# eBook Japan、一歩前進したけど
今までにも何度か書いているように、電子書籍サイトとして大手であるはずの eBook Japan でさえ、iPad 対応を謳っていながら、その実、公開しているリーダーアプリ(ebiReader)はユニバーサル仕様でなく iPhone アプリを 2 倍拡大するだけ、というお粗末な状態が続いていましたが、一昨日(12/8)、ようやく iPad 専用アプリである ebiReaderHD が公開されました。
リンク: iTunes App Store で見つかる iPad 対応 ebiReaderHD
よーし、それならいよいよ
手塚作品全 382 巻、大人買いだぁ
と思ったのですが、どうもまだまだ、やってくれることが中途半端なようでした。
念のために、今までの iPhone/iPad アプリ版と、iPad 専用版で、同じ立ち読み版データを比較してみました。
一見してわかるように、iPad 専用版のほうがページ分の画面が広くなっています。このスクリーンショットのように横置きにするとコミック本サイズと文庫漫画サイズの中間くらい、縦置きにすると 1 ページあたりはコミック本サイズより大きくなります。
でも、このスクリーンショットでは判りにくいかもしれませんが、iPad 専用版のほうが絵が荒くなっているようでした。どうも、同じ解像度の画像を iPad 用と称して大きくしているだけ。
ちなみに、こちらのページに iPad 対応の案内があるのですが、
リンク: ニュースリリース - 電子書籍はeBookJapan : iPad用ブックリーダー『ebiReaderHD』をリリース
なお、現在iPadでお楽しみ頂ける人気作品は以下の通りです。11月26日には小学館提供の有力作品が1,000冊以上追加され、ますます充実しております。eBookJapanでは今後もiPadで読める電子書籍の拡充に努めて参ります。
「iPadでお楽しみ頂ける」って言い方が曖昧すぎてよくわかんない。
書籍データのほうも順次 iPad 対応化が進んでいる(解像度が高くなる?)、という風に読めるわけですが、だとすれば、対応していないデータは上のサンプルのようにただ表示が広くなるだけのようです。
このページのリストには『火の鳥』が入っていますが、その販売ページに行っても、「HD 対応」と明示されているわけではありませんでした。立ち読みデータも、上のサンプルと同じレベルです。
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だいたい、手塚治虫全集はいちど DVD-ROM 版が出ていて(今は絶版)、PDF データはとっくにあるわけなんですが --- 当時はそんな大人買いできませんでした --- どうしてそういうものをもっと有効に活用しないんでしょうね。ナゾです。
05:04 午後 パソコン・インターネットアニメ・コミック・サブカルiPad | URL
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