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2010.11.30

# 訃報 - 飯田馬之介

今年はアニメ関係のクリエーターの訃報が特に多いような気がしますよねー。

しかも、この人の場合、私とまったく同い年だし、死因は癌だし...。

ファーストを除けば、実はシリーズでいちばんこれが好きだったりします。 ビッグオーとか、いいお仕事しましたね。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

07:39 午後 アニメ・コミック・サブカル | | コメント (2) | トラックバック (0)

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# 過保護商法の行く末

日本における電子書籍マーケットは、おおかたの予想どおり遅々とした歩みを見せていますが、音楽配信マーケットでも、たとえばリッスンジャパンとかどうなんだろうと思います。

『マイティジャック』とか『キャプテンウルトラ』のような、ちょっとマイナーな昔テレビ番組の主題歌は、iTunes や Amazon のような大きいところでは配信してなくて、私の知る限りではリッスンジャパンの WMA ファイルしかありません。しかも、当然のように保護がかかっていて iPod に取り込むことはできません。

ちょっと脱線しますが、私の人生における三大飛行メカは、

- ウルトラホーク 1 号
- ムーンライトSY3 号
- エンタープライズ号 D 型(NCC-1701-D)

なので(このブログでも以前に書いたような気がするのですが、まだみたいでした)、ぜひ覚えてほしいのですが、マイティジャック号も、次点につけるくらい好きです。

さて、保護付き wma ファイルってのは、PC 上では Windows Media Player でしか再生できないし(フリーウェアはあるのかもしれないけど)、携帯音楽プレイヤーも iPod は対象外という、なんとも不自由なフォーマットです。

そういう配信ファイルをダウンロードしてしまったユーザーである私は、たぶんもう二度とリッスンジャパンから楽曲を購入しようとは思わないでしょう。で、その代わりに結局は、 YouTube 上で少しでも音質のいいファイルを探したりしちゃうわけです。


(これよりもっといいのがありましたが、埋め込みできませんでした)

以前書いた話(# Webマーケティングのささやかな成功例)とはまったく正反対。

こんな風に潜在顧客をどんどん逃しているということに、いつまでも過保護商売を続ける国内企業は、はたして気づいているんでしょうか。

01:40 午前 アニメ・コミック・サブカル, 映画・テレビ | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2010.11.29

# さがしものは何ですか - 本日の検索キーワード

アクセスログを見ていたら、今日の午前 10 時台にかなり大きいスパイクがあったので、久しぶりに検索キーワードを調べてみました。

「メモリメンテナンス」
「Trados Word スタイル」

この 2 つが上位のかなりを占めていました。どなたか、Trados 周りでお困りだったのかな。お役に立ちましたでしょうか。

「草津 極楽館 シャワーなし」
シャワーこそありませんが、お湯は素晴らしいですぞ!
(参照: # 草津で温泉療養~その2

02:45 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.28

# 筑波山に初めて登ってきた(11/13)

11/28 はつくばマラソンの日でしたが、2 週間前の 11/13、初めて筑波山(標高 877m)に登ってきました。

昨年の骨折以来、初めての山登りです。と言っても、家族ハイキングなのでケーブルカーを使い、歩いたのはほんのちょっとですが、リハビリ登山にはちょうどいい運動量でした。

本当は、ロープウェイで降りてくるつもりだったのですが、ちょうど紅葉の季節、そちらの駅まではかなり道路が混んでいると、つくば駅ですでにアナウンスしていたので、今回は上り下りともケーブルカーでした。

ケーブルカー側の入り口は筑波山神社。バスを降りてからケーブルカー駅までは、昭和な雰囲気をたっぷり残した土産物屋さんが並ぶ参道を 10 分ほど歩きます。

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「つくばのガマ」と「宇宙」というモチーフはわかりますが、すごいセンスです。

ケーブルカー駅周辺の紅葉はこんな具合。

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駅の混み具合はこんな感じ。2 回待てば乗れました。依然としてミシュラン人気が衰えないらしい高尾山のほうは、今でも 1 時間待ちだそうですから、こちらはよほどマシです。

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ありがちな写真も撮ってみました。

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あー、頂上で撮った写真がないや(家族の映ってるのしかない)。

下山してきたら、筑波山神社の銀杏も見事でした。

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そんないい季節に、由緒あるこの神社で結婚式をなさっているご家族がありました。

