# 現在の作業環境、その4 - 常駐アプリケーションなど
IT 系を中心とする翻訳者の作業環境を紹介している本シリーズ。これまではハードウェアばかりを取り上げ、ソフトウェアについては翻訳作業に使うメインのアプリケーションをちらっと一覧しただけでした。
そこで今回は、もしかしたら参考になるかもしれないということで、メインマシンの常駐アプリケーションと、常駐はしないが起動時に自動実行しているアプリケーション、その他いくつかのユーティリティソフトウェアを紹介してみることにします。
常駐アプリケーション
秀丸エディタの「常駐秀丸」
秀丸エディタの起動が速くなる、というメリットはどうでもよくて、「クリップボードの履歴」機能を使うために常駐させています(参照エントリ: # 常駐秀丸でのクリップボード履歴)。
KillNumIns
キーボードの[Insert]キーと[NumLock]キーを無効にするだけの単機能アプリケーション。同様の機能を持つアプリケーションはほかにもありますが、Windows へのログイン時にもう作動していて不自由だったりして、結局これに落ち着きました。
Input Director
先日来書いている、ソフトウェアでデュアルディスプレイを実現するアプリケーション。もちろんこれは、メイン PC だけでなく他の PC でも常駐しています。
Dropbox
今や定番のオンラインストレージサービス、Dropbox。iPad でドキュメントを読む習慣ができてから常駐させるようになりました。
準常駐アプリケーション
Dさんの日本語じゃなきゃイヤン
こちらは自動起動 + 常駐ではなく、必要なときだけの準常駐(参照エントリ: # Dさんの日本語じゃなきゃイヤン)。
tweakdlg
小間物ですが、実に便利なユーティリティ。Windows 標準のファイル選択ダイアログを開いたときは、基本的に[詳細]表示(タイムスタンプなどまで表示されるモード)にしたいのですが、アプリケーションによっては必ず[一覧]表示に戻ってしまうものがあります(TagEditor、お前だよ、お前)。このユーティリティを使うと、ファイル選択ダイアログが自動で[詳細]表示になるので、TagEditor を使うときは準常駐になります。
自動実行アプリケーション
桜時計 (SKRWATCH.EXE)
マシンを起動するたびに、体内時計、じゃないシステム時計をネット上の時刻サーバーと同期させる定番ユーティリティ。ファイルのハンドリング上、場合によっては数秒でもタイムスタンプが違っているとよろしくないことがあるので、会社にいる頃から必須でした。
その他ユーティリティ
KeySwap
キーボードのキー割り当てを変更するユーティリティ。上に書いたように、[Insert]と[NumLock]は常駐アプリで無効にしていますが、こちらは、設定するときだけ起動して後は常駐の必要がありません([Insert]と[NumLock]もこれで無効にできるが、ログイン時に困るので使い分けている)。これで、以下のようにキー割り当てを変更しています。
[F1キー]→無効(※Excel などですぐヘルプが開いてしまうので)
[無変換]→[左Alt](※左親指の動きを少しでも楽にするため)
[アプリケーションキー]→[Tab]
最後のひとつは説明が要りますね。アプリケーションキーというのは、Windows 用 108/109 キーボードで、右の[Alt]と[Ctrl]の間にあるキー。右クリックの代わりになります。何度か書いているように、私はショートカットを多用するせいか左手が慢性の腱鞘炎。その原因のひとつが、タスク切り替えの[Alt]+[Tab]操作のようです。そこで、フットスイッチも併用していますが、このタスク切り替えのとき左手の負担を少しでも軽くするために設定しているのでした。
TaskArrange
Windows 画面下のタスクバーに並ぶタスクアイコンを任意に入れ替えるユーティリティ。タスクアイコンの並び方って、気にならない人もいるみたいですが、私はある程度決まった順になっていないとイヤなんでした(実際に不便なこともある)。ところが、Firefox などは特にそうですが、何かの処理に時間がかかったりすると、勝手にアイコンの並び順が変わってしまうことがあります。そんなときこれを使います。
02:50 午後 パソコン・インターネット | URL
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