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2008.07.31

# TRADOS - 分節

日本語文法で扱う単位「文節」ではありません。

Trados が処理する単位(センテンス、パラグラフ、その他)を、英語版では segment と言いますが、その訳語が「分節」です。文字どおりの直訳。

ところが、あまり一般的な用語ではないため、Trados を扱った文章でも誤って「文節」と書かれていることが少なくありません。

『稼げる実務翻訳ガイド』

という毎年刊行されているムックの 2008 年度版で Trados の特集が組まれていますが、その中の入門記事でさえ「文節」となっていました(p.96)。

12:25 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.30

# こう暑いと耳も変になる

期せずして、私が巡回している 2 つのブログが空耳アワー状態でした。

その1: 大分の新聞社すごいな - 頭ん中

その2: Party in Preparation: 十億秒のメッセージ

私も負けずに聞き間違いネタを披露したいのけれど......

09:02 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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♭翻訳スタイルガイドについて

IT 系のマニュアルやヘルプで、スタイルガイドあるいは翻訳仕様と称される翻訳ガイドラインが当然のように利用されるようになったのはいつ頃からなのか、私はもちろん知らない。

ソフトウェアの肥大化に比例して関連ドキュメントもどんどん膨大になり、必然的に翻訳の必要なリソースも大量に発生するようになる。職人芸のような個人翻訳ではなく多数の翻訳者による共同作業が必要になって、当然なんらかの統一規則が欠かせなくなった。そういう事情はたしかにあったのだろう。

だが、マニュアルやヘルプ類で読みにくい訳文(あるいは完全な誤訳)が後を絶たないのは、実は相当の部分このスタイルガイドが原因なのではないかと思うことが多々ある。

スタイルガイドの内容はふつう大きく 2 つに分けられる。ひとつは「コンピュータ/コンピューター」、「たとえば/例えば」といった機械的な表記上の規則だが、これは新聞社や出版社などでも当たり前に行われている慣行であって、多少の不合理は見られてもおおむねそういう決まりだからと納得できるものが多い。そしてもうひとつは訳文の文体、つまり受動態や命令文の訳し方を定めている規則なのだが、この規則がそもそも合理性を欠いていたり、ベンダーや翻訳者がその運用を誤ったり --- その多くは過剰反応だと思うが --- した結果が、世に出ている誤訳・悪訳の一因になっているのではないか。

もともとは "大枠" のはずだったのに、それを律儀に守りすぎたせいで、あるいはそれを守ってさえいればいいという思考停止のためにおかしな結果が生じる --- 世の中にありがちなパターンの、これもひとつなんだろう。そのあげくに生まれたのが、次のような珍訳たちだ。

「レジスタおよびCPUの間で」
いったいどこの間なんだか判らない。and の訳し方を指定しているスタイルガイドは少なくないが、その真意は伝わっていないことの方がむしろ多いらしい。

「パスワードを使用せずに解凍できません」
妙にぎこちない日本語。きっと、「~することはできません」は冗長な表現だと仕様に書いてあるんだろう。

この手のおかしなスタイルガイド(の解釈)やマニュアル文体を鋭く指摘しているブログがあるので紹介しておく。

IT翻訳者の疑問

ところで、これは私の勝手な想像なのだが、文体に関するルールで最初に決められたのは、次の 2 項だったのではないだろうか。

・操作を表す命令文は「~してください」ではなく「~します」と訳す。
・無生物主語をそのまま訳出しない。

ひとつ目は日本語の特性(語尾の種類が多くない)から生まれた苦肉の策に違いない。

- Open the New Profile.window.
- Hogehoge.
- Run the specified script.

のように並んでいる操作手順を命令文としてふつうに訳してみたら「~してください」という文ばかり続いてしまって、なんだか煩わしかったから、「~します」という無個性な文末にしてみた、というあたりか。ただしこの文体は最近あまりに当たり前になっていて、許容範囲になりかけている気がしないでもない。

それより罪が重いと私が踏んでいるのはふたつ目だ。

The windows displays the query result.

こういう文を「ウィンドウがクエリー結果を表示します」みたいに訳したヤツがいて、それを読んだドキュメンテーション担当者が「日本語では無生物を主語にしちゃいかん!」と決めた。だからこういう訳文まで現れるようになる。

Specify the directory where the AAA Tool should place inventory files, then click OK.
「AAAツールでインベントリファイルを配置するディレクトリを指定し、[OK]をクリックします」

「~が」のかわりに「~で」とか「~では」を使うという手法は、うまくいく場合もなくはないが、基本的にはかなり不思議な日本語(ときに誤訳)を生み出してしまう。助詞ひとつだけでこんな意味不明の訳文になってしまうくらいなら、そのまんま
「AAAツールがインベントリファイルを配置するディレクトリ~」
と直訳しておいた方が、少なくとも意味は通じる。

こんなことを書くと、他の分野の翻訳者からは呆れられてしまうかもしれないが、これが IT 系翻訳の現実の一面であることは間違いない。

IT 系以外では、スタイルガイドってどうなっているのだろう。

12:44 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.29

♭翻訳スタイルガイドについて

IT 系のマニュアルやヘルプで、スタイルガイドあるいは翻訳仕様と称される翻訳ガイドラインが当然のように利用されるようになったのはいつ頃からなのか、私はもちろん知らない。

ソフトウェアの肥大化に比例して関連ドキュメントもどんどん膨大になり、必然的に翻訳の必要なリソースも大量に発生するようになる。職人芸のような個人翻訳ではなく多数の翻訳者による共同作業が必要になって、当然なんらかの統一規則が欠かせなくなった。そういう事情はたしかにあったのだろう。

だが、マニュアルやヘルプ類で読みにくい訳文(あるいは完全な誤訳)が後を絶たないのは、実は相当の部分このスタイルガイドが原因なのではないかと思うことが多々ある。

スタイルガイドの内容はふつう大きく 2 つに分けられる。ひとつは「コンピュータ/コンピューター」、「たとえば/例えば」といった機械的な表記上の規則だが、これは新聞社や出版社などでも当たり前に行われている慣行であって、多少の不合理は見られてもおおむねそういう決まりだからと納得できるものが多い。そしてもうひとつは訳文の文体、つまり受動態や命令文の訳し方を定めている規則なのだが、この規則がそもそも合理性を欠いていたり、ベンダーや翻訳者がその運用を誤ったり --- その多くは過剰反応だと思うが --- した結果が、世に出ている誤訳・悪訳の一因になっているのではないか。