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筑波山神社で結婚式を挙げると、ガマがその人のトーテムとなって、蛇や竜をトーテムとする一族と付き合ってはいけなくなるそうです。









ウソです。

そして、境内のすぐ外では、今でもこんな光景が。

1011138

時間がなかったので(この後、日帰り入浴の予定。その時刻が迫っていた)口上は聞けませんでしたが、次に来たらぜひ聞いてみたいものです。お土産だけ買って帰りました。

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ウチからだと、つくばエクスプレスとバスで 2 時間少し。遠いようでいちばん身近な百名山なのでした。

10:17 午後 旅行・地域 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2010.11.27

# ログインのとき困ること

ログインするときに入力を求められる情報って、一般的には

- ユーザー名
- パスワード

の組み合わせですよね。で、パスワードはだいたいどのサイトでも「パスワード」という名前になってますが、もう一方は、求められる情報の種類も呼び方もサイトによって相当ばらばら。特に、呼び方と入力内容がまったく対応していないと本当に困ります。

「ユーザー名」と書かれているのに、入力すべき内容はメールアドレス、とか。
「なんたら ID」と書かれているのに、入力するのはやっぱりメールアドレス、とか。

数日前にも、めったにないのですが Apple のサイトにログインしようとしたら、こんな画面が表示されました。

101127_applelogin

翻訳にも問題があるのかもしれませんが、上のほうのフィールドに、何を入力するのかよく判りません。

「ご利用の Apple ID に登録されるメールアドレス」
― ってことは、メールアドレスを入力するのかなぁ。でも「登録される」って、もう登録してあるよね。

「メールアドレスを確認するにはサインインする必要があります」
― 確認する、って誰がどういう意味で確認するんだろ。

「メールアドレス <私のアドレス> を確認」
「Apple ID とパスワードを入力してサインインしてください」
― アドレスは書いてあるんだから、「Apple ID」って、登録してあるユーザー名のことだっけ?

そう思って、いちばんよく使う名前を入れたら、やっぱり弾かれました。

ちなみに、このサイトで「Apple ID」っていうのは、登録されているメールアドレスのことでした。

12:52 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.26

# iPad - iOS 4.2 の残念なところ

iOS 4.2、今のところ特に目立った不具合もなく快適です。

今回のアップデートで、ヒッジョ~に残念、と財津一郎みたいになってしまうくらい残念なのは、日本語キーボードとして追加されたのが、いったい何をどう血迷ったのか、五十音配列だったこと。

101126_ipadkbd

五十音配列なんて、

ワープロ専用機全盛の時代以来

久しぶりに見ましたよ。ってことはつまり、五十音配列なんて、まるっきり受けなかったってことじゃないの。

ここまでできるんだったら、多少変則的でもいいから、な~んで「かな配列」にしないかなぁー。

もしかしたら、年配ユーザーへの配慮なの? それとも、アップルジャパンの担当者がよほどバカなの?

09:23 午後 iPad | | コメント (5) | トラックバック (0)

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2010.11.25

# 笑い事じゃない、Android プラットフォームの重大な欠点

iPhone と iPad のほうは、つい一昨日 iOS 4.2 が公開されたばかりです。はたして、初代 iPad の OS はあと何世代分アップデート対応してくれるかわかりませんが、少なくとも Android プラットフォームよりずっとマシと思われます。

先日アップデート中止が決まった au の IS01 には、総統もお怒りのご様子。

総統閣下の口から「情弱」なんて単語が飛び出したり、あげくに

root 取ればどうにでもなるだろ

とか言っちゃうところは笑えます。

安心してください、総統、私も OS1.6 のまんまです!(HT-03A だからねー)

IS01って、2010 年 3 月の時点で OS が 1.6 だったという時点で十分アレだと思うのですが、それでもアップデートが公約されていたからこそ購入した人も多かったはず。これは総統じゃなくたって怒りたくなるでしょう。

それにしても Android、端末ごとに OS が固定って、なんでそんな設計になってるんでしょう。(日本独自の仕様とか言ってるせいもあるみたいですが)発売時期とは無関係にちょっと世代の古いのが載ったりするのも不思議ですが、こんな風に、予定されていたアップデートを中止とか、そんなことしてたらユーザーはそっぽ向きますよ。

