# ゴジラが闘ってきたもの
11 月の昭和シリーズに続いて、12 月は平成シリーズとミレニアムシリーズが放映されます。
リンク: 日本映画専門 - ゴジラ完全放送
本放送に先立つ集中放送の最後に、平成シリーズ 7 作品とミレニアムシリーズ 6 作品の予告編集が流れました。今朝、朝食を食べながらそれを見ていて、ふと「ゴジラが闘ってきたものの正体」に思い当たりました。
ゴジラが闘ってきた相手は日本映画界の商業主義
もうどこかで誰かが同じことを言っているかもしれませんけど。
骨も残さず溶かされたり、北極の氷の下に埋められたり、火山の噴火口に落とされたり、怪しい薬物を投入されたり、体内からドリルで穴ぁ開けられたり......登場するたびにそんな理不尽な目に遭わされるというのに、その傷を癒す暇さえ与えられないまま 1 年に一度は必ず駆り出され、わけのわからない怪獣やらロボットやらと戦わされたかと思えば、今度は地球を守れなどと無茶なことを要求される。
子供ができたと喜んでも、その子はいつの間にかいなかったことにされ、気づいてみれば自分とよく似た別の子供が出現してるし。
そんな不遇にもめげず数年ぶりに復活してみれば、「田舎もんがぁ!」などと、まったく意味不明な罵声を浴びせられるし(注)。
よくまぁ、グレもせず最後まで頑張ったものです。
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注: 「田舎もんがぁ!」というのは、1984 年版『ゴジラ』に "特別出演" した武田鉄矢が発する台詞ですが、ゴジラシリーズ全作品を通じて最低の台詞だと思っています。
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コメント
凄いですねゴジラは。
「田舎モンが!」沢口靖子が出演したのですね。
投稿: 竹花 | 2008/12/08 14:09:26
> 沢口靖子が出演した
あれも、いただけない要素のひとつでした。どうも嫌いなんですよ、彼女。
投稿: baldhatter | 2008/12/08 16:10:35