もともとは "大枠" のはずだったのに、それを律儀に守りすぎたせいで、あるいはそれを守ってさえいればいいという思考停止のためにおかしな結果が生じる --- 世の中にありがちなパターンの、これもひとつなんだろう。そのあげくに生まれたのが、次のような珍訳たちだ。

「レジスタおよびCPUの間で」
いったいどこの間なんだか判らない。and の訳し方を指定しているスタイルガイドは少なくないが、その真意は伝わっていないことの方がむしろ多いらしい。

「パスワードを使用せずに解凍できません」
妙にぎこちない日本語。きっと、「~することはできません」は冗長な表現だと仕様に書いてあるんだろう。

この手のおかしなスタイルガイド(の解釈)やマニュアル文体を鋭く指摘しているブログがあるので紹介しておく。

IT翻訳者の疑問

ところで、これは私の勝手な想像なのだが、文体に関するルールで最初に決められたのは、次の 2 項だったのではないだろうか。

・操作を表す命令文は「~してください」ではなく「~します」と訳す。
・無生物主語をそのまま訳出しない。

ひとつ目は日本語の特性(語尾の種類が多くない)から生まれた苦肉の策に違いない。

- Open the New Profile.window.
- Hogehoge.
- Run the specified script.

のように並んでいる操作手順を命令文としてふつうに訳してみたら「~してください」という文ばかり続いてしまって、なんだか煩わしかったから、「~します」という無個性な文末にしてみた、というあたりか。ただしこの文体は最近あまりに当たり前になっていて、許容範囲になりかけている気がしないでもない。

それより罪が重いと私が踏んでいるのはふたつ目だ。

The windows displays the query result.

こういう文を「ウィンドウがクエリー結果を表示します」みたいに訳したヤツがいて、それを読んだドキュメンテーション担当者が「日本語では無生物を主語にしちゃいかん!」と決めた。だからこういう訳文まで現れるようになる。

Specify the directory where the AAA Tool should place inventory files, then click OK.
「AAAツールでインベントリファイルを配置するディレクトリを指定し、[OK]をクリックします」

「~が」のかわりに「~で」とか「~では」を使うという手法は、うまくいく場合もなくはないが、基本的にはかなり不思議な日本語(ときに誤訳)を生み出してしまう。助詞ひとつだけでこんな意味不明の訳文になってしまうくらいなら、そのまんま
「AAAツールがインベントリファイルを配置するディレクトリ~」
と直訳しておいた方が、少なくとも意味は通じる。

こんなことを書くと、他の分野の翻訳者からは呆れられてしまうかもしれないが、これが IT 系翻訳の現実の一面であることは間違いない。

IT 系以外では、スタイルガイドってどうなっているのだろう。

09:31 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# ひさびさに B 面

翻訳スタイルガイド(翻訳仕様)と、その間違った解釈についてはふだんから思うところが多いので、これから不定期にそのことを書いていこうかと思いつきました。

その話の前振りとして、久しぶりに常体の文章を B 面に書いてみました。

禿頭帽子屋の独語妄言 side B: ♭翻訳スタイルガイドについて

09:08 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.28

# コメント通知メールが届かない

一昨日あたりから、このブログ(ココログ)にコメントをいただいたとき通知されるはずのメールが一部届かないという現象が発生しています。コメント自体は管理ページで確認できるので、さほど問題はないのですが......

この件を Nifty に連絡しようとしてアクセスした問い合わせフォームに、使用しているブラウザを選択するリストがありました。ところが、その選択肢には各バージョンの Internet Explorer と Netscape(Communicator と Navigator)しかなくて、Firefox がまったくありませんでした。

今どきのオンラインフォームとしては完全に失格。さすが Nifty です :P

12:15 午前 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.27

# フォント諸君!

GIZMODE で見つけたネタです。

出来が良すぎます。

07:50 午後 パソコン・インターネット, 動画・画像 | | コメント (4) | トラックバック (0)

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# Web ラジオより便利

ブログ持ちどうしの交流でありがたいと思うことのひとつが、情報収集の広がり。

音楽についても最近、竹花さんが別のブログを紹介してくれたり(こんなことしてません?: テクノポリバケツ)、Jack さんがケニー・バレルの超かっこいい曲を教えてくれたり(Party in Preparation: ケニー・バレル:アルバム“Soulero”)するおかげで、手持ちの音楽ライブラリが豊かになっています。

そこで、私も情報をひとつ。

リンク: Download or listen to free music at We7

もしかしたら、とっくに有名で私が知らなかっただけかもしれませんが、Peter Gabriel が運営(資本参加)している無料の音楽サイト。聴くだけなら無料という点は Web ラジオと同じですが、ラジオはジャンルを選んで聞き流しにするだけであるのに対して、アーティストやアルバム単位で選んで聴くことができるので、ラジオよりずっといい感じです。

しかも、数秒ほどの CM を我慢するなら MP3 ファイルも無料でダウンロードでき、CM がイヤなら有料ダウンロードのオプションもあるという、なかなかリーズナブルなビジネスモデル。

私の場合、ここで聴いてみて気に入ったら Amazon で買うか iTunes Store で落とすという使い方をしていますが、自分の好きなジャンルで何か新しいアーティストを物色したい、というときなどには恰好のサイトです。

ただし、サイト全体がけっこう重くて光回線でもブラウズがやや不自由なのは残念。

それから、元々は無名アーティストの曲が多いサイトなので、有名どころはなかなか見つからないかもしれません。それでも、Sally Oldfield(Mike Oldfield のお姉さん)のアルバムはここで拾いましたし、今は小宮瑞代という人のちょっと不思議な曲を聴いています。

03:16 午後 音楽 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2008.07.26

# 海の向こうでも学生は大変です

私とは専門分野がおおよそ対極にありながら、かつて映画 LotR つながりでご縁ができた板倉充洋さんのブログ。

JGeek Log

エントリは、ばりばりの理系ネタが多く、私などにはまったく判らないこともしばしばなのですが、今回紹介してあったリンク先は笑えました。ので、私もここでリンクしておきます。

リンク: Collection of Funniest & Hilarious Exam Answers

学生のやることは、どこでも似たり寄ったりのようです。

私も高校時代には、数学の授業で指名されたとき、黒板にダルマの絵を描いて済ませたことがあります。

気に入ったやつをひとつだけ紹介しておきます。

To find a woman you need Time and Money therefore:
  Woman = Time x Money

"Time is money" so
  Time = Money

Therefore
  Woman = Money x Money
  Woman = (Money)^2

"Money is the root of all problems"
  Money = √Problem

Therefore
  Woman = (√Problem)^2
  Woman = Problem

03:07 午前 あげ足とり・笑い | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2008.07.25