Android タブレットについても、こんな記事が出てるしねー。

リンク: iPadを超える勢いじゃなかったの?:苦戦するAndroidタブレット - ITmedia +D PC USER

私も、そろそろ次の Android と考えていなくもなかったのですが、ドコモの携帯は最低限の電話だけにして iPhone にしちゃおうかな、とか真剣に考え始めています。

09:57 午前 あげ足とり・笑い, 動画・画像 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.24

# side Trados 更新情報(11/24) - 支給ファイルの不親切さ

秀丸エディタに関する Tip を載せ、また今まで side A にあった秀丸エディタ関連の記事も一部 side TRADOS にコピーしました。

クライアントさんや翻訳会社の担当者からは、

・作業対象ファイル
・翻訳メモリー
・用語集
・参考資料
・旧版データ

などなど、実にさまざまなデータが支給されます。こう言ってはたいへん失礼ですが、その支給のしかたによって、担当者さんのスキルレベルが推し量れてしまう場合があります。

検索性があまり考慮されていない用語集

が届くことも珍しくありません。特によく見かけるのが、ニーモニック文字(&)などが入ったままのデータ。今回のエントリは、そういう用語集をテキストエディタ上で検索するときのヒントです。

04:41 午後 TRADOS | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.23

# iPad - iOS 4.2 が来た

昨夜のうちに、ITMedia などでは「iPad 用 iOS 4.2 公開」というニュースが流れたのですが、日本では 11/23 午前 3 時リリース、となっていました。

で、今日になって iTunes に接続してみると、

1ios42_1

予定どおり公開されていました。昨夜の記事でも、特に不具合は報告されていないようなので、さっそくアップデート。


[ダウンロードして更新]を押したところ、まずこんなメッセージが出ました。

1ios42_2

このメッセージ、「~転送してください。続けてもよろしいですか?」って、意味が判りにくいのですが、うっかり[続ける]を押すと、iPad 側で購入したものが上書き削除されてしまった記憶があります。[キャンセル]して、必ず転送しておきましょう。iTunes で[ファイル]→[購入した項目を iPad から転送]
です。

それが済んだら、今度はこんなメッセージ。

1ios42_3

先日始まった映画レンタルのデータですね。こちらは、上に書いた転送操作では引っ越ししないので、iTunes 上で、接続した iPad の[ムービー]メニューを使います。

1ios42_4

[移動]を押すだけではなく、iTunes 右下の[同期]を押さないとデータは移動しません。

ダウンロードとインストールが進み、無事にアップデート完了。

1ios42_6

iOS 4 の仕様って、iPhone 用が公開されたときいろいろと話題になったようで、今回は特にニュースなどでも取り上げられていないのですが、こんな感じです。

【マルチタスク機能】
- ホームボタン 2 度押しでタスクバーが出現
- アイコンの長押し → マイナスボタンでタスク終了
- タスクバーの左のほうに、画面固定ボタン、輝度スライダー、音量スライダー
- iPod の PLAY ボタンもある


【ハードウェア仕様の変更】
- 画面の固定用だったボタンは、音量変更の禁止ボタンに変更
- 画面の固定は、タスクバーの左のほうにあるボタンで行う


【フォルダの作り方】
- アイコンを長押しした後、まとめたいアイコンどうしを重ねる
- フォルダにはデフォルト名が付くが変更可能

1ios42_dt

フォルダさえ作れるなら、電子書籍が共通フォーマットではなくそれぞれアプリになってしまってもいいかな、と。


【設定画面】
- [機内モード]の設定が追加
- 50 音キーボードも追加されたみたいですが、遠慮しておきます。

不具合報告

機能上それほど大きなトラブルではありませんが、iTunes から iPad に音楽を転送したとき、アルバムアートワークがアルバムの 1 曲目にしか反映されなくなっているようです。2 曲目からはブランク(デフォルトの音符マーク)になってしまいます。

1ios42_7

1 曲目には設定されていても、おなじアルバムの 2 曲目以降は、

1ios42_8

こうなっています。

ところで、私は今まで音楽データのプロパティを変更するとき、アルバムアートワークだけは一括変更できないと思ってました。複数のデータを選択すると[アートワーク]というタブが出ないからです。でも、複数選択したときのプロパティ画面にも、右下に小さくアートワークのセクションがあったんですね。

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09:58 午後 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.17

