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2009.09.12

# 速読の人たち

便乗 x 2 企画。ネタ元はこちら。

リンク: 読むスピード: Buckeye the Translator

リンク: Party in My Library: 翻訳者と速読

速読の人としては、たとえば養老孟司や小飼 弾氏などが有名どころ。

私自身は、たぶんごくごく平均的な速さでしかないわけですが、いわゆる「速読術」にあまり興味を惹かれないというところは Jack さんと同じです。それより、「誤字・脱字を見逃さない速読技術」なんてものがあれば、そちらを知りたいと思っています。

Buckeye さんが使ってみたというのと、もしかしたら同じかもしれませんが、最近は速読の測定をするサイトなんてのがあります。当然ながら、速読術を売りにしている企業さんのページなわけですが、そこで出る結果と評価がなかなか笑えます。

テキストになっているのは、夏目漱石『こころ』の冒頭ちょうど 480 文字。これを読むのにどのくらいの時間がかかるとどんな評価になるのかを、以下にまとめてみました。

----------------------------------------
90秒(=960 320字/分) レベル C
小学生高学年レベル

30秒(=960字/分) レベル B
日本人の平均読書速度

20秒(=1440字/分) レベル B+
有名校合格者の読書レベル

15秒(=1920字/分) レベル A
東大・早慶、有名校合格者の読書レベル

10秒(=2880字/分) レベルAA
学生での最高範囲。学習能力は高く確実に上位クラス

5秒(=5760字/分) レベルAAA
名門大学でエリート的学生や多読する知識人の中に稀に存在する読書速度。
試験と名のつくもので効果を感じるレベル

4秒(=9600字/分) レベルS
司法試験のような最高レベルの試験にも効果を感じるレベル
----------------------------------------

もちろんこれは、たぶんに「釣り」の要素を含んでいると想像されますが、自分の知ってる範囲で言うと、そう的外れな表現ではないようにも思います。

08:49 午前 書籍・雑誌 |

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コメント

読むスピードを測ってくれるサイトなんてあるんだ。私は単に、読んだ時間と文字数をはかっただけでした。

んでまあ、評価がホントかどうかはわかりませんが、ともかく、その評価だと、スペック的に私は平均ってことになるんですね(爆)

投稿: Buckeye | 2009/09/13 9:40:07

> 私は平均ってことになるんですね

Buckeye さんは「2000文字/分弱」って書いてあったから、それなら「レベルA」に該当して、なるほど妥当な判定かなと思ったんですけど。

たしかに、7 段階のちょうど真ん中ですね。つまりレベルAの上にまだ 3 レベルもあるところが、この広告の味噌なんだな。

投稿: baldhatter | 2009/09/13 9:55:29

完全に平均以下です。
レベル C 320/分ぐらいだと思います。
速く読めるものなら読みたいです。

投稿: 竹花です。 | 2009/09/13 13:08:40

> 320/分

と言ってさりげなくエントリ中の計算ミスをご指摘くださるところがニクいです。直しました。

投稿: baldhatter | 2009/09/13 13:38:03

>世の中には本を読むのが異常に速い人がいる。厚手の単行本でも2時間ぐらいで読み終えてしまう。
と「ネタ元」にありますが、この速度でもAAどまりですね。その上があるところが広告の味噌、なるほどです。で私も速読術なるものには全然興味ナシというか頭から信用してません。好きで読んでりゃ嫌でも速くなるんだし。読む速さで得をすることもあるにせよ、活字中毒は不健康かつ世間を狭くする。そんなマイナスなしにメリットだけ手に入りますよ、というのがセールスたる所以なのでしょうけど。

投稿: ハーブ | 2009/09/13 14:41:56

私もやってみました。たぶん、1行ずつ読むとレベル A、2行ずつ読むとその1つ上なんじゃないでしょうか。この内容じゃ、少なくとも前半は、2行ずつ読むのは無理な気がします。つまり、2行ずつに切り替えればレベルAAになるということですが、理解度はゲロゲロ。

速読のメカニズムを知りたければセカチューをしらっと読めばよいのかもしれません。数行ずつ読んでる自分を発見して、びっくりしたことがあります。実は、文字を使うしごとをしている人って、いつのまにかできるようになっちゃってるのかも、という気がします。ただ、それを読書と呼ぶためには、それが、「予備知識があるセカチュー」的なものである必要があるような気がします。速読って、読むべき箇所を特定するためにあるんじゃないかなぁ、という気がするんですが。(実は、速読のメカニズムって、全然ちがうものかもしれませんが。)

投稿: Sakino | 2009/09/13 23:26:20

そうはいっても、本はゆっくり読みたいです。もったいなくって一度にちょっとしか読めないような本も心に残ります。(この前、人からいただいて読んだ「キジバトの記」がそんな本でした。←すみません、本そのものは、適宜スルーしてください)。

投稿: Sakino | 2009/09/13 23:37:14

面白そうなので、私もやってみました。
速く読もうと思わずに、ごく普通に読んで636文字でした。
また別の計測サイトでは646文字でした。ただ、そこでは日本人の平均読書速度は400~600字となっておりましたが。
まぁ、この読書速度でもちゃんと志望大学に受かったし、これまで仕事上でもまったく問題なかったので、いいんですけど、ほんと、誤字、脱字をどうにかしたいですね。
それからネットの資料読みでは、関係のないページに迷い込む癖が一番の問題です、私の場合、、、。

投稿: ks | 2009/09/14 5:53:05

> 1行ずつ読むとレベル A、2行ずつ読むとその1つ上

読むことに慣れている人はたいていそうだと思うんですが、文章の内容と用途によって「1行ずつ読む、複数行ずつ読む」さらには「段落ごとブラウズする、ページごと把握する」と、読み方を変えているんだと思います。

小学生に国語を教えている頃ですが、読むのがほんとに苦手な子は、3~4年生くらいでも文字単位でしか言葉を追えていないことに気づきました。

投稿: baldhatter | 2009/09/14 10:19:54

> 好きで読んでりゃ嫌でも速くなるんだし

読むスピードが一定以上速い人は、だいたい同じこと言うんですよね。「特別なことはしてません」とか ^^; そんなもんだと思います。

投稿: baldhatter | 2009/09/14 10:21:48

> それからネットの資料読みでは、関係のないページに迷い込む癖が一番の問題

あはは。たしかに「速度要因」という意味ではそれも大きいですね。

投稿: baldhatter | 2009/09/14 10:23:25

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