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2009.03.30

# curiouser and curiouser

少し前のエントリ。、
# 翻訳者にとっては特に "キラー" ではなく

に、curiouser さんからコメントをいただきました。curiouser さんは、私が間違っていなければClear&Concise というブログを運営なさっている翻訳者さんです(ご本人のプロフィールによれば、職業は「翻訳 etc」ですが)。

このハンドルネーム、わかる人にはすぐピンとくると思います。

私のハンドルが以前は Madhatter だったということは以前書きましたが、curiouser というお名前も、--- ご本人の意向は別として --- 直接の出典は同じ "Alice's Adventures in Wonderland" です。

3 音節もある形容詞 curious の比較級が -er 形でないということは中学生でも知っていることですが、あの強烈な物語の中でも、冒頭すぐに登場するこのフレーズは非常に印象的でした。

"Curiouser and curiouser!" cried Alice (she was so much surprised that for the moment she quite forgot how to speak good English).

antipodes なんていう、ふだんまず使わない単語と、「対蹠点」という訳語を覚えちゃったのもこれを読んだときですね。

恩師のおかけで、原文の Alice にはかなり早い頃に触れたと記憶しています(ぼろぼろになった Puffin Book 版が今でもどこかにあるはず)。原書を読みながら、故・岩崎民平の訳本も鑑賞するという、今思っても素晴らしい授業だったと思います。

12:59 午後 翻訳・英語・ことば |

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コメント

アリス…あらすじは知ってます。というぐらい教養がありません。
やはり良いものなのですね。

投稿: 竹花 | 2009/03/30 22:44:08

Alice in Wonderlandのaudiobookに3年ほど前にはまりました。

知人から、「クルーザー?変なネーム使ってるね。」といわれた時はショックでした。

日本語訳もいろいろあるようですが、特に旺文社の、「いよいよもって奇妙きてれつだわ!」というのが印象的です。

投稿: curiouser | 2009/03/30 23:31:19

「antipodes なんていう、ふだんまず使わない単語と、「対蹠点」という訳語」

 ハハハ、アリスからワンワードといったら、絶対これだと思う(のはいいんですが、これしか覚えていないのが大問題←当方のことです)。

 

投稿: Sakino | 2009/03/31 14:44:05

> やはり良いものなのですね

原書がいちばんですが、訳本も数種類出ているので、読み比べるのも一興です。

> アリスからワンワードといったら、絶対これだと思う

やっぱそうでした :)
他にもなんかあったと思うけど、えーと...

投稿: baldhatter | 2009/03/31 20:39:40

> 「いよいよもって奇妙きてれつだわ!」

旺文社版のその訳は、たぶん多田幸蔵訳ですね。岩崎民平訳もそれに近かったかな...今手元にないんで調べられませんけど。

投稿: baldhatter | 2009/03/31 20:49:19

antipodes のミソは、最初の方に出てくること。以下略。へへへ^^;

投稿: Sakino | 2009/03/31 21:44:35

> 最初の方に出てくること

それは言わないお約束 :)

そーいえば、最近の受験生も単語帳を頭から覚えたりしてるんでしょうか。かつては「abandon で諦める」という冗談があるくらいでしたが。

投稿: baldhatter | 2009/03/31 22:25:37

>そーいえば、最近の受験生も単語帳を頭から覚えたりしてるんでしょうか。

文章中で覚えたり、例文・フレーズ等を使って覚えたりするタイプの英単語集が人気なようです。

いまだに鯨構文とかは健在で、英語の授業の中身は変わっていないようです。

投稿: curiouser | 2009/03/31 23:36:24

antipodes。最初の方に出てくることもあるけれど、世界に冠たる大英帝国という存在を感じさせる用語だったというのが大きいかな、なんて思い直しました^^;。

アリスを感じたいか、作者先生を感じたいかで、好みの訳も決まるのかもしれませんね。再読したのが、子どもへの読み聞かせの時期だったので、迷わず矢川澄子訳でしたけれど、今なら、またちがうのかも。

投稿: Sakino | 2009/03/31 23:39:36

> 鯨構文とかは健在で、英語の授業の中身は変わっていない

そのみたいですね。長男がそんなことを言ってました。今の時代、手頃で素晴らしいマテリアルはいくらでもあるだろうに、対応できていない先生たちが多いのかな。

投稿: baldhatter | 2009/04/01 0:00:53

> アリスを感じたいか、作者先生を感じたいか

さっき、コメント返信を書きながら Amazon を見てみました。訳本、ずいぶん増えたんですねぇ。トーベ・ヤンソンが挿絵を付けていることで有名なバージョンも、いつの間にか訳本が出ているみたいで、
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%9B%BD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9-%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9-%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AD%E3%83%AB/dp/4840115109/ref=sr_1_8?ie=UTF8&s=books&qid=1238511773&sr=1-8

ついポチっとしそうになりましたが、翻訳者が微妙なんで書店で確認してからだなぁ。

投稿: baldhatter | 2009/04/01 0:04:59

トーベ・ヤンソン版

おぉ! まずは書店で絵をみることにします。

投稿: Sakino | 2009/04/01 21:58:22

> まずは書店で絵をみることにします

ヤンソンさんの絵、自分の作品ならともかくアリスとなると、意見や好みはたぶん分かれると思います。

投稿: baldhatter | 2009/04/02 19:44:20

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