# Apple Inc. AND Apple Record

「iTunes の重大発表」は、おおかたの予想どおり「The Beatles の楽曲ダウンロードを開始」でした。

Twitter などを見ていると、「それだけ!?」という声も多いようですが、これまでの経緯を考えれば(別に詳しくはありませんけど)、やはり重大事件だったんでしょう。


101116_itunes_beatles_2


そんなわけで、iTunes に登場した The Beatles の楽曲販売状況をまとめてみました。

今回ダウンロードが開始されたアルバムは以下のとおり。

- 公式アルバム 13 作品(各 2,000 円。ホワイトアルバムのみ 3,000 円)
- Past Masters (1 と 2 のセットで 2,000 円)
- Bot Set (23,000 円)
- 赤盤と青盤(各 3,000 円)

1 曲の単価は 200 円と、通常(150円)よりやや高め。アルバム 1 枚も、ふつうは 1,500 円なので、割高感があります。

ちなみに、今現在 Amazon.co.jp では、アルバムが 2,100~2,200円。Box Set は約 29,000 円です。

iTunes サイトでは、プロモーション用の CM ムービーと、Washington Coliseum でのライブ映像(エド・サリバン・ショーに出演した直後、1964 年)をたっぷり見ることができます。このライブ映像、ダウンロード版の Box Set に収録されているそうです。きっと、サイト上ではしばらくすると見られなくなるんでしょう。

Ping で The Beatles をフォローすることもできる、とか。

もちろん、iPad 上の iTunes でももうダウンロード可能になっています。ムービーも今朝から見られるようになりました。

ところで、アルバム 2,000 円、1 曲単価 200 円って、iTunes 相場で言えばほぼ上限です。The Beatles という唯一無二的超大物だからこそ、この値段設定が許されるんだろうと想像するわけですが、今までも邦楽は 1 曲 200 円でした。

ってことは、日本の音楽業界って、今の邦楽に

ビートルズ並の価値があると勘違い

していた、つうことになりませんでしょうか。

【11/18午後追記】
The Beatles Box Set ですが、Amazon U.S. だと 129.99 ドルです。今の為替相場だと、11,000 円くらいですね。iTunes ダウンロードのさらに半分以下。

08:43 午前 パソコン・インターネット, 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (1)

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2010.11.16

# Apple Inc. or Apple Record?

Apple のサイトトップが、またかなりの teaser になっていて、昨夜あたりから話題になっています。

リンク: アップル

で、今朝になって、こんなニュースも。

リンク: Report: Beatles coming to iTunes | Media Maverick - CNET News

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これ、並んだ 4 つの時計の長針と短針の形が、Help! のジャケット写真とぴったり同じ! とかだったら面白かったんですけど。

09:50 午前 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.15

# Apple と Oracle な話題 2 つ

今まであまり噛み合ってこなかった Apple と Oracle ですが、今日はその両者の接近を示すニュースが 2 つも。

リンク: アップル、オラクルのOpenJDKプロジェクトに参加 : IT業界動向 - Computerworld.jp

リンク: Oracle CRM On DemandをiPadから活用できるアプリケーションを発売 - CNET Japan

最初のニュースは、Java が Oracle さんのものになったわけですから、まあ当然と言えば当然の流れです。2 つ目のほうは、iPad がこれからどれだけビジネスユースに入り込んでいけるかという意味で注目。

ちなみに、CRM ってのは Customer Relationship Management の略で、直訳すれば「顧客関係管理」ですが、最近ではやはりカタカナそのまんまで「カスタマー・リレーションシップ・マネジメント」などと訳されるほうが多いようです。

もひとつ付け加えておくと、Java が比較的最近買収されたばかりの Sun Microsystems のテクノロジーだったことは有名ですが、Oracle CRM On Demand というのも、ベースになっているのは Siebel CRM On Demand という製品でした。

11:29 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.14

# まじめな翻訳の話 - 前置詞

たまにはまじめな翻訳の話もするのでした。

私は翻訳学校というものに通ったことがないし、教えたこともないので、具体的な翻訳テクニックとしてどんなことが教えられているのか知らないのですが、前置詞の扱いはもちろん重視されているのだと思います。

なんでこんなことを書いているかというと、たまたま前置詞の訳し方が問われそうな、しかも判りやすい例にちょうど遭遇したからです。

The key difference between them is that AAA was designed for ease of use, while BBB was designed for high performance.

