# Something is technically wrong
09:00 午後 パソコン・インターネット | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
翻訳するとき、外国の地名は訳出することも英語ママのこともあるわけですが、複数の辞書で表記に揺れがあったり、小さい地名だと普通の辞書には載っていなかったりして苦労させられます。そんな状況の救いになるかも、という Google マップの新機能。
リンク: Googleマップの世界地図、海外地名がカタカナ表記に - ITmedia News
「世界大地図帳」を出版する平凡社地図出版とパートナーシップを組み、同社の地図データベースにある3万数千の地名情報を地名をGoogleマップに反映した。/Wikipediaなどネット上のデータも利用。スペルの読み方を学習させた同社独自の片仮名化エンジンを利用したり、手動でも入力した。
Google 依存度が高くなるのは必ずしも喜べませんが、「平凡社地図出版に依拠しました」みたいに、どこでもいいから 1か所、準拠するところがあると助かります。
01:35 午後 パソコン・インターネット 翻訳・英語・ことば | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
本日は、視覚的に楽しいネタをもうひとつ。
ネタ元: これだけあれば色に困ることがなさそうな色鉛筆500色セット - GIGAZINE
ふつうに考えれば 50 色だって十分多いんで、500 色なんて、その数だけで愉快になれます。発売元の専用サイトはこちら。
リンク: FELISSIMO 500色の色えんぴつ|フェリシモ
ここの「500 色図鑑」が、かなり楽しめます。
全 500 色をそろえると 36,000 円。もちろん安くはありませんが、このスケールを考えればそれほどべらぼうという額ではありません。
1 色あたり 72 円。
中国製と書いてあるので品質はどうなのかなと思いましたが、この値段だけから察すると、小学生が普通に使う色鉛筆とトントンくらいです(三菱のスタンダードタイプが 12 色 840 円 で、1 色あたり70円)。ということは、品質が悪いということはなさそうですが、500 色という数がスゴいだけで、タッチとか書き味は、あくまでも普通の色鉛筆なんだろうと想像されます。
画材店に行くと、もっと高い特殊な色鉛筆のシリーズがあって、ファーバーカステルとかホルベインなどは 1 色 200 円以上が当たり前。同じ三菱が出している「ペリシア」というシリーズなど(これは油性色鉛筆ですが)、1 本 340 円くらいになります。
あぁ、そう言えば、しばらく前から「大人のための塗り絵」だかがブームなんでしたっけ? この辺も、その余波なのかな。
私らが子どもの頃、「塗り絵は子どもの想像力が育たなくなるからイカンのよ」と言われていた気もするのですが、そっか。大人になっちゃったらもう、「想像力を育て」たりしなくていいんだ。
04:12 午後 文化・芸術 | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (0)
12:10 午後 パソコン・インターネット | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
テキスト入力機能の付いた電子辞書も出たし(# ついに出た! テキスト入力機能付きの電子辞書)、ドコモの HT-03A もちょっと気になったりしてましたが、これはかなり決定打かも。
リンク: シャープ、電子辞書型ネット端末「NetWalker」 Ubuntu搭載、3秒で起動 - ITmedia News
主なスペックはこんなところ。
サイズ: A6サイズ、約409グラム
メインメモリ: 512MB
ストレージ: 4GBフラッシュメモリ()ユーザーエリアは約2GB)
OS: シャープカスタマイズ版のUbuntu 9.04
プレインストールソフト: OpenOffice.org、Firefox、Thunderbird
インターフェース: 無線LAN(IEEE802.11b/g)、USB x 2
こんだけあれば、どこでも仕事できますぜー。
【追記】
とは書いたけど、このサイズのキーボードで長時間の入力は無理かもな。
08:09 午後 パソコン・インターネット | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
CHARADE さんのエントリでもうひとつ、
この14タイトル、213曲(217テイク)のリマスター版が全世界で同時発売されるという
この曲数を見て思い出したことがありました。私が中学生の頃、片岡義男が訳した『ビートルズ詩集』というのが、角川文庫から出ていたのですよ。
こちらのブログによれば、全訳ではなく 156 曲の訳詞だったそうです。
リンク: ビートルズ詩集 - ある音楽人の日乗
あの頃から訳詞というものはそれほど信用してなかったのですが、この本はたしか巻末にビートルズのディスコグラフィーが載っていたんでした。今より情報が少ない時代だったこともあって、アルバムを買うときのリファレンスとしていちばん活用していたと記憶しています。
04:53 午後 音楽書籍・雑誌 | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (1)
ときどきコメントをくださる CHARADE さんのところで、嬉しい音楽ネタが続いています。なぜだか、CHARADE さんのブログにコメントを付けられないので、こちらで紹介することにしました。
吉田拓郎の本を読もうとはあんまり思わないのですが、
文庫本の解説を重松清が書いているが、これも人選を誤ったような気がする。渋谷陽一とか富澤一誠とかに書いてほしかったな。
この点は全面的に賛成です。
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ビートルズのリマスターは、私もかなり前から気になってました。案内メールは来るし、Amazon には専用サイトも出来たそうで。ステレオ版とモノラル版の両方出すあたりが、マニアの財布狙い見え見えというところでしょう。
私は、かつてレコードで持っていたのをすべて CD で買いそろえたところなので、リマスターまではちょっと手が出ないかも。ちなみに、私が「そろえ」たのは、
- 本国イギリスのオリジナル盤 12 タイトル
- 『マジカル・ミステリ・ツアー』
- 『パスト・マスターズ』 Vol.1、Vol.2
- 『アンソロジー』 Vol.1~Vol.4
- 『Let It Be Naked』