# 秀逸です

さっき見つけたコピペのジョーク。いい出来です。

Daemon_4

星新一の有名なショートショートです。

08:23 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# これは大変なことになるかも

私らに、もしかしたらかなり影響がありそうなニュース。

リンク: マイクロソフトが外来語表記ルールを変更,カタカナ用語末尾の長音(ー)を表記:ITpro

マイクロソフトは2008年7月25日,外来語カタカナ用語の表記ルールを変更し,末尾が「-er,-or,-ar」などで終わる英単語のカタカナ表記における末尾の長音(ー)を表記すると発表した。今後出荷する製品やドキュメントで新表記ルールを適用する。
(中略)今後は,国語審議会(当時)の報告を受けて告示された「1991年6月28日の内閣告示第二号」に基づいて,「英語由来のカタカナ用語において,言語の末尾が-er,-or,-arなどで終わる場合に長音表記を付けることを推奨する」というルールを採用する。前述のComputerの場合,「コンピューター」となる。(中略)
2005年には,技術マニュアルなどの表記を検討する民間団体で,専門家や研究者,メーカーなどによって組織される「テクニカルコミュニケーター協会(TC協会)」が,内閣告示に基づく表記ルールのガイドライン(原則として長音を表記する)を公開。国内メーカーでも既に,富士ゼロックスやリコーなどが,長音符号を表記するルールを採用している。マイクロソフトでも2003年から表記ルールの統一を検討しており,今回,一般に採用されている長音を表記するルールに改めた。

TC 協会の方針は知っていましたが、私の関わっているお仕事の範囲ではこれまで、まだこの影響はありませんでした。が、Microsoft が方針転換したとなると、追随するところが増えてきそうです。

もちろん、こんな規則をぜんぶ覚えているわけにいかないので、今だって細かいところはスクリプトまかせ。実害は少ないと思うのですが、OS だけでなく

言葉の世界まで Microsoft を中心に回るのか

と思うと、なんだかなぁという気がします。

07:29 午後 翻訳・英語・ことば, パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2008.07.24

# 中国五輪、三連発

リンク: 中国:ハンセン病患者の入国認める 国際世論に配慮 - 毎日jp(毎日新聞)

こーゆー歩み寄りがあったかと思えば、

リンク: 米国、五輪選手団にマスク支給…中国は反発 | Japanese JoongAngIlbo | 中央日報

こんな展開も。そしてさらに、こーゆー話も後を絶ちません。

リンク: 「ねずみ年で五輪」北京・金融街に新キャラ…でも似てません? : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

観戦ツアーも投げ売り状態だそうで、何が何だかもう......

せめて、人命に関わる展開だけはしてほしくないものです。

02:43 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.23

# 癖(へき)です

一部の方々、特に女性にはたいへん不快な話だということは重々承知しているのですが、どうしても取り上げたくなりました。

リンク: 下着ドロ、きちんと収納3000点…47歳トラック運転手:社会:スポーツ報知

福岡県警は22日までに、アパートなどに侵入して女性の下着などを繰り返し盗んでいたとして、窃盗容疑などでトラック運転手・山内隆則容疑者(47)を逮捕した。重ねた窃盗は533件と供述。自宅からは分別収納された下着約3000点が押収された。(中略)
3000枚も盗んだことについては「癖(へき)です」と説明しているという。

(太字は引用者)

この言葉遣い、犯罪の内容とギャップがありすぎですよ。

記事中でわざわざルビを付けているところを見ると、「クセです」と言ったのではないようだし、「病気です」でもない。自前の言葉なんだとしたらかなり変わってるし、もし最近読んだ小説などの影響だとしたら、それはそれで興味深い。

そのほかにも、記事から見えてくる人物像がちょっと不思議です。

04:07 午後 社会・ニュース | | コメント (8) | トラックバック (0)

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2008.07.22

# PC のお掃除は大切

以前にも、PC の内部を徹底的にきれいにしたら動作音がずいぶん静かになったという記事を書いたような書かなかったような、それはよく覚えていませんが、今日は父親の PC を掃除してきました。

3~4 年くらい前の Vaio デスクトップですが、電話を受けて行ってみたらスピーカーではなく本体から数分おきにビープ音が聞こえてきます。明らかにハードウェアの問題らしく、そうなると私にはとりあえずあまりできることはないので、本体カバーを外して中のほこりを一通り吸い取りました。とりあえずそれで音は出なくなりました。

PC 内部にほこりがたまるのは、特にこれだけ暑い季節になってくるといろいろよろしくないようです。

11:33 午後 パソコン・インターネット | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2008.07.21

# すべったりころんだり

前編は先週すでに出ていましたが、後編が出そろうまで待ってました。

リンク: 【解説】IT史に輝く「すべったテクノロジー」ベスト25[前編:25~11位] : IT業界動向 - Computerworld.jp
リンク: 【解説】IT史に輝く「すべったテクノロジー」ベスト25[後編:10~1位] : IT業界動向 - Computerworld.jp

一応、「テクノロジー」のベストなんですが、そこに人名でエントリしてしまったフィオリーナ女史、ある意味かなりの存在感です。

さて、この "すべった" テクノロジーの中で個人的に印象深いものはと言うと......

25位: IBM PS/2
Trados を導入する以前、TM2 という翻訳支援ソフトを使ったことがあって、それはこの PS/2 上で動いていました。

24位: バーチャル・リアリティ
と言えばまっさきに思い出すのは、岡嶋二人の『クラインの壺』。

22位: OpenDoc
ちょうど Mac 専門誌をいくつも購読していた頃で、いろいろ特集も組まれましたが、その当時からいかにも "すべり" そうでした。

20位: Copland
デスクトップをコープランド風に...みたいなツールがたくさんあったなぁ。

15位: Palm OS Cobalt
日本語される前の Palm はけっこう愛用してました。

9位: Mac互換機
ええ。持ってましたとも :(
台湾 UMAX 製の Apus。あの頃は、本家よりいいデザインだったと今でも思ってます。

08:34 午後 パソコン・インターネット | | コメント (5) | トラックバック (0)

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2008.07.19

# 今どきの防衛事情

先日 18 歳の誕生日を迎えた愚息宛てに、1 通の往復はがきが届きました。

本文の 1 行目には、大きくこう書かれています。

君の能力を眠らせない!