こんなとき、2 つある前置詞 for をどちらも「~ために」と訳して済ませている訳文も少なくありません。というか、マニュアルやヘルプにはそんな訳文があふれています。

大きな違いは、AAA が使いやすさのために設計されたのに対して、BBB は高パフォーマンスのために設計されたという点です。

for の後ろが名詞句なら、「~用」なんて訳も定番です。上の例なら、「高パフォーマンス用」とか。

こういうときの前置詞は、その辞書的な意味を訳出するだけでもだいぶ違ってきます。この場合の for は、意図・目的のはずですから、「使いやすさを目的として~」とか「パフォーマンスの向上を意図して~」とか、そんな風に

前置詞の語義をフレーズとして訳出する

わけです。

もう一歩進めて「使いやすさを前提に設計された~、高パフォーマンスを優先して設計された~」などとしてもいいでしょう。

こんなこと、現役の翻訳者さんならほとんど無意識にやっていそうなのですが、実際の(機械翻訳ではない)マニュアルやヘルプでこの手の訳文が珍しくないところを見ると、そうでもないのでしょうか。それとも、マニュアル/ヘルプだと、翻訳メモリー上の統一という制約があって、なんでもかんでも「~のために」、「~用に」としているのでしょうか。

最近たびたび言ったり書いたりしてますが、「~のために」とか「~用に」ばっかりで済ませてオーケーの世界は、そう近くない将来、機械翻訳にとって代わられます。統計ベースなら、ここで「工夫」としている訳し方でさえ、機械でこなせるようになるかもしれません。

ここしばらく、「機械翻訳に代用され得ない翻訳とは何か?」というテーマが頭を離れません。ついまじめな話を書いてしまったのは、たぶんそのせいでしょう。

02:33 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (10) | トラックバック (0)

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2010.11.13

# iPad - iTunes 10.1 リリース - 映画アイコンも解決?

Twitter で「iPad 映画」をキーワードに設定して見ていると、やはり私と同じように、

iPad 上の iTunes に「映画」アイコンがでてこない

という話がよく出てきます。私と同じ方法で出るようになった人もいれば、言語設定をいちど英語にしてからサインアウト/サインインしたら出た人もいるようです。「いちど出たけどまたなくなった」という声もちらほら。

で、実は今日(11/13)、iTunes 10.1 がリリースされました。これをインストールしてから iPad をつなくど、今度はまちがいなく「映画」アイコンが出現するようです。あ、おまけに Ping のアイコンまで増えてる。

101113_itunes_ipad


09:59 午後 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.12

# iPad - iTunes に「映画」ボタンが出てこない場合

前のエントリで、

iTunes にちっとも「映画」のリンクが出てきません

と書きましたが、解決方法が見つかりました。

iPad 上で、いちど iTunes Store のアカウントからサインアウトしてからサインインすると、iTunes の表示が更新されるようです。

iTunes アカウントのサインアウト/サインインは、[設定]アイコンから。

101112_ipad_button

【11/12追記】
……と思ったら、いつの間にかまたボタンなくなったよ。しかも上の方法を使って出てこない。素敵だなぁ……。

01:56 午前 iPad | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.11

# iPad - iTunes で映画の販売/レンタル!

これは素晴らしい。

リンク: iTunesで映画販売、日本でも開始 新Apple TVも発売 - ITmedia News

国内のコンテンツ産業がどんどん出遅れているうちに、こうやって次々と黒船はやってくるわけでした。

米Appleは11月11日、日本のiTunes Storeで映画の販売を始めた。ハリウッドメジャーや日本の大手映画会社が参加し、1000本以上の映画を販売。買い切りのほか、視聴が一定期間に限られる「レンタル」にも対応する。
 価格は、新作映画のHD版が2500円、SD版が2000円など、レンタルの場合、HD版の新作が500円、旧作が300円から。セットトップボックス「Apple TV」の新版(8800円)も週内に発売する。
101111_itunesmovie

ところで、これ、iPad 上の iTunes からも直接購入/レンタルできるってことになってますが、私のところは iTunes にちっとも「映画」のリンクが出てきません。なんで?