そして、これ。
この Capitol Box というのは、いわゆるアメリカ編集盤のことで、収録曲や曲順を変えたりオリジナル盤未収録曲を収めたりしたタイトルです。途中からはビートルズ本人が認めなくなったため、いわゆる中期のアルバムまでしかありません。
ファンの間でも、なんとなく継子扱いされているタイトル群なのですが、私にとっては「なんとなく憎めない存在」というところ。
叔父さんから譲ってもらって初めて聞いた LP レコードがこの中の 1 枚だったということもあるし、『ヘルプ』などは、米国盤のほうが実は「サウンドトラック」として忠実で、オリジナル盤では聴くことのできない映画収録曲を聴くことができます(ようやく DVD が出たので、存在価値はいくぶん減りましたが)。
ところで、かつてレコードで持っていて、CD では今どうしても再入手できないタイトルが 2 枚あります。
ひとつは、米国編集盤の『ヘイ・ジュード』。さすがに Amazon にもデータがありませんでしたが、こんなやつです。
もうひとつはイギリスの編集版『オールディーズ』。
収録曲そのものは、その後の編集盤で聴けるようになったのですが、どちらも私の音楽経験の中で大切なもの。特に『ヘイ・ジュード』のほうは、初めて自分で買ったビートルズの LP でした。どちらも、ビートルズの黒歴史(とまで言わないか)となってしまったのか、今後も CD 化の見込みはなさそう。
もしリマスター盤にこういうレアものが付いたりしたら、負けちゃっていたでしょう。
04:10 午後 音楽 | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (1)
昨日のエントリにさっそく、めぐりさんからコメントをいただきました。
2006 → 2007 のバージョンアップではほとんど変わりがない、とタカをくくってちゃんと確認しなかった私の怠慢でした。いつも正確な記述をモットーにしているのに、お恥ずかしい限り。
念のために手元の 2007 で確認しましたが、「2. 検索機能の違い」についてはめぐりさんのご指摘どおり。それ以外は 2007 でも変わっていませんでした。
2. 検索機能の違い - 訂正版
TagEditor の名誉のために、2007 バージョンの検索ウィンドウはこれ。
[訳文のみを検索する]オプションが増えたほか、[ワイルドカードを使用する]というオプションも追加されています。使えるのは ? (任意の1文字)と * (任意の複数文字)だけですが、ないよりマシでしょう。[訳文のみを検索する]はもちろん置換機能にもあるので、訳文だけの置換も可能になっています。
そしてもうひとつ。[タグの内容を検索する]も追加されたことに注目。やっぱり、この機能の要望はあったようなのでした。
10:18 午前 翻訳・英語・ことば TRADOS | このエントリ | コメント (0) | トラックバック (0)
続きです。
TagEditor と Word の違いといってもいろいろあるはずなのですが、ここでは私が不便に感じていることばかり書いています。
3. 訳語検索するときの挙動
訳語検索(コンコーダンス)、つまりメモリ内検索を実行すると、Word では検索語がクリップボードに格納されますが(つまりマクロの 1 ステップとして文字列をコピーしてるんですね)、TagEditor ではコピーされません。
訳語検索でヒットしなかったら別の用語集ファイルを検索したい --- こういう場面はよくあることだと思うのですが、Word だとクリップボードに検索語があるので、次の検索行動にすぐ移ることができます(秀丸エディタ上であれば、クリップボードの内容を即検索/grep できるマクロも組んであるので)。
しかし TagEditor では検索語がコピーされていないので、別の検索を行うには改めて TagEditor 上で Ctrl + C しなればならず、腱鞘炎持ちには辛いことになるわけでした。
4. コピー&ペーストの挙動
これも、単語を検索したいときにつきまとう問題。文字列をコピーしたときの挙動は、どちらにもそれぞれ困った問題があります。
Word では、段落に箇条書きが設定されていると、コピーした内容をそのまま辞書などで検索できない、という問題があります。
こんなとき、文頭の単語(Flexibility とか「パラメータ」)をコピーして貼り付けると、こうなって ---
当然すんなりと検索はできません。
TagEditor でも似たような、ただし Word のときよりなかなか気づきにくい現象に遭遇します。たとえば次のようにセグメントを開いた状態で、
この Designation をコピーし、たとえば Jamming の検索ウィンドウに貼り付けても、なぜか検索結果がゼロの場合があります。これも実は見かけだけでは判らない症状。今コピーしたばかりの内容を、そのまま Word 上に貼り付けてみると、実はこんな風になっているのでした。
なんと、Designation の前に {0> という邪魔な文字列が入っています。これ、Word 上で Trados を使っている方なら見慣れていると思いますが、セグメントの単位を区切る隠し文字なんですね。TagEditor 上ではまったく目に見えませんが、実はセグメントを開いたときには Word のときと同じ隠し文字が存在しているらしいのでした。
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その 1、その 2 と続けましたが、私が困っているのはだいたい検索に関係してくる機能や動作が多いわけでした。こういった不便さが、はたして Studio 2009 ではぜんぶ解消するのでしょうか。
11:16 午後 翻訳・英語・ことば TRADOS | このエントリ | コメント (0) | トラックバック (0)
Studio 2009 のレポートはちょっとお休み。世間の需要はまだまだ 2007 までが主流でしょうということで、実際の Trados 翻訳作業で、TagEditor を使うときと MS Word を使うときにどんな違いがあるか --- つまりは、その違いのせいで困ることが多いということですけど --- ということを書きとめておきます。
まず説明が必要かもしれませんが、TagEditor を使うか Word を使うかという選択は、翻訳者が決めるということは稀で、クライアントや翻訳会社から送られてくる作業ファイルがどんなファイル形式かで一方的に決められてしまうほうが多いようです。