返信はがきの宛先はこんなです。

○○県△△市××××
自衛隊○○地方協力本部
担当 ×× 行

噂どおり、なかなかの求人難みたいです。

※本当はスキャン画像で全部公開したいところですが、さすがにちょっとマズそうなので控えました :P

10:26 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

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# TRADOS - タグをめぐる話

Trados を使うと少なくとも処理が簡単になる点として、タグの処理を挙げることができます。HTML や XML などのいわゆるマークアップ言語系ファイルをネイティブに扱う場合には、たとえばテキストファイルのまま扱うより、タグを壊してしまう危険性がはるかに少なくなります。

もっとも、この恩恵を受けるのも結局はローカライズや IT 翻訳が中心になるわけで、それ以外の分野には特にありがたみのない機能だとも言えます(IT 以外の分野でも FrameMaker マニュアルは人気があるようで、それをコンバートした STF(RTF)ファイルというのも Trados が得意とするファイル形式のはずなのですが、これについてはまたいろいろと問題点があるので、その話はまたいずれ)。

ここで書きたいのは、そのタグ処理機能のことではなく、ある翻訳者さんとのマークアップ言語ファイルをめぐるやりとりについてです。

初めにお断りです。ときには意外と狭い業界だったりもするので、もし以下の話にお心当たりのある方がいらっしゃいましたら、もう時効ということでご容赦いただきたいと思います。

私が翻訳会社に勤務していた頃の話です。あるとき非常に優秀な翻訳者さんの応募があり、もちろん即採用となってさっそくジョブを打診したのですが、初回からいきなり断られてしまいました。

依頼内容は HTML 形式ヘルプの翻訳だったのですが、「タグ処理その他、翻訳に直接関係のない "作業" が多すぎる。私は翻訳者なので、純粋に文章の翻訳なら引き受けるが、それ以外は引き受けられない」というのが、受注不可の趣旨でした。

私も社内の PM もこの反応に最初は驚いたのですが、よく考えてみれば、翻訳の腕に自負があってそれなりの実績も残している人なら、こういう方針を貫くのも当然といえば当然なのでした(と同時に、ローカライズ業務というものの認知度の低さを感じる出来事でもありましたが)。

★HTML や XML のタグを理解したうえで、その処理も翻訳者が行う★

のかどうか、実はローカライズベンダーの中でもその方針は分かれているようです。翻訳者にはタグをすべて削除したファイルを渡して翻訳だけしてもらい、戻ってきた内容を社内でマークアップファイルに戻すというベンダーもあれば、タグ処理を原則的にすべて翻訳者に委ねるというベンダーもあります。比率としてどちらが多いのか、私は知りません。

私が在籍していた会社はたまたま後者だったので、タグ処理(や関連の検証作業)を翻訳者が行うのは当たり前と思っていましたし、私はそういった作業が嫌いではなかったのですが、ローカライズ以外の翻訳者さんから見れば、「そんなのは翻訳者の仕事じゃない」というのも、しごく当然の意見だろうと思います。

ローカライズというのがそれくらい特殊な世界であって、Trados が現在もっとも真価を発揮しているのがその特殊な業界である、ということは承知しておくべきでしょう。

10:14 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (6) | トラックバック (1)

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2008.07.18

# 今どきの給食事情

1 学期の終了式を終えて帰ってきた末娘の話を聞いていて、かなり驚くことがありました。

「うちのクラスね、給食のお皿とかお茶碗とか 1 学期で 8 個も割っちゃったんだよ」

え!? 割っちゃった?!

私らの子供時代と違って、公立小学校でも給食の内容がずいぶん豊かになって、例の先割れスプーンも廃止されているということは知っていましたが、まさか食器までふつうの陶器に変わっているとは意外でした。

家内によれば、昔のアルマイト? の食器は、まるで囚人なみの扱いだということで全国的に反対意見が強かったのだということですが、それならそれで、落としても割れないプラスチック製にすればいいのに --- 病院の食事なんかそれでしたよ --- と思うのですが。

食器の扱いも学校で教えるというポリシーなんでしょうか。それとも、公立学校の給食状況は自治体によってずいぶん違うみたいですから、うちの子の学校が特殊なんでしょうか。

09:41 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (9) | トラックバック (0)

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2008.07.17

# TRADOS - 普及の背景

前エントリの最後に、誤った Trados 導入のことを書きましたが、そういったことも起きかねない、今の業界の悪しき風習というものがあります。

Trados は本来、ローカライズのような特殊な分野を限定的にターゲットとして開発されてきたツールのはずです(さすがにローカライズや IT だけではありませんが)。それが、まるで産業翻訳全般で必須のツールであるかのような扱いをされている。そんな状況になってしまった要因は主に 2 つあると思っています。

1. メーカー側が巧みな営業を展開してきた
2. ドキュメンテーションコスト削減のニーズに合致していた

私が 1. のように考えるひとつの理由は、「対応フォーマットこそ拡張を続けているものの、基本機能(特に構文解析エンジン)は初期バージョンからほとんど進歩していない、それにもかかわらずこれだけ普及してきた」という点です。これほど進歩しないアプリケーションも珍しいのではないかと、個人的には感じています。

2. については、Trados が普及してきたこの 10 年ほどというのが、ちょうど景気の悪くなっていく時期に当たり、IT 系に限らずどの企業でもドキュメンテーション部門のコスト削減は大歓迎という風潮があったという状況があります。「翻訳資産の再利用」という謳い文句が、それにうまく一致したわけです。実際にも、ドキュメンテーションコストを削減できた事例は少なくなかったでしょう。

ところが、そういう営業や成功事例に動かされたと思しき会社が、その業種や業態、ドキュメンテーション practice の差異などを無視して「Trados を導入したい」と相談してくる例を、私も勤務時代にたくさん見てきました。そういう会社を見ていると、実は今でも、導入の成果をあまり考えずとにかく Trados を導入してしまったというところがありそうです。

と、そんなことを書きつつ Buckeye さんのブログを覗いたら、最大の問題点はもうご指摘済みでした(今朝ですね)。

翻訳メモリとか機械翻訳ソフトとかの現状について私が問題視するのは、「功罪半ばするソフトだ」という情報がない点です。「こんなにいいソフトだ」「これからは、こういうソフトが使えないとダメ」という話ばかりで、訳文を作るという翻訳者にとって一番コアな部分にどういう悪影響があるのかというデメリットの話は誰も言いません。せいぜいが「操作がややこしくて覚えるのが大変」くらいで。