と書いておけば、誰か親切な iPad ユーザーが教えてくれるかな、と期待。

08:21 午後 iPad, パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.10

# 秀丸エディタのマクロと XML ファイル

最近は、翻訳周りでも XML ファイルがだいぶ当たり前のように使われるようになって、それはそれでいい傾向だと思うわけですが、XML ファイルって、論理行がやたらと長くなるのが、ときどきちょっと困りものです。

最近も、ttx ファイル(TagEditor のバイリンガルファイル形式)を秀丸マクロで加工してタブ区切りにしたのですが、ときどき、あるはずの文字列の一部がなくなったりしました。

grep で翻訳セグメントを取り出しているのですが、秀丸エディタの grep では、出力される文字列の長さに上限があります(何文字だったか、どこかに出てたと思いますが見つからない)。そのため、元の ttx で 1 つの行が一定以上の長さだと、grep 結果が途中で切れてしまうのでした。

以上、メモメモ。

09:30 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.08

# 見れる、見られる

ら抜き言葉、をマジメに論考するわけではもちろんなく、面白いところで見つけたよという話です。

講談社漫画文庫から、少年マガジン連載版の『ゲゲゲの鬼太郎』(全5巻)が出ています。

連載当時の紙面がそのまま収録されているので、扉ページや最終ページの枠外の文字や、当時の広告までそのまんま掲載されています。

これが、記念すべき連載第1回「手」の見開き巻頭ページの右半分。

101108_gegege_1

枠外右に、「ほかでは、ぜったい、見られない怪奇まんがの決定版!」と書かれています。これが、「吸血木」という回から、扉絵の上に定着します。

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「ほかではぜったい見られない、怪奇まんがの決定版!」(読点の打ち方も変わる)

ちなみにここに出てきている妖怪は「のびあがり」。目玉おやじのご先祖でも、西洋妖怪の親玉バックベアードでもありません。

これが、吸血鬼エリート編の第2回で、こうなってしまいました。

101108_gegege_3

「ほかではぜったい見れない怪奇と幻想の異色まんが!」

テンプレートで毎回使い回しかと思ったら、編集さんがちょっとずつ書き換えていたらしく、このときは偶々ら抜き言葉が入ってしまったようです。そして、これをやらかしてしまった若手編集者にお叱りが飛んだのかどうか、次の会でまた直っています。

101108_gegege_4

「ほかではぜったい見られない怪奇と幻想の異色まんが!」

まあ、どうでもいいような話なんですけど、昭和40年代というけっこう古い時代の資料としてあげておきました。

水木しげると言えば、ドラマ『ゲゲゲの女房』は翻訳者さんの間でもだいぶ評判がよかったそうで、私は未見ですが、映画版の予告編はかなりそそられます。

04:51 午後 翻訳・英語・ことば, アニメ・コミック・サブカル | | コメント (6) | トラックバック (0)

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2010.11.07

# こんなことがあろうとは、Part2

リンク: 「ヤマト」プロデューサー転落死 小笠原、停泊中の船から - 47NEWS(よんななニュース)

7日午後0時35分ごろ、小笠原諸島(東京都小笠原村)の父島の二見港で、停泊中の船「YAMATO」(485トン、9人乗り組み)から東京都港区、映画プロデューサー西崎義展(本名弘文)さん(75)が海中に転落、通報を受けた小笠原海上保安署の監視取締船が約20分後に救助したが、間もなく死亡した。

いよいよ実写版の公開も間近というのに、ビックリしました。

まあ、YAMATO の近くでお亡くなりになったというのが、ご本人にはせめてもの救いでしょうか。

故人のご冥福をお祈りし、礼砲をお届けします。

11:13 午後 アニメ・コミック・サブカル | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2010.11.06

# side Trados 更新情報(11/6) - SDLサイトの不思議な翻訳

side Trados に書いたとおり、SDL さんが Trados Studio の SDK を公開するプログラムを始めました(ベータ)。

禿頭帽子屋の独語妄言 side TRADOS: SDL OpenExchange Beta - なるほど、そう来たか

戦略としては間違っていないと思いますが、あいかわらずサイトの翻訳は不思議な状態です。

SDL さんのサイトって、ヘンテコな翻訳は多いのですが、だからと言って機械翻訳ということではないようです。ちょっと試してみました。

英語ページ: Start developing applications for SDL Trados Studio 2009

101106_sdl_1_2


この部分を Google 翻訳した結果。
101106_sdl_2_2


実際の日本語ページ: Start developing applications for SDL Trados Studio 2009

101106_sdl_3_2

Google 翻訳では、application が全部

「アプリケーション」

になっちゃっています。驚いたことに、これをやっちゃう人間の翻訳者さんも実際いたりするのですが、SDL さんサイトの不思議なところは、"Partner Application Form" が「パートナー登録フォーム」とちゃんと訳されているのに、その後の 2 か所ができていないこと。

When your application is successful we will be in touch directly to provide everything you need to begin creating your applications.

