス名の合計は255文字が上限

という Windows の制限に引っかかるものがあり、この上限を超えると圧縮解凍が正しく動作しません(というか、ふつうにファイルを操作していても、この上限を超えるといろいろ不具合が起きます。ファイルをコピーできないとか)。

一般的な使い方であれば、フォルダが何段かの多層になっていても合計のパス名がこの上限を超えるなどそうそうあることではないのですが、ローカライズ業務では、ファイル名自体がうんざりするほど長いこともあり、この制限にぶつかることは、けっして珍しくありません。

圧縮解凍ソフトはたくさん出回っていますが、たとえば Lhaca(デラックス版も含む)や Lhasa のようなフリーウェアがこれに該当します。

私も、ふだんは Lhaca(デラックス版)を使っていますが、怪しいときには、7-Zip というフリーウェアを使うようにしています。

Lhaca で簡単な実験をしてみました。C:\ ドライブの直下に、

samplefoldersamplefoldersamplefoldersamplefoldersamplefolder(12x5=60文字)
 │
 └samplefoldersamplefoldersamplefoldersamplefoldersamplefolder
    │
    └samplefoldersamplefoldersamplefoldersamplefoldersamplefolder
      │
      └sampledocument.doc

という 3 階層を作って doc ファイルを置きました。

101220_lhaca_1

これで、パス名は 204 文字(ドライブ文字を含めて)になりました。これを圧縮し(この時点では文字数に余裕があるのでエラーにならない)、Lhaca で解凍してみると、

101220_lhaca_2

こんな風に、フォルダの中身が空になりました。

ただし、圧縮前に 255 文字を超えていなかったのになぜこの現象が再現したかというと、Lhaca の設定上にちょっとしたトリックがあります。

101220_lhaca_3

デスクトップに置いた圧縮ファイルを解凍したら中身がぜんぶデスクトップ上にぶちまけられてしまったー、みたいなことがあるので、通常は「フォルダを作ってその中に解凍」という設定をオンにしています。こうすると圧縮前の状態よりフォルダが 1 階層分増えます。上のショットを見るとわかりますが、圧縮前は 3 階層だったのが、解凍後は 4 階層になっています。つまり、1 階層分の 60 文字が増えたために 255 文字の上限を超えてしまい、上の現象が起こったということです。

リンク: 7-Zip

ところで、Windows 7 とかならこんなこと起きないんですよね、当然?

それとも 32 ビット版だと今でもこうなの?

03:01 午後 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.17

# Androidを見捨てることにしました

ちょっと前に紹介した、「IS01の扱いにお怒りの総統閣下」ほどではありませんが、たった 1 年足らずで OS が obsolete になってしまうプラットフォームって、いったい何なんでしょうね。

私の HT-03A も、しばらく前からホーム画面がたびたび強制終了するし、動きは以前よりずっと遅くなってきたし、それでももうしばらくは、だましだまし使おうと思っていたのですが、Google マップの最新版でほぼ完全に見放す気になりました。

けっこう前にアップデートが通知されましたが、それ以来ずっと「ダウンロード開始中」という画面のまま、まったく先に進みませんでした。この症状、Android ではけっこう定番らしく、マーケットでたびたび起きるようです。Google マップのデータをクリアするとか、そんなことをしたらようやくインストールできましたが、最新バージョンの恩恵は、HT-03A にはほとんどありません。

リンク: Android版Google Maps 5.0リリース コンパスモードが便利!:海外速報部ログ:ITmedia オルタナティブ・ブログ

この記事に書かれている機能、HT-03A ではひとつも使えません。

ハードウェアによって OS が(ほぼ)固定されているというだけでも仕様としてどうなのさ、と思いますが、ほかならぬ Google 自体が開発しているアプリが、たった 1 年前の OS を見捨ててしまうんだから、こっちも付き合うのやめることにします。

しばらく様子を見て、もう少しその辺が何とかなりそうなら、また手を出してみるかもしれませんが......

