« # Humpe Humpe の Yama-Ha | トップページ | # アダプト/アドプト、ふたたび »

2009.08.17

# よしだたくろう、のこと

つい最近も体調を崩してニュースになりましたが、よしだたくろうは、私の音楽ヒストリーの中ではちょっと特殊な位置にあるようです。

Jack さんのブログで「夏休み」のムービーを見たせいで、どうしても聴きたくなった 1 枚があります。

このアルバムを買ったのは中学 1 年生の、まさに夏休みのことでした。

リリースは 1971 年のことなので、私が買ったのはその 3 年後だったことになります(たぶん当時の価格は 1,500 円)。当時、ギターをコピーするために相当繰り返しかけたので、今プレイヤーで再生してもきっと音はシャリシャリでしょう。

というくらい、これを買ってしばらくはよしだたくろうが大好きで、その翌年に「つま恋コンサート」なる一大イベントが開かれると知ったときには、自由のきかない中学生の身を激しく呪ったものでした。

ところが、その後日本のフォークソングは、"ニューミュージック" とかいうものに変質していき、よしだたくろう自身の曲もずいぶん変わってしまいます。

※この辺りの変化について、私の実感と実際の音楽史は少し違っているかもしれません。『オン・ステージ!! ともだち』の中のよしだたくろうが 1974 年の時点ですでに過去のものであり、私が聴き始めた時代にもう "ニューミュージック" 化は進んでいた、と考えるのが正しいのかも。『シンシア』(74 年)とかね。※

で、私の好みも、この頃もっと熱かった泉谷しげるとか、サウストゥサウスとか四人囃子とか、そんな方向にどんどん変わっていって、よしだたくろうとはすっかり縁が切れてしまいました。

今回、実に 35 年ぶりに『オン・ステージ!! ともだち』を全曲聴いています。

前半は全体にコミカルな構成。曲間のおしゃべりは今聴いても楽しいし、『青春の詩 』の替え歌「老人の詩」とか、なんちゃってレイ・チャールズの「わっちゃいせい」とか、今ではもうありえないようなノリがしっかり伝わってきます。昔も大好きだった『起きてても』という曲では、歌い始めてから思い出したようにおしゃべりを始めるというスタイルが新鮮で、文化祭のときのステージではさっそくパクったりしました。

「夏休み」~「面影橋から」~「イメージの詩」~「ともだち」と続く後半は、やはり素晴らしいクォリティです。

ところで、語りの中に「私があと 30 年生きていたら」みたいなセリフがあって、ちょっとハッとしました。いつしか吉田拓郎本人はその年数を生きてしまったわけなのでした。最近の彼の曲はまったく聴いていませんけど、やはり元気に復活してくれるといいなぁと思います。

09:04 午後 音楽 |

はてなブックマークに追加

« # Humpe Humpe の Yama-Ha | トップページ | # アダプト/アドプト、ふたたび »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: # よしだたくろう、のこと:

コメント

「どうしてこんなに悲しいんだろう」が妙に思い出されます。深夜放送の番組のバックにいつも流れていたからかな? 学校の授業か課題かで作った粗末なラジオのダイヤルを回すといろんな局からいろんな人の声が聞こえてくるのがメチャメチャ嬉しかった!

テレビ(時にラジオ)のプロ野球中継終了からラジオの深夜番組開始までが、中学時代のごく短い家庭学習時間でした(ほとんどゼロ?)。

注: 親には、「ラジオを聞きながらの方が勉強しやすい」と言い返していたように記憶。これぐらいの(大)ウソは許容範囲でしょう。

投稿: あきーら | 2009/08/17 23:48:24

> ラジオを聞きながらの方が勉強しやすい

中学~高校の頃は、今では考えられないくらい毎日ラジオばっかりでしたねぇ。そういう時代の音です。

投稿: baldhatter | 2009/08/19 14:49:14

この記事へのコメントは終了しました。