« # 「俺々詐欺」が読めないじゃないか | トップページ | # 鉄道博物館に行ってきた »

2008.07.14

# 訃報 - 大野晋

リンク: 訃報:大野晋さん88歳=国語学者、学習院大名誉教授 - 毎日jp(毎日新聞)

日本語の起源をはじめ、言葉を通して日本とは何かを探求した国語学者で学習院大名誉教授の大野晋(おおの・すすむ)さんが14日午前4時、心不全のため、東京都内の病院で死去した。88歳。(中略)タミル語を日本語の起源の一つとする説は、週刊誌などで一般に広がったが、学界では「タミル語の音韻法則を無視している」などと批判を呼んだ。しかし、晩年も「100年くらい後に正しさが理解される」と、自信を持っていた。

私も授業を受けたことがある、とある言語学の先生(その方ももう鬼籍には入られました)なども、大野晋氏の学説についてはかなり辛辣な意見を述べていましたが、そうした点を除いても、大野氏の数々の功績は賞賛に値するでしょう。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

01:47 午後 翻訳・英語・ことば, 社会・ニュース |

はてなブックマークに追加

« # 「俺々詐欺」が読めないじゃないか | トップページ | # 鉄道博物館に行ってきた »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13481/41832773

この記事へのトラックバック一覧です: # 訃報 - 大野晋:

コメント

大野晋氏の日本語の起源の本を読みました。
確かに突拍子もないですが、かなり良い線いってる気がします。
(海流に乗ってくれば、いくつかの中継点を経て九州に来れないわけでないと思うので)

投稿: 竹花です。 | 2008/07/16 19:51:17

細かい話は忘れましたが、タミル語との音韻上の共通点に関する説の展開に無理がありすぎる、とそういう話でした。
この学説が正しいのかどうか、検証は難しそうです。

投稿: baldhatter | 2008/07/16 20:45:33

今年の前半、たまたまタミル語←→英語の辞書(オンラインのもの)を何頁もひっくりかえす機会があったんですが、確かに、既視感のある音の並びがバンバンと出てくるんですよ。ただし、私が見てたのはタミル語がアルファベットで表記されているもので、それを、ローマ字として眺めていたというのに過ぎませんが、あぁ、こういう事情だからこの言語は議論の俎上にあがったんだな、ということだけ^^;がわかりました。(ちなみに、大野氏の本自体が未読ですし^^;、似たような音の並びが出てきたからって、それがどうした、というレベルのはなしです)。

投稿: | 2008/07/18 1:20:12

すいません、せっかく面白い話なのですがお名前がありません。IP で検索すると Sakino さんなんですが、合ってます?
ちなみに、大野氏の学説に関するツッコミ所は、まさにそういう点だったようです。

投稿: baldhatter | 2008/07/18 10:37:49

あっ、名前の欄、記入しわすれちゃったんですね。まだ、ブログ文化についていけてませんね。お手数をおかけしました。

そのついでに自分が見た本(Google bookですが。植物名関連でみていました)というのをチェックしてみて唖然。私が見たのって、パーリ語の辞書だったのでした(Google bookで、The Pali English Dictionaryで検索すると中味が部分的に見れるもの)。もちろん、タミル語←→語源という文脈で出てきてしかるべき言語の一つではありますが、そのときに、「あぁ、これで、タミル語起源説が出てきたんだな」と思って、そのことだけ覚えていたということだと思います。たった5ヶ月前のことなんですよ。困ったものです。

投稿: Sakino | 2008/07/18 13:01:59

いずれにしても、なんだかスゴイ次元の話に聞こえます。

投稿: baldhatter | 2008/07/19 19:36:31

コメントを書く

## コメントは承認制なので、公開されるまでに時間のかかることがあります。



(必須ではありません)