08:07 午後 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.16

# side Trados 更新情報(12/16) - 翻訳祭関連

JTF 翻訳祭についての報告を、続けて 3 エントリ、アップしました。

リンク: 禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS: 20周年記念 JTF 翻訳祭 - ご報告
リンク: 禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS: 20周年記念 JTF 翻訳祭 - 公式ツイートの試み
リンク: 禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS: 20周年記念 JTF 翻訳祭 - C3&4セッション

当日は、面識のある参加者の方もたくさんいて、それぞれお話ししたいことがたくさんあるのにそれが適わない、というのが残念でした。

ところで、今回の翻訳祭、全体としては大盛況でしたし、

翻訳で切り拓く日本の未来~需要開拓と新技術~

という全体テーマに沿って、どのセッションも成功だったと思うのですが、イベントとしてはいろいろとご指摘があるようです。たとえば、これとか。

リンク: ママは社長・社長は外国人 ~ Musings of a Working Mother:JTF翻訳祭~イベントとしての感想

JAT と JTF は組織としての性格がかなり違うので、単純な比較はもちろんできませんが、「参加者を歓待する」というスタンスをもう少し持ってもいいように思いました。

03:54 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.11

# iPad - 水木しげるの妖怪原画集、第4巻「近畿2・中部1」

第 4 巻が出ました。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPad 対応 水木しげる妖怪原画集 妖鬼化(ムジャラ)【四】近畿2・中部1

Appsstore_mizuki4

今回も 30 日間は 900 円(それ以降は 1,200 円)。12/5 に出ましたが、刊行ペースがだいぶ不定期になっていて、うっかりすると割引期間を過ぎてしまうので、ファンのみなさまはご注意ください。

07:06 午後 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.10

# eBook Japan、一歩前進したけど

今までにも何度か書いているように、電子書籍サイトとして大手であるはずの eBook Japan でさえ、iPad 対応を謳っていながら、その実、公開しているリーダーアプリ(ebiReader)はユニバーサル仕様でなく iPhone アプリを 2 倍拡大するだけ、というお粗末な状態が続いていましたが、一昨日(12/8)、ようやく iPad 専用アプリである ebiReaderHD が公開されました。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPad 対応 ebiReaderHD

よーし、それならいよいよ

手塚作品全 382 巻、大人買いだぁ

と思ったのですが、どうもまだまだ、やってくれることが中途半端なようでした。

念のために、今までの iPhone/iPad アプリ版と、iPad 専用版で、同じ立ち読み版データを比較してみました。

【iPad 専用版 - 『ブッダ』第1巻より】
Hdbh

【iPhone/iPad 版 - 同】
Normalbh

一見してわかるように、iPad 専用版のほうがページ分の画面が広くなっています。このスクリーンショットのように横置きにするとコミック本サイズと文庫漫画サイズの中間くらい、縦置きにすると 1 ページあたりはコミック本サイズより大きくなります。

でも、このスクリーンショットでは判りにくいかもしれませんが、iPad 専用版のほうが絵が荒くなっているようでした。どうも、同じ解像度の画像を iPad 用と称して大きくしているだけ。

ちなみに、こちらのページに iPad 対応の案内があるのですが、

リンク: ニュースリリース - 電子書籍はeBookJapan : iPad用ブックリーダー『ebiReaderHD』をリリース

なお、現在iPadでお楽しみ頂ける人気作品は以下の通りです。11月26日には小学館提供の有力作品が1,000冊以上追加され、ますます充実しております。eBookJapanでは今後もiPadで読める電子書籍の拡充に努めて参ります。

「iPadでお楽しみ頂ける」って言い方が曖昧すぎてよくわかんない。

書籍データのほうも順次 iPad 対応化が進んでいる(解像度が高くなる?)、という風に読めるわけですが、だとすれば、対応していないデータは上のサンプルのようにただ表示が広くなるだけのようです。