つまり、FrameMaker ベースの場合は、Trados のツールで変換した rtf ファイルを Word 上で作業することになるし、HTML/XML ベースの場合は TagEditor を使うことになります(HTML/XML を直接開くこともあれば、バイリンガル形式の中間ファイルである ttx が支給されることもある)。
1. タグデータの違い
Trados 翻訳につきものと言えるのがタグ。Word 上では、タグは特殊なスタイルが設定されているだけの通常の文字列です。たとえば、
このように文中に出現する赤いタグ(内部タグ、などと呼ぶ)の場合は tw4winInternal というスタイル設定で、文字色は赤。Word をお使いなら想像できると思いますが、このタグの直後に訳を入力しようとすると、直前のスタイルを受け継いでしまうので、入力した文字列は訳文ではなくタグの一部としてメモリに登録されてしまい、よろしくありません。ここんところは、たぶん Trados を使い始めて最初の頃に注意するよう指示されると思います。
通常の文字列なので、削除もできてしまうという危険性があります。
これに対して、TagEditor のほうは Trados 専用ツールだけあって、タグが特殊処理されていて、書式を引きずってしまうことも、削除してしまうこともありません。
そんなわけで、タグ付き文書を扱うには TagEditor のほうが便利なのですが、逆に TagEditor では文字列でないためにタグ自体を検索することができない、という欠点があります(イタリック指定のタグだけ検索したいとか、そういうことがあるのです)。
2. 検索機能の違い
TagEditor の検索/置換機能がいかに使いものにならないかということは、以前すでに書きました。
リンク: # TRADOS - TagEditor の検索/置換機能
今回はもっと笑える話。
たとえば、原文では "KB" という単位が使ってあり、訳文ではこれを「KB」ではなく「キロバイト」と表記しなければならない規則になっている。そこで、訳文に「KB」が使われていないことを検索したい、とします。
こんなとき、Word 上では原文が隠し文字、訳文は通常文字になっているので、検索ウィンドウで書式オプションを指定すれば、訳文の中に「KB」がないかどうか、すぐに確認できます。ところが TagEditor ではそんな区別ができないので、検索しようとするといちいち原文中の「KB」も引っかかってしまう。
さて、TagEditor のウィンドウ下部にはこんなタブがあって、実は「原文のみ表示」と「訳文のみ表示」を切り替えることができます。それなら、「訳文のみ表示」した状態で「KB」を検索すればいい、と普通は考えるわけですが、これを実行するとどうなるか。なんと、
表示は訳文だけになっていても、見えない状態で存在しているらしい原文の該当箇所にヒットする
のです。判りにくいですが、上の例で言えば、訳文の中に「KB」が使われていなくても検索で該当なしとならず、見えない原文にヒットすることになり、この場合の目的には使えないわけです。Trados をお持ちの方はお試しください。
その 1 はここまで。
10:37 午後 翻訳・英語・ことば TRADOS | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
リンク: 時事ドットコム:「オリエント急行」年内廃止=コスト高、126年の歴史に幕-英紙
【ロンドン時事】22日付の英紙インディペンデントによると、アガサ・クリスティの推理小説でも知られる夜行列車「オリエント急行」の運行が、今年12月に廃止される。戦争による停止や路線変更など曲折を経ながらも欧州鉄道史に輝かしい足跡を残してきたが、夜行のコスト高もあり126年の歴史に幕を下ろすことになった。
オリエント急行は1883年に運行開始。1930年代の最盛時には仏パリとトルコのイスタンブールを結んでいたが、第2次世界大戦後は自動車や飛行機の発達で縮小の一途をたどり、2001年にはパリ~ウィーン間に、07年には仏ストラスブール~ウィーン間に短縮された。
12月12日午前8時59分ストラスブール着の列車を最後に、時刻表から完全に姿を消す。(2009/08/23-05:31)
こうなったら、誰か書くしかないでしょう。12 月 12 日の最終便を舞台にした、
『オリエント急行廃止殺人事件』
国名シリーズ特別編ということで有栖川有栖。アリスと火村教授が乗ることになりますね。鉄道模型好きということで森博嗣も候補か。そうなると、犀川・萌絵コンビ。
この際、青山剛昌でもいいや。
02:26 午後 社会・ニュース | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (2)
リンク: Xbox 360の故障発生率は54.2%、米ゲーム雑誌がアンケート調査 - Technobahn
参考の数値として、「PS3の故障発生率は10.6%、Wiiは6.8%」なのだそうで、さらには、
また、一度修理に出して再度、故障が発生した経験のある人は、Xbox 360で41.2%、PS3で14.7%、Wiiで11%と、Xbox 360の場合は一度修理に出しても再度、故障が起きる可能性が非常に高いことが判ったと述べている。
とか。問題は、この調査結果に対する Microsoft さんの言い分。
「マイクロソフトでは、Xbox 360は業界最良の保証を持つ最高のゲーム機であると考えております。マイクロソフトでは常に、ゲーム機本体のデザイン、製造工程、パフォーマンスの見直しを続け、潜在的にあらゆる問題が起こらないように厳密なテストを繰り返しています。その結果、Xbox 360は『もっとも遊ばれてるゲーム機』のタイトルを維持することができ、多数のゲーマーの方から圧倒的な支持を集めています。もし、Xbox 360に問題が起きた場合は、マイクロソフトにご連絡いただくか、www.xbox.com/supportのウエブサイトで問題の対処方法を参照することができます」
ほとんど、あるいはまったく根拠のない自画自賛を並べるのは、こういうときの常套手段ではありますが、それにしてもこの短い文章の中に、
「業界最良」
「最高のゲーム機」
「あらゆる問題が起こらないように」
「もっとも遊ばれてるゲーム機」
「圧倒的な支持」
と並べられては、別にアンチでなくとも白けてしまうでしょう。
ちなみに、その Microsoft さんによる翻訳スタイルガイドでは、
永久、永遠
完全、完璧
最高、最大級
世界一、第一位、トップをゆく
という "誇大表現" は避けるように指示されています。
そういえば、少し前に、「IT翻訳者の疑問」さんも、こんなエントリを書いていらっしゃいました。
リンク: 2009-08-11 - [Linguistic Reviewerの疑問]大げさな形容詞もきっちり訳出すべき?
