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2010.02.24

# 黒鉄ヒロシの『坂本龍馬』

漫画家としてメジャーなのかマイナーなのかいまひとつ判らない、少なくとも最近のテレビではロボコンのコメンテーターとして見かけることのほうが多い気もする黒鉄ヒロシ。その彼に、実は歴史モノの作品が多いことは、案外知られていないようです。

しばらく前にそのひとつ『新選組』を読んで、歴史的考察と筆力に圧倒されたのですが、昨日本屋さんに行ったら、こんなのもあったんでした。

今はちょうど、どこの本屋さんにも龍馬コーナーがありますが、この 1 冊を置いてあるところはもしかしたら少ないかも(武田鉄矢の本ならたいてい並んでるみたいですが)。

実は、黒鉄ヒロシ本人が土佐高知の出身です。だから、その分の思い入れは当然この作品にも表れているわけで、むしろそれがありすぎたせいで『新選組』に及ばなかったのかもしれません。

絵にも言葉遣いにもちょっと(いや、かなり)クセがあるので好みは分かれるでしょうが、独自の(贔屓目も含めた)歴史観・世界観と、黒鉄ヒロシ流ユーモアの融合、そしてそれを成り立たせている画力は見事です。

こらちが、姉妹編とも言うべき『新選組』です。

【追記】
エントリをアップしてから調べてみたら、「文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞」を受賞してるんですね。何だ、有名だったのか。

03:36 午後 アニメ・コミック・サブカル |

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コメント

買っちゃいました、2冊とも。こちらのリンクからAmazonで。それがようやく一昨日届き、昨日から読み始めてます。
確かに「読み応え」満点。ベッドに横になっていると持ってる手がだるくなります。
黒鉄ヒロシが土佐出身とは知りませんでした。クイズダービーでの「大穴」っていうのははっきりと憶えてたんですけどね。

投稿: Jack | 2010/03/14 12:46:12

> こちらのリンクからAmazonで

それはそれは。お買い上げありがとうございます :)
この 2 冊のほかに、幕末の暗殺をいくつか取り上げた『暗殺』というのもありますが、こちらは黒鉄マンガより歴史考証の比重が大きすぎる感じがしました。

> クイズダービーでの「大穴」

あ、それ懐かしー。

投稿: baldhatter | 2010/03/15 20:42:12

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