もうひとつの問題点として私は「ヨーロッパ言語中心の発想ばかりである」点も挙げたいと思いますが、その話はまた別の機会に。

05:12 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (1)

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# TRADOS - つづきの話

Trados に関する先日のエントリ、
禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # TRADOS - ではどうやって使おうか
に対して Sakino さんからいただいたコメントを受けて、もう少し Trados の話をします。

以下、"Trados" と書くときはおおむね「翻訳支援ツール」と同義です。

翻訳作業のどの部分をどう機械サイドに預けながら機械と一緒に作業していくか(私の言い方としてなら、《どのようなサイボーグとなることを主体的に選択するのか》ということになりますが)というところから、やりなおした方がいいような気がします。

「サイボーグとなることを主体的に選択する」、この比喩は面白い。サイボーグ化として捉えると、そこには生理的な好悪まで含まれてきますから、かなり面白い話になりそうです。ただ、この辺の議論は私などより Buckeye さんたちを交えて展開した方がずっと有意義なものになりそうですので、私としては、自分が判る範囲として

でも、そうすると、ローカライズという、かなり特殊な(そして、それはそれで大切な?)分野を切り落とした議論になっちゃうという批判が来そうだし……うぅぅん。

こちらの方向だけをまず考えてみたいと思います。

まず、ローカライズというのは以前に私も書いたようにもともと翻訳業界の中では特殊な部類ですので、ノウハウを論じるとき「切り落とす」というか別枠になるのは当然だと思います。ローカライズの人はその辺の事情を判っているでしょうから、批判は来ません、たぶん :)

ローカライズやその周辺業界(またはその出身)の人が Trados 擁護的(一概にではないにせよ)になるのは、おそらく長所も短所も知り尽くしているからです。業務上やむをえず使う場合でも、長所だけをうまく使って他の分野にまで応用する場合でも、その短所に振り回されることがない。もちろん「道具に使われる」こともない。Jack さんのエントリ(Party in My Library: TRADOSを使う理由)も、私はそういうことだと理解しています。

実際、個人翻訳者で Trados を使っているのは、クライアントからの要請なりで業務上必要だったから導入したというケースがほとんどでしょう。そういう人たちの中でも、必要とされる最低限だけ使っている場合もあれば、必要とされない場面にも積極的に活用している場合もある。しかしそういった必要もないのに最初から自ら進んで Trados を導入し、活用しているという人はほとんどいないと思われます。

つまり、「はじめに Trados ありき」かそうでないかで意見はずいぶん分かれる。ツールの話というのは、そもそもからして「相性」とか「慣れ」とか感覚的な部分に偏りがちなので、Trados に関する議論が噛み合わない理由の一部はもそんなところにありそうです。

ちなみに、翻訳を仕事にしようと志す人がいきなり Trados を使ったりするのは(産業翻訳業界の傾向を誤って捉えてしまったら、そういうこともないとは限らない)、百害あって一利なしだと思います。もし「初心者歓迎。Trados 購入必須」みたいな翻訳ベンダーがあったら、かなり怪しいと言えるでしょう。

05:10 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2008.07.16

# 八方美人か四面楚歌か

リンク: 全方位土下座外交(1945~):アルファルファモザイク

最初の AA は普通に笑えます。

2 つ目を知ってるともっと笑えます。

09:01 午後 経済・政治・国際 | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2008.07.15

# Mike Oldfield の Guilty

Mike Oldfield が 1980 年にイギリスの Knebworth というところで行ったライブ映像がかつてありました。ビデオ/LD で発売されていましたが、その後 DVD 化されたという話もなく、今ではかなり貴重な作品になってしまったようです。

エントリタイトルの Guilty という曲は、アルバムでは Exposed に収録されていますが、パフォーマンスとしてはこの幻のライブ映像のときのほうがだんぜんカッコイイ。ぜひとも DVD を出してほしいのですが、YouTube にあったので載せておきます。

10:27 午後 音楽 | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2008.07.14

# 鉄道博物館に行ってきた

とあるご縁でおつき合いが続いている

こんなことしてません?

の竹花さんが先週、東京方面に遊びにいらしたので、一緒に鉄道博物館に行ってきましたよ、と。

神田にあった「交通博物館」の頃には、自分が子供の頃と子持ちになってからを通じて何度も行ったことがありましたが、そこから移転した「鉄道博物館」は、昨年秋のオープン以来かなり混んでいると聞いていたので、今までちょっと見合わせていました。

ごく個人的な話ですが、現・さいたま市大宮区、旧・大宮市は、親戚がいた関係で子供の頃から馴染みのある町でした。40 年以上前になりますが、当時の国鉄大宮駅の南側にはけっこう大きな操車場と機関庫があって、すでに現役を退いていたと思われる SL がいくつも並んでいました。その操車場を遊び場にしていましたが、怒られたりした記憶はありません。

そーゆーわけで、交通博物館がさいたま市に移転すると聞いたとき、あの広い操車場跡にできるんだなと勝手に思い込んだのは、日本でも私だけかもしれません。

さて、新しい鉄道博物館。

「鉄道~」になってしまったので、かつての交通博物館にあった航空機や船舶関係の展示がなくなってしまっていたのは寂しい限りでしたが、鉄道に関しては見応えたっぷりでした。特に、転車台を回転させるとか、展示してある車両の下に潜り込んで底面を見ることができるようになっているとか、「見せ方」がずっと面白く工夫してあります。

そんな仕掛けを見て回りながら、

「鋲ですよ、鋲!!」

とか

「これは出渕ですね~」

とか、意味不明の盛り上がり方をしている中年男 2 人組...もしかして端から見たらかなり怪しかったかもしれません。

HO ゲージのショーが埼京線から始まるところが、なんともお茶目です(なんでお茶目かは、竹花さんには通じなくて解説が必要でしたが)。最前列に子供しか座れないのが、本気で悔しかったりして :)

最後にひとつ。
歴史的な資料などもほしかったので売店で目録を探したのですが、あれ 5,000 円は高すぎます。CD-ROM にしちゃえばいいのに。

p.s.
竹花隊長、六花亭のチョコごちそうさまでした。

06:43 午後 旅行・地域 | | コメント (4) | トラックバック (1)

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# 訃報 - 大野晋

リンク: 訃報:大野晋さん88歳=国語学者、学習院大名誉教授 - 毎日jp(毎日新聞)

