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2008.08.17

# TRADOS - TagEditor における見かけの書式

ここしばらく TagEtitor + Workbench を使うプロジェクトが続いていて、以前から不思議だったことをちょこっとメモしておきます。

それは、TagEditor 上の「見かけの書式」が意外とキタナくなるということです。いろいろと検索してもあまりヒットしないところを見ると、普通はあまり気にならないのかもしれませんが......

TagEditor は、その名のとおり HTML とか XML とか、タグ構造を持つファイルを扱うのがもっぱらのお仕事です(その他のファイルも扱えますが)が、WYSIWYG 表示というのがウリのひとつらしく、タグで指定されている書式がそのままエディタウィンドウ上に反映されることになっています。

つまり、<b>~</b> で囲まれている部分は画面で実際にボールド表示されるというわけです。

ところが、この機能の実装に何らかのバグがあるらしく(SDL Trados 2006)、書式属性を持つタグペアが閉じた後の文字列にも前の部分の書式が適用されしまう、いわゆる「書式を引きずる」という現象がたびたび発生します。たとえば、

  詳細については、<リンクタグ>XXXXX</リンクタグ>を参照してください。

こうなるべき箇所が、

  詳細については、<リンクタグ>XXXXX</リンクタグ>を参照してください。

こんな風になってしまうわけです。

これは TagEditor 上の見かけの問題だけなので、最終的に生成されるターゲットファイルには何の影響もないのですが、それでも一応の翻訳成果物の見栄えとしては気に入らない。何とかならないものかと以前から思っていました。

そして、この動作を回避することはできないまでも、最終的に正常化する方法は見つかりました。手間は増えますが、

一度閉じたセグメントをもう一度開いて、100% で登録されている訳文を再取得

すればいいのです。つまり、見かけは変でもメモリに格納された書式情報は正常だということなんですね。

これ、新しいバージョン(2007)ではどうなってるんでしょう。

03:15 午後 翻訳・英語・ことば TRADOS |

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