このページのリストには『火の鳥』が入っていますが、その販売ページに行っても、「HD 対応」と明示されているわけではありませんでした。立ち読みデータも、上のサンプルと同じレベルです。

だいたい、手塚治虫全集はいちど DVD-ROM 版が出ていて(今は絶版)、PDF データはとっくにあるわけなんですが --- 当時はそんな大人買いできませんでした --- どうしてそういうものをもっと有効に活用しないんでしょうね。ナゾです。

05:04 午後 iPad, アニメ・コミック・サブカル, パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.05

# iPad - Aweditorium - まさに直感的なアプリ

ちょっと前に Accuradio というラジオアプリを紹介しましたが、ラジオなんで、流れてくる曲は基本的にメジャーなプレイヤーの楽曲だけ。

最近は、YouTube とか MySpace で見つかるインディーズ系の音楽のほうが趣味に合うことが多いようで(参照: # Six Degrees Records禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # MySpace でナイスな音楽)、このアプリはそんな私にぴったりです。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPad 対応 Aweditorium

101205_awe

iPad アプリらしさたっぷりのインターフェースが素晴らしく、ちょっと触るといい感じの曲がどんどん流れてきます。YouTube や iTunes との連携も見事です。

こちらのサイトで、実に詳しく説明してあります。
リンク: 本当にDiggできる音楽ソーシャルがiPadにやってきた 〜 Aweditorium - ZONOSTYLE

なお、リンク先のサイトでも「日本国内のストアで買えない楽曲がある」と書いてあって、たしかに私も Beach House というグループのアルバムを買おうとしたら、「ご要望は完了できませんでした」って言われたのですが、PC のほうの iTunes で試したらあっさり購入でき、iPad にも問題なく転送できました。

05:45 午後 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.04

# iPad - 電子書籍の無法地帯

リンク: 今度は日本語 「1Q84」海賊版、またiTunesに - ITmedia News

これ、ニュースになったのが 12/1 ですが、12/4 の今日もまだ iTunes で売られてました。

101204_1q84_2

この画像は、私が自分の iPad 上で撮ったスクリーンショットです。

実際、中国圏と思しき開発者からは大量の電子書籍アプリが連日 iPad 向けにリリースされていて、いちいちは確認してませんが、著作権を侵害しているものは相当あるんだろうと思います。

おまけですが、iTunes でこの 1Q84 の海賊版を調べていて、こんのなも見つけちゃいました。

リンク: iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 IQ84

101204_iq84_2

こっちは『1Q84』に限らない、ただのパロディ本。ぜひお奨めというほどの出来ではないようですが、目次だけでも笑えました。

05:23 午後 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

# 松山に行ったことを初めて書いてみる

四国松山。

のことを書こうとしている。かの地には毎夏訪れているが、ひとえに私事にかかることゆえ、本ブログに載せることは控えてきた。が、今年はネタとすべきものがなかなかに多く、またこの城下町を舞台にした司馬遼太郎翁原作のドラマ『坂の上の雲』第 2 部放映の期に当たってもいるので、数か月を経たとはいえ、この夏の訪問で目にしたことなどを書いてみるのは一興かもしれない。

伊予松山といえばもちろん道後温泉で知られるが、筆者が定宿のひとつとしているのも、道後温泉の宿である。その宿のロビーに、今年はこんな小道具が置かれていた。なんとも自虐的ではある。

P1010772

蛇口をひねればポンジュースが出てくる。
という、今では人口に膾炙したと言える戯言を、昨年は松山空港が実行してしまったが、それと同類のものである。こちらは家族連れゆえ、こういうサービスも存外に楽しい。

子どもたちが松山行きで毎年楽しみにしていることのひとつはもちろん海水浴で、その目的地は例年、北条鹿島である。

愛媛県北条市。今は松山市に編入されているこの静かな港町は、中世、河野水軍の拠点として栄えた、いわば海賊の基地であった。その洋上、と言っても渡し船が数分も海上をすべれば届くという位置に浮かぶ小島である。