日本語の起源をはじめ、言葉を通して日本とは何かを探求した国語学者で学習院大名誉教授の大野晋(おおの・すすむ)さんが14日午前4時、心不全のため、東京都内の病院で死去した。88歳。(中略)タミル語を日本語の起源の一つとする説は、週刊誌などで一般に広がったが、学界では「タミル語の音韻法則を無視している」などと批判を呼んだ。しかし、晩年も「100年くらい後に正しさが理解される」と、自信を持っていた。

私も授業を受けたことがある、とある言語学の先生(その方ももう鬼籍には入られました)なども、大野晋氏の学説についてはかなり辛辣な意見を述べていましたが、そうした点を除いても、大野氏の数々の功績は賞賛に値するでしょう。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

01:47 午後 翻訳・英語・ことば, 社会・ニュース | | コメント (6) | トラックバック (0)

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2008.07.13

# 「俺々詐欺」が読めないじゃないか

国語審議会ってあいかわらずアホなのねと書こうとしたのですが、「国語審議会」という組織はいつの間にかなくなってわけでした。今は、「文化審議会漢字小委員会」。

リンク: 常用漢字改訂、「俺」で大モメ:社会:スポーツ報知

文化審議会漢字小委員会の常用漢字表改定作業が、来年2月の最終案作成に向け大詰めに入る。現在の1945字からどれだけ増やすかが焦点。第2次追加案に残った188字の中では意見の隔たりが大きい漢字もあり、絞り込みには、まだ曲折がありそうだ。特にもめているのが「俺」という漢字。普段の生活ではごく普通に使われているこの字も「子どもに教えるべきものか」などとの意見もあり、結論は先送りされている。

常用漢字(それ以前は当用漢字でした)などというワケノワカラン枠で漢字教育を制限しようという試み、これも間違いなく戦後愚民化政策の一環なわけですが、そもそもその枠を決めているみなさんが、すでに愚民らしい。

今回増やす字数として、いったいどこから「188字」という字数が出てきたんでしょう。1945 + 188 = 2133。特に意味はなさそうですが。

それで唐突に思い出しました。

今の「常用漢字」が制定されたのは、ちょうど私が大学生の頃だったのですが、そのときある友人が「1945 字という数字が意味ありげでいやだなぁ」と言ってました。

09:23 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (14) | トラックバック (0)

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2008.07.12

# FileVisor

PC を買ったら最初にインストールするソフトはこれだ、みたいな話をよく見かけます。つまり、それくらい自分の PC 環境に欠かせないソフトだということですが、私の場合そのひとつが FileVisor です。

長年 FileVisor を使っていると、たとえばこれなどは「何を今さら?」という感じ。

リンク: 「フォルダの新規作成」をショートカット一発で可能にする『mdAxelerator』 | IDEA*IDEA

まあフリーウェアである点は負けてますが(FileVisorは有料)、FileVisor なら「新規フォルダの作成」はキーストローク 1 つだけで可能です。開発・販売元はこちら。

ライトシップソフトウェア

ただし、バージョン 5 になったとき、ちょっと操作系が私にはしっくりこなかったうえ、ライセンス料が別(つまり新たに購入が必要)というちょっといただけない話になってしまったので、私は未だにバージョン 4 を使っています。

07:01 午前 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.11

# タミフルを笑い男的に

信用していいんでしょうかねー、この報告。

タミフルと異常行動「関連なし」 厚労省が10代処方禁止見直しも  - MSN産経ニュース

飛び降りなどの異常行動と因果関係が疑われているインフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省の2つの疫学研究班が「服用と異常行動の因果関係は認められない」とする報告をまとめ、10日の安全対策調査会作業部会に提出した。調査会は秋までに安全性について結論を出す方針だが、10代の処方を「原則禁止」とする現在の措置を見直す可能性が高まった。

厚労省で医薬品がからんでくると、ちょっと素直に受け取れない、ただそれだけなんですけどね。

08:42 午前 社会・ニュース | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2008.07.09

# 作品の固有名は正確に書いてほしい

小説や映画などの作品名は固有名詞であって、翻訳物の題名も含めて正確に書かなくてはなりません。

リンク: 英解体業者、「ロード・オブ・ザ・リング」作者邸でハガキ発見 | 世界のこぼれ話 | Reuters

J.R.R. トールキンの著作物に「ロード・オブ・ザ・リング」なんてありません。

原題は "The Lord of the Rings"、邦題は『指輪物語』。

【以下、白い都さんからコメントをいただいた後に加筆】

記事内容もいいかげんなので、以下に全文を引用。

[ロンドン 8日 ロイター] 人気小説「ロード・オブ・ザ・リング」の原作者J.R.R.トールキンの英イングランド南部にある元自宅で作業を行っていた解体業者がトールキン宛てのハガキを発見し、高値での販売を希望している。
トールキンの元自宅近くで解体業を営むスティーブン・モルトンさん(42)が8日、ロイターとの電話取材で明かした。
モルトンさんが暖炉を取り外したところ、ハガキ3枚が出てきた。3枚目は1968年の日付でトールキンに宛てて書かれたものという。トールキンは同邸に1968─72年にかけて居住。
モルトンさんは、暖炉とハガキをセットにして50万ドル(約5400万円)で売りたいとしている。モルトンさんによると、トールキンの著作権を管理する団体からの了承は得ているという。

束教授「が書いた」ハガキじゃなく教授「宛て」ですよね。どれだけ価値があるのかなぁ。

06:03 午後 文化・芸術 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2008.07.08

# 猫とPC

PC があって猫を飼っている家庭なら、かなりの確率で「あるある」かもしれません。

リンク: スラッシュドット・ジャパン | 「キーボードを占領する猫」と戦う貴方への最終兵器

記事中で紹介されているサイトの写真がこれ。

Kitinboxcatperch1

専用スペースを作ってあげても、はたして大人しくそこに収まっているかどうかは、はなはだ疑問ですが。

ウチの猫は、キーボード上に寝転がりこそしませんが、私の PC 机の前にある窓辺に立ちたいときはノート PC のキーボードを 2~3 ストロークくらい踏んづけていきます。ただし帰り道は、器用に何もない机上を踏んで降りるところが猫らしいところです。

10:56 午前 パソコン・インターネット | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2008.07.07

# 人気作家だったのか

リンク: 『ヤングサンデー』休刊で、人気作家が今後の去就を明言

ゆうきまさみって、人気作家だったんだ :P

オリコンのサイトって、右クリック禁止してあるのね。なるほどなるほど。

09:08 午後 アニメ・コミック・サブカル | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.05

# ホモ・グラフィティス

(タイトルはもちろんデタラメですが、何となく意味は通じるかと)