アプリケーションの評価が高い場合、SDLは直接そのアプリケーションにアクセスし、アプリケーションの開発に必要なリソースを提供します。

しかも、余分な「アプリケーション」まで追加されていて、何が言いたいのかまったく通じません。

09:09 午前 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.04

# たしかに、これは嫌がられるかも

リンク: アップル、米国「iTunes Store」の楽曲試聴時間を90秒に延長へ - CNET Japan

試聴時間が延長されるのは全体の長さが2分30秒以上ある楽曲で、それより短い楽曲の試聴時間は30秒のまま変わらない。

今までも 30 秒あったんだ。

ってことは、The Beatles の Her Majesty はフルコーラス聞けちゃうね(手元の iTunes によるデータでは、Abbey Road バージョンが 23 秒、Abbey Road Remaster バージョンでも 26秒)。

って、ビートルズは iTunes Store にないんだってば。

同じ Apple どうしなのになぁ。

06:04 午後 パソコン・インターネット, 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.11.02

# 河野一郎先生 - 30年ぶりの授業

「ほんやく互学会」という、翻訳者の勉強会があります。私も一昨年から参加しており、今年が 3 年目になるのですが、今年はメンバーの一人の発案で、翻訳家の河野一郎先生をお呼びして授業していただく、という趣向でした。

ほぼ 30 年ぶりにお会いした河野先生。最初はさすがに老けたという印象で、正直に言うとちょっと不安を感じてしまったのですが、いざお話を始められると、今年 80 歳というご高齢をまったく感じさせないほどの闊達、洒脱ぶり。記憶にあったお姿、話しぶりと少しも変わりませんでした。

テキストに選ばれた文章も、私としては不思議なご縁を感じる作品でした。

お話の最後には、先生が 17 歳のときにゴールズワージーを翻訳したという原稿用紙の束を特別公開してくださいました。数え切れないほどの推敲の跡を残したその原稿が、当代随一と断言していい翻訳家・河野一郎の原点だったのでしょうか。

その翻訳が日の目を見たのはごく最近のことです、と語り、「文芸翻訳、まして私がやっているような純文学はもう売れませんけどねぇ」と言いながら紹介なさったのが、この本です。


さて、この日の教材になったのは、Agatha Christie の "Philomel Cottage" と John Braine の "The Crying Game"。"Philomel Cottage" のほうは、Christie 作品としてはそれほど有名ではない(と思う)短編ですが、それでさえ、河野先生ご自身の訳も含めて、和訳は片手で足りないくらいの種類が出ています。

かたや、John Braine のほうは、おそらく日本ではほとんど知られていない --- 日本語版 Wikipedia にも載っていない --- 作家で、かく言う私も、これから述べる経緯がなければまず知ることはなかったと思います。

今回この 2 作品が教材として取り上げられたことに、私は英語指導における不思議な系譜を感じざるをえませんでした。

私には英語の恩師がいたと以前書きました(♭恩師の英語指導)。その恩師も、授業では Christie を使いましたし、何より、この先生のもとで初めて読んだ現代英文学が、John Braine の処女作 "Room at the Top" だったのです。

当時高校生だった私が、それをまったく面白いと思えなかったことは言うまでもありません。もったいないことをしました。

その頃、私の恩師も河野先生の授業を受けた後だったはずで、この日先生にお尋ねしたら、 "Room at the Top" を授業の教材にしたことが確かにあったそうです。

そう考えると、恩師はきっと、当時大学で受けたばかりの英語指導をそのまま --- ただし自分なりのノウハウを加味して --- 私に伝えようとしていたに違いありません(その証拠に、生成文法の専門書とかまで教材になっていました)。時を経るごとに、恩師の偉大さを実感するばかりです。

そんなわけで、これほど素晴らしい二人の英語人の指導を受けていながら、それをきちんと活かすことのできなかった我が身の無能を、改めて実感した日でもあったわけでした。

09:41 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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