11:55 午前 翻訳・英語・ことばアニメ・コミック・サブカル | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
宇宙と地球と人類の歴史をわかりやすく見せる手としては、年表にするという方法が有名ですが、こちらもかなり直感に訴える見せ方です。
ネタ元: 宇宙、地球、人類の歴史をピクセルで現した一枚の画像 - IDEA*IDEA ~ 百式管理人のライフハックブログ
見た目はちょうど昔の LP の風情で、全体が黒、真ん中が青のレーベルになってます。このまんまレコードにして、環境音楽でも収録したらおもしろいなぁ。
09:05 午前 サイエンス | このエントリ | コメント (5) | トラックバック (0)
また、マスナガさんのエントリに便乗です。
ネタ元: 言葉の順番がいかに重要かを示すひとつの例 - 頭ん中
順番を変えるとだいぶ印象が違う。
* 今大事なのは仕事 いつも大事なのはお前
* いつも大事なのはお前 今大事なのは仕事
文の前半と後半を入れ替えただけでこんなに差が出るということで、元は実に味わいの深い、いい話なのですが、私はこれを読んでとっさに、
「今/いつも」 と 「仕事/お前」
の組み合わせを間違えたらどうなるだろう、と思ってしまいました。つまり、この名言をいいかげんに記憶していて、うっかり言い間違えたら、きっと大変なことになるだろうな、と考えたわけです。
* 今大事なのはお前 いつも大事なのは仕事
* いつも大事なのは仕事 今大事なのはお前
ほら。前者だと、ちょっとしたカタストロフが予想されますよね。元ネタの 2 番目より、たぶんマズイ展開になる。
ところが意外なことに、後者はシチュエーションによってはアリかもしれないのでした。
「いつも大事なのは仕事 今大事なのはお前」
これなら、<プロフェッショナルな職業意識> と、<"お前"に対する率直な気持ち> が微妙なバランスで伝わるような気がしません?
もちろん、時と場合によりけりですが。
06:21 午後 翻訳・英語・ことば | このエントリ | コメント (18) | トラックバック (1)
板倉さんのブログで紹介されていたネタ。
リンク: こうすりゃ5分で終わる映画23 - JGeek Log
ネタ元はこれ。
23 Movie Plots That Could Have Been Solved in Minutes | Cracked.com
#1 は『ダヴィンチコード』ですが、床の血文字が読めないと意味がわかりません。私は板倉さんのヒントで読めました。個人的には #21 がいちばん笑えました。
01:57 午後 映画・テレビあげ足とり・笑い | このエントリ | コメント (5) | トラックバック (0)
元ネタ: 禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # アダプト/アドプト、うーん
こんなことを書いてから数か月、とうとうお仕事の英文に出てきちゃいました、"early adopter"。
キャッチーなカタカナ語が好まれそうな文章だから、やっぱり「アーリーアダプター」って書かなきゃいけないかなぁ。
11:57 午前 翻訳・英語・ことば | このエントリ | コメント (0) | トラックバック (0)
つい最近も体調を崩してニュースになりましたが、よしだたくろうは、私の音楽ヒストリーの中ではちょっと特殊な位置にあるようです。
Jack さんのブログで「夏休み」のムービーを見たせいで、どうしても聴きたくなった 1 枚があります。
このアルバムを買ったのは中学 1 年生の、まさに夏休みのことでした。
リリースは 1971 年のことなので、私が買ったのはその 3 年後だったことになります(たぶん当時の価格は 1,500 円)。当時、ギターをコピーするために相当繰り返しかけたので、今プレイヤーで再生してもきっと音はシャリシャリでしょう。
というくらい、これを買ってしばらくはよしだたくろうが大好きで、その翌年に「つま恋コンサート」なる一大イベントが開かれると知ったときには、自由のきかない中学生の身を激しく呪ったものでした。
ところが、その後日本のフォークソングは、"ニューミュージック" とかいうものに変質していき、よしだたくろう自身の曲もずいぶん変わってしまいます。
※この辺りの変化について、私の実感と実際の音楽史は少し違っているかもしれません。『オン・ステージ!! ともだち』の中のよしだたくろうが 1974 年の時点ですでに過去のものであり、私が聴き始めた時代にもう "ニューミュージック" 化は進んでいた、と考えるのが正しいのかも。『シンシア』(74 年)とかね。※
で、私の好みも、この頃もっと熱かった泉谷しげるとか、サウストゥサウスとか四人囃子とか、そんな方向にどんどん変わっていって、よしだたくろうとはすっかり縁が切れてしまいました。
今回、実に 35 年ぶりに『オン・ステージ!! ともだち』を全曲聴いています。
前半は全体にコミカルな構成。曲間のおしゃべりは今聴いても楽しいし、『青春の詩 』の替え歌「老人の詩」とか、なんちゃってレイ・チャールズの「わっちゃいせい」とか、今ではもうありえないようなノリがしっかり伝わってきます。昔も大好きだった『起きてても』という曲では、歌い始めてから思い出したようにおしゃべりを始めるというスタイルが新鮮で、文化祭のときのステージではさっそくパクったりしました。
「夏休み」~「面影橋から」~「イメージの詩」~「ともだち」と続く後半は、やはり素晴らしいクォリティです。
ところで、語りの中に「私があと 30 年生きていたら」みたいなセリフがあって、ちょっとハッとしました。いつしか吉田拓郎本人はその年数を生きてしまったわけなのでした。最近の彼の曲はまったく聴いていませんけど、やはり元気に復活してくれるといいなぁと思います。
09:04 午後 音楽 | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
たぶん『官僚たちの夏』を見ていて唐突に思い出したのですが、1980 年代に、こんな歌があったんでした。
テレビ CM にも使われたそうなので(私は見た記憶がない)、お聞きになった方がいらっしゃるかも。
この曲と Humpe Humpe については、こちらのブログで詳しく説明されています。
参照リンク: Humpe Humpe / Humpe Humpe - なんか:かんがえて-4
10:38 午前 音楽 | このエントリ | コメント (8) | トラックバック (0)
<主語> enables <人など> to ...
