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2010.04.10

# 学習塾の仁義なき戦い

リンク: ライバル塾の「灘中模試」盗用…希学園、浜学園に謝罪 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

あぁ、これはいけませんねー。

塾屋としての意地とか矜恃はなかったんでしょうか。

有名進学塾「希(のぞみ)学園」(本部・大阪市淀川区)が、ライバルの進学塾「浜学園」(本部・兵庫県西宮市)作成の灘中学受験生向けテスト問題を盗用していたことがわかった。希学園は盗用を認めて浜学園に謝罪し、「二度とこのような問題を起こさぬよう、体質改善に全力で取り組みたい」としている。
関係者によると、盗用されたのは、浜学園が2008年度に作成・使用した「小6合否判定テスト」と「灘中オープン模試」の理科。希学園は09年度、全問または一部の問題をテストに使用していたという。両塾に掛け持ちで通う児童の指摘で発覚。浜学園が「著作権侵害にあたる」と主張し、希学園は今年3月25日付でホームページにおわび文を掲載した。
希学園は、浜学園の元学園長らが1992年に開設。両塾は難関校の合格実績を競い合っており、今春の灘中合格者数は、浜学園が82人、希学園が46人だった。

学習塾や予備校のテスト問題というのは、作問専属の部署がある場合と、一定以上の実力のある先生が持ち回りで作成を分担する場合があります。で、持ち回りの場合であれば作成者にはそれなりの作問手当も出るはずなんですけど、この塾はどうだったんでしょうね。専門部署だとしたら職務怠慢ですし、後者であればプロ意識が欠如しています。

しかも、ただのテストではなく、「灘中模試」というのは、この塾にしてみればいわば最大の看板商品でしょう。私も以前の勤務先で、同じような「○○中模試」の作問を経験したことがあって(私は国語でしたが)、たしかに普通のテストよりプレッシャーも大きい。でも、看板商品にこういう形で傷をつけてしまったら、ダメージはもっと大きいに違いありません。

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最後のパラグラフに書いてあるように、学習塾や予備校の世界では、分裂とか独立とかけっこう頻繁です。景気のいいときであれば、分裂してもそれぞれに生徒と父兄がついてくるので両方とも存続できますが、親の財布の紐がきついときは、分裂の影響で元の組織が崩壊したり、あるいは共倒れなんかも起きたりします。

かくいう私の元勤務先も、首都圏の塾業界ではわりと有名な分裂騒ぎを繰り返したあげく倒産しています。分裂していった方たちも、その後はあまりいい目を見ていないようです。

02:06 午後 社会・ニュース |

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コメント

「盗用」というか「無断使用」といったほうがしっくりきます。

どのぐらい流用したかの程度の問題ではないでしょうか。市販の学習参考書や模試問題を参考にして、マイナーチェンジを加えて(パラメーターを変えたり、設問の視点を変えたり)、問題を作成するケースは多そうです。

投稿: curiouser | 2010/04/10 17:41:14

> 市販の学習参考書や模試問題を参考にして、マイナーチェンジ

日常的な授業で使うプリントなどではその手もよく使いますが、テスト問題、ましてこのような看板になる模試では「完全新作」が原則ではないかと思います。量や程度にかかわらず、流用は不可です。少なくともウチはそうでしたし、直接間接に知っている他の塾や予備校でもそうでした。

投稿: baldhatter | 2010/04/10 21:27:50

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