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2010.06.30

# バリアフリー?

リンク: 時事ドットコム:府省HP、91%が不十分=障害者対応で改善勧告-総務省

総務省は29日、全府省の本省と外局の計34機関のホームページ(HP)を調査した結果、対象となった計1514ページ中、91%に当たる1373ページで障害者や高齢者の利用に対するバリアフリー化の配慮が不十分だったと発表した。同省は全府省に改善を勧告した。

あら、Web サイトについても「バリアフリー」って言うの? 「アクセシビリティ」じゃないの? と思ったら、英語版 Wikipedia にこんな記述がありました。

Barrier-free (バリアフリー, bariafurii?) building modification consists of modifying buildings or facilities so that they can be used by the physically disadvantaged or disabled. The term is used primarily in Japan and non-English speaking countries (e.g. German: Barrierefreiheit; Finnish: Esteettömän rakentamisen), while in English-speaking countries, terms such as "accessibility" and "handicapped accessible" dominate in regular everyday use.

和製英語とまでは言わないものの、英語圏では使われない単語なんですね。道理で。

06:42 午後 社会・ニュース |

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コメント

確かにウェブサイトでバリアフリーっていうのはなんだか違和感がありますね。ドイツ語を英語に訳し返せば「バリアフリーダム」っていうのも面白いです。

投稿: 竹花です。 | 2010/06/30 21:19:19

> 「バリアフリーダム」

ほんとだ。ちょっとおもしろい。

投稿: baldhatter | 2010/07/04 15:34:50

以前、今のかたちの前の翻訳フォーラムでもめまくったトピックなので、あまり表に書きたくないですし、ウィキの英語版の議論にも参入したくないですが、歴史的に見るということを忘れてしまっているんだと思います。

ひとことでいうと、アクセシビリティという、いってみれば、ユニバーサルデザイン系の用語が生み出される前の用語というふうに少なくとも私は理解しているということです。実際に多数の用例を90年代には現認しています。ニホンは、その前に、語彙&概念をセットで輸入しちゃったということで、これは、和製英語でも何でもないというのが、私の見解です。でもって、実は、おさわがせのジェンダーフリーも似たような側面があって、これも、和製英語でも、フェミニズム方面で主張されることの多い英語の訳しまちがいでもなく、教育現場等の特定の文脈において「~から自由な」というかたちで使われていたのを、カタカナ大好き行政が標語として採用してしまったということなんだと思います。~freeって、「~がない」だけではなく、context freeみたいな場合には、~にしばられない、という意味にもなるんですよね。これも、初期の用語の定まらぬ時代の語彙の「失敗輸入」でしょう。

barrier freeにせよ、特定場面でのgender freeにせよ、あまりポピュラーでない時代のことって、英語ネイティブの多数は、全然、フォローしてないんだと思います。でもって、概念がポピュラーになってからしか知らないものだから、barrier freeなんて知らないaccessibilityだとか言い出すことになる。そういうはなしだと、私は思っています。

ともかく、ウェブが盛んになる90年代前半以前の過渡期の用語をウェブ検索で検証するのは、すごくむつかしいと、すでに2000年代のはじめに感じたことを思い出しました。

そういう経緯を踏まえたうえでの、私の見解ですが、もう、堂々と、バリアフリーでいいんじゃないですか。英語の側の用語の変化に、日本語がついていかなきゃならないなんてことはないのだし、むしろ、いち早く輸入した勲章のようなものではないでしょうか。大切なのは、経緯を明らかにしておくこと、使いたい人は、アクセシビリティでも、もっと日本語そのものの用語でも、その概念を自分の使いたい表現で発信する余裕を持てること……なのではないかな、と。

投稿: Sakino | 2010/07/20 23:34:04

ドイツ語で残っているというのは、おそらくは、日本が輸入したのと同時期にドイツも輸入したということなんだろうと思います。それにしても、英語圏ネイティブたちの健忘症にも困ったもんです。私が見ていた限りで最後まで残っていたのは、バス(乗り物のバス)でした。滞在した街が、比較的公共交通の発達していた街だったので。建物に関しては、accessibleだったと思います。

今でも、検索すれば、山ほど出てきますし、上記に書いたような経緯を伺わせる記述もすぐ拾えるでしょう。

Whether you call them barrier free plans, universal design plans, lifestyle homes, wheelchair plans, aging in place home plans, accessible home plans. They all fall under the same specifications established by the Center for Universal Design (CUD) at North Carolina State University.

というのは、ユニバーサルデザインの本家で元祖でおおもとのNorth Carolina State UniversityのCenter for Universal Designのサイトの記載です。ウィキの英語の記載は、明らかにヘンテコリンです。
http://www.barrierfreedesigns.com/

投稿: Sakino | 2010/07/20 23:43:36

> 歴史的に見るということを忘れてしまっている

なるほど、それは肝に銘じておきたいと、このコメントを読んで思いました。特に私などは、

> ウェブが盛んになる90年代前半以前の過渡期の用語をウェブ検索で検証するのは、すごくむつかしい

ここ、容易に陥ってしまいそうです。

投稿: baldhatter | 2010/07/28 7:45:30

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