# 草津で温泉療養~その1
だいぶ出歩けるようにはなったものの未だ完治には至っていない足の治療ということで、10/12 ~ 14 に上州草津温泉に行ってきました。
草津は 13 年ぶり。変わっているところも、変わっていないところもありました。
まずは草津の顔、「湯畑」。さすがにここは変わっていません(周囲に足湯ができたりして細かい変化はありましたけど)。連休最終日のお昼過ぎですが、人がいっぱいでした。湯畑のすぐそばにセブンイレブンができているところも以前と違いましたが、さすがに景観に配慮したらしく看板は独自の茶系になっていました。
以前は見かけた記憶のない注意書き......。こんな熱いところに入った(入ろうとした)方がいたんでしょうか。
温泉街と言えば、この湯気。湯畑から「西の河原」に向かう、いわば草津のメインストリート。
さて、草津といえば町民のみなさんが日常的に使っている共同浴場が有名です。
これが前回 1996 年に訪れたときの案内図。裏写りしていてちょっと見づらいのですが、温泉マークのあるところが共同浴場です(18 か所)。
ところが、最近は観光客のマナーが悪くなったので、利用を制限する動きが出てきている、そんな話だけはニュースで知っていたのですが ---
足ふきマット、体重計、壁掛け時計――。過去に盗まれた備品の数々だ。脱衣場で深夜に飲食する者も後を絶たない。数人で宴会を開いて大声で騒ぎ、隣接する宿や民家に迷惑をかける。女風呂を平気で占拠するカップルにも悩まされる。これをやられると地域の女性は入浴したくても入れない。最近は洗い場に大小便を垂れ流していくやからまで出る始末。問題外の行為に地域住民はがくぜんとさせられている。
(2007年12月の朝日新聞)
今回行ってみたら、「観光客が利用できない時間帯」が設けてあるだけで、とりたてて観光客の利用が禁止されているということは(少なくとも未だ)ありませんでした。ところが、観光用の案内マップ等ではさりげなく限定しているようでした。
これが今年の観光マップ。「白旗の湯」、「千代の湯」、「地蔵の湯」、「熱の湯」の 4 つだけ(角丸四角の囲み)しか書かれていません。今回残念だったことのひとつがこれなのですが、地元住民の生活の場でもある観光街がとる自衛手段としては、ごく穏当でしょう。
私が好きな共同浴場も今回の地図からは消えていましたが、記憶を頼りにちゃんと入ってきました。あえて名前は書きませんが、13 年前には新築でまだ木の香りがするところでした、と書くと草津に詳しい人なら判るかも。
お湯はもちろん、 熱かった です。
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コメント
野暮なことを書くと、このすばらしい泉質の「水」が流れゆく先に計画されているのが八場ダム^^;。もちろんその上流で大量の石灰が投入されて中和され、生じる沈殿はソレ用のダムにためる。もういっぱいいっぱいなので浚渫しているのだけれども、今度は、浚渫したものを持って行く先で苦労。ということで、ニュースを見るたびに草津に思いをはせていたのですが^^;。
ゆっくりできてよかったですね。
投稿: Sakino | 2009/10/21 21:12:40
そう、あの辺は八ツ場ダムの渦中にある場所なんですよね。温泉街ではそうでもありませんが、最寄り駅周辺では幟みたいなものも見かけました。
投稿: baldhatter | 2009/10/23 13:18:16