みたいな文型をいかにうまく処理するか。
ってのは、おそらく翻訳のかなり初歩のうちに習得するテクニックのひとつだろうと思うのですが、ときには、「付き合ってらんねー!」と言いたくなるような原文だって、ないわけじゃありません。
つい先ほど見かけた英文でも、1 パラグラフにこんなセンテンスが 4 つも続いていました(製品名はすべて同じ)。
<製品名> enables...
<製品名> allows...
With <製品名> , you can...
<製品名> allows...
芸のないこと甚だしいと思うのですが、英文としては、こんな風に書いてもあまり抵抗ないんでしょうか。
02:18 午後 翻訳・英語・ことば | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (0)
ちょっと前に、こんな話がありました。
「だったら次は丸くなって o になる。」
近々 oPhone が出るようです。
ネタ元: iPhoneは成長の過程にあるという話 - 頭ん中
さすがマスナガさん。これって、ただの与太話じゃなかったんでした。
リンク: 【中国】中国移動、来週にも「OPhone」「モバイルマーケット」を開始 - japan.internet.com 携帯・ワイヤレス
iMac が出た前後には、名前に「アイ~」の付いた商品が山のように出回りましたが、今はいろんな "~phone" があるみたいですね。
a-、e-、u-、o-、i- の 母音はもうぜんぶ取られてる模様。
ダイヤル Q2 専用の Q-phone とか、ウェーブライダーに変形する Z-phone(ゼータフォン)なんてどうかな、と思いましたが、そんな名前ももう存在してました。
そうなると、次の狙い目はギリシャ文字あたりかな。誰でも思いつくのは、時計屋さんとタイアップした Ω-phone。意味はわからないけど、何となくかっこいいのが Σ-phone。
とどめは、電波の悪いところでファンネルをとばしてアンテナがわりにできる ν-phone。でも、使える人が限られたりして。
10:28 午前 サイエンス | このエントリ | コメント (3) | トラックバック (0)
昨日書いた「国民的」。
「全体にかかわるさま」がどうにも気になるので、いただいたコメントも受けつつ、もう 1 回続けてみました。
> はじめてきいたのは、国民的美少女コンテストでしょうか。1987年だそうです。
私も、あの言い方以前にはあまり耳にした記憶がありません。正確には「全日本国民的美少女コンテスト」というんだそうですが、歴代の優勝者の名前を見ても、少なくとも私にはまったく「かかわっ」てなどいません。
これを企画した芸能事務所あたりが、「国民全体にかかわる」ようキャンペーンを展開した、そのための標語が「国民的」だったというにおいがします(もしかしたら、戦争中の国威発揚周辺でも使われていたのかもしれませんけど、そこまでは調べてません)。
そんな大衆芸能的な押し付けが、そのまま国語辞典の語義になったんでしょうか(ちなみに、「全体にかかわる」という定義は『大辞林』でも『国語大辞典』でもおおかた同じです)。
広辞苑(ただし第 5 版)に、「~的」で終わる語は 380 あります。「的」の意味がそもそも茫漠としていますが、それでも「国民的」と同じように「全体にかかわる」という意味を持つ語はほかにもありそうです。ところが、それに近い語としても、
国際的 = 諸国家に関係を有するさま
社会的 = 社会に関するさま
などがあるだけで、全文検索しても「全体にかかわる」と定義されているのは「国民的」だけのようでした。
語義として正確を期すなら、せいぜい「広く国民に関心を持たれている」くらいじゃないかなぁ。
11:10 午前 日記・コラム・つぶやき 翻訳・英語・ことば | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (0)
リンク: レス・ポール氏が死去 人気ギターモデルの開発者 - 47NEWS(よんななニュース)
ギター小僧とかロック好きならたいていは知っているであろう、ギブソン・レスポールの生みの親。
音としては、どちらかというとフェンダーのほうが好みでしたが、高校生のとき自分で買ったのは、なぜかグレコのレスポール・コピーでした。
さて、このニュースで私が気になったのは、もちろん中黒(・)の有無についてです。
通称 Les Paul、本名が Lester William Polsfuss という方なので、カタカナで書けば「レス・ポール」となるわけですが、ギターの名前としては、少なくとも私は「レスポール」という表記しか記憶にありません。
以下、各ニュースでのギター名の表記だけ書き出してみました。
時事通信では、「レス・ポール」
朝日新聞では、「レスポールモデル」
毎日新聞では、「レス・ポール」
読売新聞では、「レスポール」
47 NEWSでは、「レスポール」
ちなみに、BARKS という音楽サイトにはギター名の記載がありませんでしたが、人名として「レス・ポール」と「レスポール」が混在してました。
【後刻の追記】
msn 産経、CNN.com、Bloomberg などが「レスポール」
MOOCS(nifty の音楽サイト)、AFP では、「レス・ポール」
ちょっと変わったところでは、
technobahn が「レスポール(Gibson Les Paul)」
CNET が「Gibson Les Paul」」
10:19 午前 音楽 | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (1)
RSS フィードを眺めていて、ふと目にとまった記事。
リンク: 第4回 ドラクエが国民的RPGになった理由 | R25
ドラクエって「国民的 RPG」だったのか。ちっとも知らなかった......