P1010779

河野水軍が先勝を祈願したという鹿島神社があり、さらに時代をさかのぼれば朝鮮出兵に際して神功皇后がこの島に寄ったとも言われている由緒正しい島だが、松山市への編入以来、環境整備がやや滞っているらしい。

鯛めし、がたいそう美味である。

これまで、道後温泉のほかに定宿としていた宿もいくつかあったが、その後いずれも廃業または規模の縮小という途をたどっている。残念なことではあるが、これも世の常と言えばそうであろう。最近は、道後の地からさらに奥にある温泉ホテルを利用している。

昭和の高度経済成長期に日本各地の農村部を、まるではやり病のように襲った成金趣味が結晶したような、そんな名残をたっぷりとどめながら、今でもそれなりの営業努力をもって一定の集客を保っている。ジャングル風呂など、ある種の異次元空間であろう。筆者はけっこう気に入っているのだが、平成のこの世に、はたしていつまで存続を許されるものか。

このホテルには、なんと自前のロープウェイがあって、お盆前後の夕方にはひぐらしが聞こえるほどの高度にまで登るのだが、

P1010785

悲しいかな、こちらも運休中、事実上の廃止という運命をたどっていた。

P1010788

人の営みを離れた人工物が放つ寂しさは、ひぐらしの声の比ではないようである。

どうしたことか、閉鎖されたロープウェイ基地の傍らにはこのような異物もしくは遺物が放置されていたが、もちろんこれが演出のはずもなく、いずれは撤去されてしまうものと思われる。

P1010790

このホテルにジャングル風呂などという時代錯誤の設備があることはすでに述べたが、それとは別に有料貸し切りの風呂が何種類かあり、これを使うとなかなかの贅沢な気分を味わうことができる。

P1010844

山中の半屋外ゆえ、虫が飛び込んでくるのはいかんともしがたいのだが、

P1010846

湯に落ちた虫を救うための道具にこんな言葉の添えてあるところが、伊予の人ならではの柔らかさ、である。

司馬ファンのみなさん、お目汚したいへん失礼いたしました。

松山空港をはじめ、町中の至るところがこんな様子です。来年の第 3 部が終わるまで続くことでしょう。

P1010861

実は、第 1 部の放送は見逃していたので、この夏はドラマにもその関連施設(もしくは便乗商法)にもあまり興味がなく、それよりは

P1010860

これを見たかったなぁというくらいだったのですが、今ちょうど再放送から見はじめているところです。来夏行ったら、ミュージアムとかも見てくるつもりです。

02:59 午後 旅行・地域 | | コメント (8) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

2010.12.01

# IT翻訳者必見 - 河野弘毅さんのブログ

私なんぞより、はるかに IT 翻訳業界に詳しい --- 表から裏まで精通している --- 河野弘毅さん。産業翻訳業界の有名人です。

その河野さんが、ご自身のブログで過去に発表なさった資料を一気に公開してくださいました。IT 翻訳業界にすでに携わっている人も、これからこの業界に入ろうかと考えている人も必見です。

リンク: smallmedia.jp 言語技術を考える

特に「IT翻訳入門1999」のセクションはお奨め。10 年以上が経過しているので一部には現状に合わない点があるかもしれませんが、ほとんどは今でも変わっていない話ばかり(のはず)です。私も未読の話がたくさんあるので、これからじっくり読ませていただこうと思います。

河野さん、12 月に入っていよいよご多忙なはずなのに......

04:14 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加

# HTML Workshop のアイコンがかわいかった

side Trados に、Microsoft HTML Help Workshop の簡単な紹介記事を書きました。

実は、それにかこつけて、このアイコンをお見せしたかったのでした。

Mshhws1

デコンパイルするときに待ち時間があると、このダイアログが出てきます。ゆっくりハンドルが回って、上から四角いの(たぶんソースファイル?)が出てくるの。

ただし、ソースファイルが少ないと一瞬で処理が終わるので見ることができません。


04:01 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加