# 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』
なんか、あちこち痛いところのある作品という気もするのでずが、見所もたくさんあります。
絵としては、なんといっても水没した渋谷に注目。ゴジラシリーズに限らず、日本の特撮映画の中で「水没した都市」という描写はほぼ前例がありません。素晴らしい着眼点でした。
それから、ミニチュアワークと撮影を含めて、遠景での怪獣の見せ方が抜群です(お台場のシーンでは、当時勤務していた会社の看板まで再現してあって笑えました)。
冒頭すぐに死んじゃう永島敏行が意味もなくカッコイイ。「日本で最も自衛官の服が似合う役者」と言われるだけあるのですが、公開当時はまだ、『ガメラ2』(本作の 4 年前)から抜け出してきたようにしか見えませんでした。その部下だった女性がゴジラに復讐を誓う、というのがストーリーの主軸になっていて、その役を演じた田中美里も頑張りました。
お年を召した星由里子は、ちょっと顔を出すくらいにしてほしかったかなぁ。
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