それでは、「国民的」っていったいどんなもののことを言うんだろう。
こくみんてき【国民的】
国民全体にかかわるさま。
なるほど、「国民的 RPG」というのは、「国民全体にかかわる RPG」であるらしい。
となれば、「国民的スポーツ」はすなわち「国民全体にかかわるスポーツ」ということ。野球か相撲か、それともサッカーだろうか。
「国民的アイドル」は当然、「国民全体にかかわるアイドル」ということになるわけで、日本語版 Wikipedia によれば、
近年国民的アイドルと呼ばれたのはSMAP、SPEED、鈴木あみ、モーニング娘。、松浦亜弥、上戸彩など
であるそうだ。
さて。
ドラクエもやらない、野球もサッカーもほとんど観ない。松浦亜弥、上戸彩と言われても顔すらわからない --- この条件に当てはまる日本人だって、それなりの数はいるんではなかろうか。それなら、そういう人たちは、非・国民的 ということになるのかしら。
なにしろ、「国民全体」に入れてもらえないんだもんなぁ。
「国民全体にかかわる」なんて修飾語は、よく考えたら物騒だよね。
「全体」とか「みんな」とか、そういう全肯定的/全否定的になりがちな単語は気軽に使わないほうがいい。
最近、そんな名前の政党ができたような気もするけど。
03:26 午後 日記・コラム・つぶやき | このエントリ | コメント (7) | トラックバック (0)
そーいえば。
8/30、私は投票所に行けるんだろうか......
ちなみに、地元の市長選挙は、入院中の病院で不在者投票しました。
11:49 午後 経済・政治・国際 | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (0)
「湾岸署」(湾岸警察署)といえば、『踊る大捜査線』が定番になった感がありますが、ベイエリアに設置された警察署ということなら、今野敏という作家の「安積班シリーズ」が先駆けです。
実は、今回の二度にわたる入院中は、この作家の本ばっかり読んでました。
今では「安積班シリーズ」をはじめとする警察小説で有名になりましたが(そのジャンルでは、『隠蔽捜査』とその続編が傑作です)、格闘技とガンプラが大好きという変わり種です。
なにしろ、本人が空手と棒術の有段者であるうえに空手道場まで主催しているくらいで、格闘技ものの作品もたくさんあります(フィクションも、実在の格闘家の伝記も)。ガンプラについては、フルスクラッチ大好きというマニアックさ。
今野敏の公式ページ: 今野 敏のホームページ
そんな多趣味な作家なので、作品のジャンルもかなり多岐にわたり、まあはっきり言えばかなりトンデモなものも少なくありません(特に過去作)。
その今野敏が、安積警部補とその部下を主人公として書き続けているのが、通称「安積班シリーズ」。かなり早い時期からベイエリア開発に目をつけ、1988 年にはもう「東京湾臨海警察署」を設定しています。「ベイエリア分署」、「湾岸分署」という名称は、この通称として作中に登場したものです(実はこのシリーズ、TBS でドラマ化されて 7 月までやってました。ただし、入院中に 1 回だけ見ましたが最低です)。
ところで、1988 年頃に着想された東京湾岸の警察組織といえば、すぐ連想されるのが「警視庁警備部特科車両二課」ですね。そう、『機動警察パトレイバー』の「特車二課」です。
今野敏って多趣味ゆえに遊び心も多い人で、自作のキャラクターを別シリーズに登場させることは珍しくなく、複数作品からのオールスター出演作みたいなものまであるのですが、「安積班シリーズ」の最近作には、なんと「特車二課」の後藤隊長が登場しているという噂があります。
あるいは、
ちなみに、押井守監督がある時期から空手を習い始めたというのはその筋では有名な話ですが、それが実は今野敏の主催する道場です(今野敏のある文庫本の解説で、押井本人が語っています)。
10:51 午前 書籍・雑誌 | このエントリ | コメント (7) | トラックバック (1)
今朝の駿河湾沖の地震、地元の J-Alert、つまり「全国瞬時速報システム」で初めて地震速報が流れました。
NHK と同じ報知音に続いて、「大地震(おおじしん)です。大地震です」と 3 回繰り返されるといういたって簡潔な内容。
未だ松葉杖常用の身としては、今でかい地震がくるのはとても困ります。
09:36 午前 旅行・地域 | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
昨日のエントリと、Ado さんからいただいたコメントを読んで、ニュースに付いている写真がどうなっているのか、ちょっと気になって調べてみました。
たとえばこの 1 枚。
たしかにこれは、「トロフィーを手に笑顔の上田桃子」です。笑顔は写真のための作り笑いかもしれないけど、まあそれほどの間違いはないでしょう。
次のこの 1 枚。
これもどうやら、「断酒を宣言する中川昭一氏」のようです。この瞬間には何か別のことを喋っていた可能性もありますが、この席で断酒を宣言した、という大筋は正しいと思われます。