考えてみれば、アポロ 11 号が月面に星条旗を立ててきたのだって、「○▲参上!」という落書きと意味するところは大差ないわけですね。ラスコーの壁画とかも。「落書き」という形で足跡を残したいというのは案外、人間の本能的な衝動なのかもしれません。

リンク: 秋芳洞も落書き被害 名前や日付100以上 - MSN産経ニュース

秋吉台科学博物館(同県美祢市)によると、観光用の鍾乳洞(全長1.4キロ)の約15カ所に、昭和から平成にかけて計100以上の日付や名前があり、あいあい傘で2人の名前が書かれたものもあった。

これはまあイカンとして、記事の最後が面白い。

秋芳洞の観光ルートから約500メートル離れた立ち入り制限区域では、これまでに江戸時代や明治、大正の元号と名前が墨で書かれたものが確認されている。

観光コースから外れたところというのはそれなりに危険な場所かと思いますが、江戸時代にそんなところまで立ち入った人がいて、貧弱な光源だけで落書きを残していったと考えると、なかなかのロマンです。長州藩の無茶苦茶な若者あたりだったのでしょうか。

11:20 午前 社会・ニュース | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2008.07.04

# がいしゅつ :P

Slashdot で、ちょっと翻訳の関係する話題。

リンク: スラッシュドット・ジャパン | 「redundant」は「既出」になりました

/.Jのモデレーションにおける「redundant」の訳語を、従来の「余計なもの」から「既出」に改めました。本日20時から有効になります。

もちろん普通の辞書には載っていませんが、なかなか良い訳語だと思います。以下は "redundant" に関する余談。

余談その1
ATOK2008 に、はてなキーワード辞書を組み込んであると、「がいしゅつ」と入力してもちゃんと「既出」と変換されました。

余談その2
「冗長」というのは、日常的な文脈では「余分、くどい」というネガティブイメージばかりが強い言葉ですが、IT 用語としては「システム障害に備える機能」というポジティブな言葉です。つまり、二重三重に複製しておけば、どれかがタウンしても別ので代用できる、そーゆー発想ですね。

redundant や redundancy を直訳してしまったせいで「冗長」とか「冗長性」が定着していますが、ちょっといただけない専門用語のひとつだと思います。特に、

冗長性構成

という用語はかなり変です。

09:30 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# Oracle 8.1.7 のアンインストール

Google 先生に相談して解決できたこと。以下、自分のために覚え書き。

「Pentium 4 マシンでは Oracle 8.x.x のインストーラ(Oracle Universal Installer)が起動しない」

という不具合は以前から有名だったらしく、JIT 関係の symcjit.dll というファイルが原因らしいことが判りました。

ただし、見つかった例はどれもインストール時の話で、インストール CD の中身を全コピーしてこのファイルをリネームするという方法でした。インストール後、このファイルは以下の場所に配置されます。

Program Files\Oracle\jre\1.17\bin\symcjit.dll

別の場所の Apache 以下にも同名ファイルがありますが、インストーラに関係するのは上記のファイルでした。

01:09 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2008.07.03

# よっちゃんいか ww

リンク: えらいぞ! 値上げしない「よっちゃんいか」の心意気

私の実家は --- この言い方、もう許容してね --- 駄菓子屋さんでした。

08:18 午後 社会・ニュース | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2008.07.02

# 寝転がって読みたい

発表当時のニュースを見た人 100 人のうち 120 人くらいが、「これは売れないよな」と思ったことでしょう。

リンク: 電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退 - ITmedia News

詳しい分析はこちら。
来なかった電子書籍の未来 - コデラノブログ 3

08:05 午後 パソコン・インターネット | | コメント (3) | トラックバック (0)

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# TRADOS - ではどうやって使おうか

(前エントリの続き)

Buckeye さんのそもそもの TM に関する言及ですが、

さらに余談ながら、だから私は翻訳メモリを使いたくないし、力をつけたいなら使わないほうがいいとアドバイスをしている。

これは「翻訳全般」の話として読んだときに首肯できるのであって、ローカライズという世界はちょっと例外です。だから翻訳者を志望するなら、(需要は常に多いけれど)いきなりローカライズの世界に飛び込んだりはしない方がいい。翻訳とローカライズはかなりの部分別物、この辺を翻訳雑誌さんなどももう少し強調してくれた方がいいと思います。

TM を使うとき、

既訳(過去に訳した原文―訳文のペア)の再利用を必須の義務と考えるのではなく、訳文考案の補助手段と割り切る

という方向性が、"本来の" 翻訳にもメモリというツールをある程度有効活用できるカギになるだろうと最近ときどき考えています。というか、そういう使い方を個人的にしています。

自分が過去にこういう訳をした。それと似ている原文が目の前にある。この言い回しとこの訳語は使い回せる。この訳語は言い換えなければならない。センテンスの構造は今回はこうしなければならない。

そういう風に考えて訳文を組み立ててゆく使い方もありではないかと。もちろんこれは、単純ローカライズの翻訳案件では使えません。

と、この辺まで書きかけて仕事をしていたら、Buckeye さんのところでさらにコメントが。

なんといっても大きいのは「なぜ翻訳メモリを使うのか」です。これが「訳文の再利用ではない」なら、つまり、翻訳メモリ最大の機能を捨てるのであれば、問題はないと思います。

つまりそういうことです。「最大の機能を捨てる」とまで言わなくとも、いいとこ取りだけすればいい。

ツールはツール。♪敵~に渡すな大事なリモコン。
(すいません、ツールの運用論ということになると、どうしてもこのフレーズが浮かんでしまう世代です)。

05:55 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (9) | トラックバック (1)

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# TRADOS - 翻訳メモリの是非

Buckeye さんのところで翻訳メモリ(以下、"TM")についてコメントが続いています。

こういう流れになるのなら、Buckeye さんのブログではなく、それこそ翻訳フォーラムで展開した方がいいと思うのですが、とりあえず私個人の見解はこちらに書いておこうと思います。

まずツールを論じるときの大前提(当たり前のことだけですが)。
- 機能と運用は切り分けて考える
- 用語を常に整理する

翻訳メモリを使うからといって、「どの文脈にでもそれなりにはまる訳文にする」ことはありませんし、そう要求されたこともありません。(コメント欄より)

