# JAT Project Tokyo 2010 と前夜(前日)祭
先週末の 9/11、JAT(日本翻訳者協会)が主催する Project Tokyo に初めて参加しました。
リンク: PROJECT Tokyo 2010
最近私が出没している JTF(日本翻訳連盟、社団法人)が、どちらかというと翻訳会社などの法人会員中心であるのに対して、JAT はその名のとおり個人翻訳者がメインで、しかもその多くが非日本人。団体の性格がこのように大きく違うので、イベントの様子も、その後の交流会の雰囲気もまったく違い、実に新鮮でした。
おまけに、その前日の 9/10 には、Project Tokyo に参加する各地の翻訳者さん(主に Twitter の住人たち)が集まるというので、昼間は横浜中華街で飲み食い、夜は渋谷でパーティと、ほぼ丸二日もたくさんの翻訳者さんたちと出会うことができました。
マルチセッション形式で私が参加したのは、
1. 煙のないところに火を起す "Pulling Jobs out of Thin Air"
(松尾譲治さん)
2. What to Look for in Translation Memory Software
(Charles Aschmann さん)
3. Felix Computer Assisted Translation (CAT) System
Ryan Ginstrom さん
4. 翻訳者のためのオフィス環境アセスメントと健康アドバイス
Yuno Dinnie さん
詳しい内容はまた改めて書くと思いますが、それぞれ有益な情報を得ることができました。セッションと言っても堅い感じがなく、非常にブロークンというか、日本で見られる典型的なセミナーと違って「参加者を楽しませよう」という空気が強く感じられました。ランチ時間には、ランチリーダーという役割の人が 10 数人ずつのグループを率いて飲食店に案内するというシステムも、その性格を反映しているようです。
昼間のセッションの合間でも、夜の交流会でも、英語と日本語の両方が当たり前のように交錯するという場に居合わせたのも、かなり久しぶりで、そのこと自体が最近の私には非常に楽しい経験でした。
昨今あまり明るい話題のない翻訳業界ですが、Project Tokyo ではずいぶん元気をもらったような気がします。
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10 日昼間の中華街オフ(参加者は 10 数人)は、私がどちらかというと闖入者だったかもしれないと後から気づいたのですが、かなり図々しくお邪魔して楽しく過ごさせていただきました。みなさん、ありがとうございます。
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