では、次の 1 枚。
この写真は、「容疑者」になっちゃうより前のもののようですが、それでもこれが「酒井法子容疑者」であることに間違いはありません。
それでは、これはどうでしょう。
「供述を始めた酒井法子容疑者」ですね。ワイングラスを片手に、こぼれるような笑みを浮かべて供述を始めたようです。さすが大物の余裕、というところでしょう。
そしてさらに、
「覚せい剤を吸引したことを認めた」のがこの 1 枚だそうです。今度の笑顔には、余裕だけでなくいくぶんの開き直りもうかがえます。前回の供述から、きちんとお着替えまで済ませているところもポイント。
もちろん最後の写真にはちゃんと「08年3月」というお断りが付いていますが、それすらも姑息に見えます。
なお、以上の写真の掲載元は、最初の 2 枚が毎日新聞、残りの 3 枚が産経新聞です。
09:01 午前 社会・ニュース | このエントリ | コメント (1) | トラックバック (0)
芸能方面に疎いことでは人後に落ちない私。酒井法子という人も、今回ニュースになるまでほとんどテレビで見たことがなかったくらいなのですが(押尾学にいたっては名前すら知らなかった)、マスコミの狂態は、そんな私から見てさえ異常と言うしかありません。
そんな異常さを、ものの見事に示している事例を、Jack さんが紹介なさっています。この変化に気づいた Jack さんの慧眼はさすがです。
リンク: 「さん」と「容疑者」の落差: Party in Preparation
この写真差し替えに込められた悪意は相当にコワいわけですが、これをやった担当者にしてみれば善意もしくは社会正義なのかもしれない、と考えるともっと怖ろしいのでした。
ちなみに、この 2 枚の写真の出どころは、「新聞協会賞 最多受賞」をテレビ CM で堂々と謳っている新聞社のサイトです。
10:51 午前 社会・ニュース | このエントリ | コメント (9) | トラックバック (0)
--- と並べて書いただけでは何のことか判りませんけどね。
オリコンといえば、音楽ジャーナリスト烏賀陽氏に対して法外な損害賠償を請求していて、このたびめでたく敗訴が決まったわけですが(参照リンク: 「オリコンチャート」記事めぐる訴訟、オリコンが請求放棄で和解 - ITmedia News)、このサイトは右クリックが禁止になっている、ということを以前ちらっと書きました(# 人気作家だったのか)。
右クリックは、画像の保存とかソースの参照とか、Scrapbook への追加とか、いろいろな用途があるのですが、みみっちいサイトになると「右クリック禁止」に設定されていることが少なくありません。オリコンのサイトが右クリック禁止になっているというのは、さもありなんというところでしょう。
右クリック禁止の設定を回避する方法はいくつかあって、Firefox なら、たとえば Web Developer みたいなアドオンにこの機能があります。
もっと簡単なのは、about:config ページを使う方法です。詳しい方法(と言っても簡単です)は、Mozilla Re-Mix さんでどうぞ。
リンク: Mozilla Re-Mix: Firefoxで右クリック禁止ページを回避する方法。
ちなみに、今回オリコンのサイトを見るきっかけになったのは、これ。
ハマッた野球漫画ランキング1位「タッチ」、永遠のヒロイン“浅倉南”人気健在
09:47 午前 パソコン・インターネット社会・ニュース | このエントリ | コメント (0) | トラックバック (0)
ネコ好き and/or 現代音楽の好きな方にお奨めのビデオ。
医学都市伝説さんで見つけたネタです。
ネタ元: 医学都市伝説 | 猫によるシェーンベルク「3つのピアノ曲」
人間様が弾いたバージョンの、しかもスコア付きのがありました(op.11-I)。
猫バージョンは、ちゃんと op.11-II、op.11-III までありました。
10:57 午前 音楽動画・画像 | このエントリ | コメント (0) | トラックバック (0)
この季節、この国で「ノーモア」と言えば当然のように「ヒロシマ・ナガサキ」と続くわけですが、IT 業界周りでは、 かつてあれほどユーザーの寵愛を受けていた某ブラウザが、"No More" を突きつけられてしまいました。
リンク: 「IE6はもういらない」――Web企業が撲滅キャンペーン - ITmedia News
公式? ページはこちら。
リンク: IE6 No More - Home
このページの冒頭、さりげなく皮肉がきいてるなぁと思います。
Microsoft Internet Explorer 6 was released in late 2001. For its time, it was a decent browser, but in 2009, it is still in use by a significant portion of the web population, and its time is now up.
