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2010.07.09

# マシン 3 台、ディスプレイ 2 台 - 現在の作業環境、その3

1 年半前のエントリ(# 現在の作業環境)から、作業環境が少し変わったので記録しておきます。

前回は、PC 2 台 + ディスプレイ 2 台という当たり前の構成でした。

100709_pcs

左のディスプレイ(22インチW)にメインのマシンと、手前に見えているメインの白キーボード + マウスがつながり、右のディスプレイ(20インチW)にサブのノートと、奥にあるサブの黒キーボード + マウスがつながっていました。

構成が大きく変わった要因は、キーボードとマウスをソフトウェア的に切り替えられるフリーウェア Input Director の導入と、長らくゲーム専用マシンとして半休状態にあった Pentium 4 マシンの現役復帰です。

ゲーム専用の Pentium 4 マシンというのは、以前は仕事にも使っていたのですが、オンライン RPG の Everquest シリーズや、ソロ RPG の The Witcher をプレイするために、グラフィック環境をそれなりに贅沢にしたやつで、ここしばらく仕事用としては使っていませんでした。

なんでそのマシンを仕事用に現役復帰させたかというと、ここだけいきなり翻訳業界の話になるのですが、必要があって、Lionbridge の SaaS 型翻訳環境である Translation Wrokspace というものを使ってみることになったからです。

リンク: 翻訳メモリ管理 | Lionbridge の Translation Workspace™

Translation Wrokspace を使うためには、クライアントアプリケーションをローカルにインストールしなければいけないわけですが、その一部が Word のプラグイン形式になっていて、メインマシンにインストールしてみたら、どうも通常の Trados 環境に影響が出そうな気配でした。そこで急遽、この Pen 4 マシンを復活させ、Translation Wrokspace を試用しているのでした。

そういうわけ、PC 3 台にディスプレイが 2 台という変則的な構成になりましたが、Input Director がここでも活躍しました。

これまでも、見た目では完全に独立 2 系統の構成ですが、Input Director のおかげで、手前の白キーボード + マウスでメインとサブ両方の PC とディスプレイを操作できるという環境が実現していました。

ここに、復帰した Pen 4 マシンが加わります。

物理的な接続にはもちろん限界があるので、右のディスプレイはサブと Pen 4 の 2 系統の入力をハードウェア的に切り替えることにしますが、Input Director は 1 台のマスターに対して複数のスレーブを設定できるので、

白キーボード + マウス ─ メイン PC + 左ディスプレイ
 │
 └─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ サブ PC + 右ディスプレイ


という使い方ができていたところにもう 1 台が加わって、


白キーボード + マウス ─ メイン PC + 左ディスプレイ
 │
 ├─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ サブ PC + 右ディスプレイ
 │                (この 2 つは入力切り替え)
 └─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ Pen 4 PC + 右ディスプレイ

こんな系統で操作できるようになったわけでした。

いわゆるデュアルディスプレイ環境というのは、PC 1 台から 2 台分の画面を出力するので、画面は広くなっても PC にはやはり負荷がかかります。Input Director を使えば、複数の PC とディスプレイを 1 セットのキーボード + マウスで操作できるので、PC の負荷は分散されます。たいした技術です。

09:11 午後 パソコン・インターネット |

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受信: 2010/07/11 8:59:03

コメント

さすが、IT翻訳者さんの面目躍如ですね!いつもPCに振り回されている私としてはうらやましい限りです。確かにWord のプラグイン関係でTradosがおかしくなることが多いですし、デュアルモニターだとPCに負担がかかるのも(時々まばたきするみたいにメインディスプレイが真っ暗になったりするので)実感しています。自分にはとてもまねはできませんが、環境の整え方としてとても参考になりました!(って完全には理解できてないし@@;)

投稿: テデスコ | 2010/07/10 11:54:40

ディスプレイ2枚だと、正面を向くことがなくなり、体が曲がったりしませんか?真ん中に縦置きでもう一枚、とか・・・。

投稿: Yoshi | 2010/07/10 20:41:15

僕はネットブック信者になりました。最近のネットブックは、3万円クラスでもデュアルディプレイにも耐えられる性能があるので、自宅外でも翻訳をする人にはかなりお勧めです。

投稿: curiouser | 2010/07/12 2:22:24

私は以前はノートPCを辞書専用機にして側に置いていましたが、視線を移すのがきつくなってからは一画面のみの作業にしました。
「お絵描き」が趣味の次女は、アームの先に大きな液晶タブレットを付けてマルチ・モニターにし、翻訳のときには液タブ側に辞書や参考資料を表示。お絵描きのときには角度を変えてぐっと前に出して使っています。
なんか、液タブがせり出してきている時間の方が多いような・・・(^^;)

投稿: 洒微 | 2010/07/12 11:11:36

> 時々まばたきするみたいにメインディスプレイが真っ暗になったりする

私も一時期、USB 経由で 1 台の PC からデュアル表示していたことがありますが、やはりときどきちらつきました。

> 体が曲がったりしませんか?

どうでしょう。身体全体の姿勢とか視線の移動とか、その辺りはあまり気になっていませんが、自覚がないだけで負担になっているのかもしれませんねー。

投稿: baldhatter | 2010/07/12 13:13:16

> 最近のネットブック

ネットブックだと画面が小さくありませんか? 在宅時には外部ディスプレイにつなぐのかな?

投稿: baldhatter | 2010/07/12 13:30:25

> アームの先に大きな液晶タブレットを付けてマルチ・モニターに

あぁ、それかっこいいなぁ。

投稿: baldhatter | 2010/07/12 13:32:12

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