decent ってのは、けっして褒め言葉とは言えませんからね。
それにしても、ここまでの扱いを受けてしまったソフトウェアというのも珍しいわけで、その意味では IE6 って最後まで話題に事欠かない、人騒がせなヤツと言えるかも、なのでした。
あ、そーだ。ひとつ前のエントリとのつながりで言えば、No More PDF ! ってキャンペーン、どこかでやんないかなぁ。
01:17 午後 パソコン・インターネット | このエントリ | コメント (5) | トラックバック (0)
むかしっから、PDF というやつが大嫌い です。
フォーマットもリーダーも。
プラットフォームフリーとかレイアウトの忠実な再現性とか、まあ長所はそれなりにあるんでしょうけど、どちらかというとそれは、「ドキュメントを作成する人たち、見せたい側」にとってのメリットであって、ユーザーには不便さばかりが強いられている、そんな気がします。
まして、そのファイルの情報をいろいろに使いたいこの稼業にしてみれば、腹の立つことだらけです。
とにかくどうにかしてほしいのが、Acrobat Reader の検索機能の使いにくさ。検索履歴は残らないし、複数ファイルを検索する場所指定のダイアログはお粗末だし。無料ツールなんだから、という言い訳は通用しません。これが公式のリーダーとしてまかり通っているのですから。
翻訳作業でとかく支障になるのが「セキュリティ」の設定。テキスト抽出不可とか、コピー不可とか、ひどいときには印刷さえ不可に設定されていることがあります。著作権保護したいって意図はわかりますが、翻訳会社(あるいは翻訳者)に渡すときくらい、ちょっとは考えてください。
それよりさらにヒドい場合には、文字情報がない、つまり各ページがただのグラフィックとして PDF 化されているファイルなんてのがあったりします。文字情報がないから、検索すらできないわけで、そんなものは電子ファイルでもなんでもなく、ただの紙と同じです。
「過去の資料です」といって、そんな利用価値のまったくない PDF ファイルを送ってくる、そんな翻訳コーディネータさんがいるのも考えものです。
12:38 午後 パソコン・インターネット 翻訳・英語・ことば | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (0)
先日のエントリ「禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 消えゆくFDD」には、やはりいろいろな方から、過去のものとなった記憶媒体テクノロジーについてコメントがありました。
カセットテープ、FD(8インチ、5.25インチ、3.5インチ)、ZIP、MO、CD-ROM、DVD-ROM、フラッシュメモリ......。改めてエントリにしたら、きっとまたおもしろい思い出話が出てきそうです。
などと思っていたら、FDD に続いて MO も終焉が近づきつつあるというニュースが。
09:53 午後 パソコン・インターネット | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (0)
今日は、退院後最初の外来通院でした。前回の失敗に懲りたので、しっかり家内に付き添ってもらいました。
骨の形成は順調に進んでいるようで、「左足 2分の1 荷重」の許可がおりました。私はほぼ標準体重なので、およそ 30kg までということになります。
リハビリのメニューも筋力トレーニングが中心になり、スポーツジムにあるようなサイクリングマシンも漕いできました。
08:53 午後 日記・コラム・つぶやき | このエントリ | コメント (0) | トラックバック (0)
リンク: ついにフロッピーディスクドライブの生産をメーカーが打ち切りへ - GIGAZINE
TEAC やソニーなどが、どこも 2010 年くらいで生産を停止するそうです。
Apple II のゲームマニュアルを翻訳していた頃は、まだ diskette という単語が普通でした。そのすぐ後で floppy という単語を見かけるようになり、語感からして何とも頼りなさげだと思ったものです。
5 年くらい前に買ったデスクトップマシンには、すでに FDD が付いていませんでしたが、最近買った Lenovo のマシンにはまだ付いています。ビジネス用途だからでしょうか。もちろん、そのドライブに FD を入れたことは一度もありません。
10:45 午後 パソコン・インターネット | このエントリ | コメント (11) | トラックバック (0)
手術を受けたのが 7/8 で、その数日後には膝関節のリハビリを始めたのですが、1 週間ちょっと動かしていないだけで関節って固くなっちゃうものなんですね。まずそのことに驚きました(24 年前に骨折したのは脛だったので、関節が固まるという苦労はなかった)。
関節が固まってくるだけでなく、骨折部位の周辺の筋肉も損傷するわけですが、主治医の話では、女性に比べて大腿部の筋肉が多く付いている分、ここを骨折したときは男のほうがむしろ苦労するんだそうです。明治より前くらいだと、大腿骨をぽっきり折ってしまうと自然治癒はほぼ期待できず、そのまま寝たきりになてしまう場合がほとんどだったのだとか。
膝関節リハビリの手始めには、こんなマシンを使います。
ここに脚全体を載せて、1 分間 1 サイクルという非常にゆっくりしたペースで膝を曲げ伸ばしします。最初は 60 度くらい曲げるだけでもかなりキツかったのですが、その角度を少しずつ上げていき、退院直前には 130度くらいまで曲がるようになりました。
このマシン、リハビリ科の医師たちは "CPM" と呼んでいたのですが、退院してから調べてみたら、
Continuous Passive Motion
の頭字語のようでした。
ちなみに、スラッシュを入れて "CP/M" と書くと、懐かしい人にはかなり懐かしいはずのコンピュータ用語になりますね(8080 とか Z80 などの 8 ビット CPU 時代の制御プログラムのこと)。
07:42 午後 日記・コラム・つぶやき | このエントリ | コメント (4) | トラックバック (0)
当然といえば当然なのですが、病院に入っている患者さんって、比率としてはお年寄りが圧倒的に多いわけですよね。今回同室だったのも、ほとんど私の父と同年代か、それ以上の方ばかりでした。
起床時間は朝 6:00 頃だったのですが、お年寄りというのは朝が早いもので、5:00 くらいになるともう室内の洗面所からパシャパシャ音がして起こされてしまいます。
個人用テレビは有料なのですが、中にはほとんど一日中テレビの前に座っている方もいらっしゃいました。テレビ業界はもっとお年寄りを大切にすべきでしょうね。
3 年前の私と同じように左腎臓を摘出した方もいらっしゃいました。その方も、手術より前に「悪性の腫瘍であろう」と診断されていたはずなのですが、あれって、摘出した組織の病理検査が済まないと正式に「癌」とは診断されないのですね。で、判ってはいても検査結果として改めて「癌でした」と告知されてしまうと、それだけでガックリきてしまうようでした。私が退院する直前のことでしたが、なんともお気の毒でした。
08:03 午後 日記・コラム・つぶやき | このエントリ | コメント (2) | トラックバック (1)
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