これはクライアントや翻訳ベンダーによって(場合によってはそれぞれの担当者レベルによってさえ)かなり事情が変わってくる、運用面の話です。

「どの文脈にでもそれなりにはまる訳文にするよう」要求されたことが今までないというのは、ある意味でラッキーだったと言えるでしょう。私が接したことのある事例だけでも、「日本語の自然さを多少犠牲にしても利用率と最終的なコスト削減が優先」と考えるクライアントもあれば、「読みやすさを考慮してください」という方向性を堅持しているクライアントもあります。多くの場合その差は各社の台所事情からくるようですが、会社によって翻訳やローカライズに関する文化はこんなに違うのかと痛感しました。

ローカライズの場合、一番の問題点は、その肝心の「文脈」が翻訳者に見えにくい、という点(コメント欄より)

これは、ローカライズ作業の代表である UI (ユーザーインターフェース)などの翻訳のみを指しているように思われます。たしかにあれは、文脈など皆無の世界であり、それゆえの誤訳・珍訳はいろいろと例に挙がってきました。UI 翻訳は、「翻訳」の中でもかなり特殊部門であって、一般の翻訳論はほとんど通用しないと考えています。

一方、マニュアルやヘルプであれば文脈は間違いなく存在していますし、それは単純な操作系の説明であってさえそうです(だからこそ、前エントリの to 構文のような話にもなる)。

要は、あらゆるツールがそうであるように Trados だって「使い方しだい」ではあるのですが、この話は項を改めます。

--------------------
さて、Trados と Wordfast の訳語検索の話。
Wordfast は、かなり前に講習を受けたことしかなく、今回は製品をダウンロードしてちょっと確認してみただけなのですが、たしかに検索の機能は Trados より優れているようです。というより、むしろ Trados の検索機能がショボすぎるのですね(参照: 禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # TRADOS - 「訳語検索」の Tips)。だからこそ、テキストにエクスポートして grep という原始的な手段に頼らざるをえない。訳語検索のエンジンに、せめて Google 検索なみの解析機能があればと思います。

しかも、訳語検索のお粗末さはごく初期のバージョンからいっこうに変わっていませんから --- ただし最新バージョンは未確認 --- 、これからも機能向上はあまり期待できないのでは、と思っています(SDL とか Idiom の機能を取り込んでいくのかもしれませんが)。

11:45 午前 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2008.07.01

# ゲイツ君引退につき - おまけ

ゲイツ君の有名なそっくりさんがいて、でも本物の引退に合わせてものまねをやめるんだそうです。

リンク: Danny Westneat | We sure loved to hate Bill Gates | Seattle Times Newspaper

"People don't see him as evil anymore," Sires said the other day, on the eve of Gates' retirement after 33 years. "For some time now, there hasn't been much demand. I guess I'm following Bill into retirement."

画像を拾ってみましたが、

A75_gates

どっちが本物なんだか書いてなかった...

04:32 午後 パソコン・インターネット | | コメント (3) | トラックバック (0)

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# TRADOS - 弊害の実例

(前エントリの続き)

Buckeye さんはこのようにまとめています。

一つめの断層は、文と文のつながりというか、ある文がその段落内でどのような働きをしているのか、ある段落がそのセクションや章の中でどのような働きをしているのか、そういった部分に多少なりとも注意している人とそうでない人との間にあると思う。

「二つめの断層」もあるのですが、今回はこの「一つめ」に話を絞ります。

この Buckey さんのご指摘を、レベルは低くなりますが卑近な例で考えてみます。

ローカライズの日常的な翻訳では、「○○を選択して、△△をクリックします」のような定型が多いと書きましたが、そんな単純な構文の訳し方にさえ、Buckeye さんの言う断層があったりします。

翻訳入門的な内容でよく取り上げられることの多い to 不定詞の訳し方もその代表です。

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ちょっと単純化しすぎていますが、文脈によってこうした複数の訳し方は当然ありえる、それを無視して効率を上げようとしているのが TM の基本姿勢です。つまり、本来なら考慮すべき文脈の違いを無視して許容範囲を思いきり広げているとも言えます。

こうした傾向と MT の普及はニワトリタマゴの関係ですが、こと IT 業界に関しては、ドキュメンテーション部門、特に翻訳に要するコストを削減したいという要望がグローバルに強くなってきたことが大きな要因になっているようです。

その流れにあるのが、Trados などの TM のさらに先にある機械翻訳の試みと、Idiom(旧称 Deju Vu)などのプロジェクト管理ツールで、そこまでいくと文脈などはもっと軽視されているのが現状です。これらのツール開発がヨーロッパ言語を基準にしているというのも大きな問題ですが、その話はまた別の機会に。

Trados などには、もちろん同一の英文に複数の訳語を登録する機能があったりはするのですが、それはこの問題の本質ではありません。Buckeye さんのブログを見たら、私のトラックバックより一足早く「段落単位で翻訳できる」というコメントがありましたが、これも同じように本質的な解決にはなりません。

03:40 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (2) | トラックバック (0)

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# TRADOS - ローカライズ業界の話

翻訳メモリ(以下、"TM")に関する Buckeye さんのご指摘は、TM をある程度以上使っている人なら深く肯けるものだと思います。

リンク: Buckeye the Translator: 文脈に合わせて訳文を組みたてる

余談ながら、全体の流れを切り捨てることで訳文リサイクルによるコスト効率アップを実現するのが翻訳メモリという考え方だ、と私は考えている。
さらに余談ながら、だから私は翻訳メモリを使いたくないし、力をつけたいなら使わないほうがいいとアドバイスをしている。

この流れで言えば、TM の活用頻度がもっとも高いと思われるローカライズ業界における「翻訳」などは「翻訳」のうちに入らないんだろうなと私も考えます。実際、ローカライズの現場で見られる日常的な作業のかなりの部分は「翻訳」と直接関係のないファイル操作です。

だから、「翻訳(者|家) になりたい」という志望と、ローカライズ業界というのは実はかなり縁が遠いとも言えます。

幸い私の場合は、純粋な翻訳だけでない諸々の作業も性に合っていたので、ローカライズというのは結果的に良い選択だったと思っています。

ローカライズ分野で典型的な、「○○を選択して、△△をクリックします」みたいな定型ばっかりだったら、おそらくかなりの部分を機械翻訳でカバーできるでしょう(実際にその方向を試みているクライアントも多い)。

ところが、たいていのマニュアルはそんな定型句ばかりでなく機能や概念の説明もあるし、さらにはローカライズの枠を越えて IT 系全般ということになれば、Web ページやホワイトペーパー、マーケティング用マテリアルと範囲が広がってきて、そのような素材を同じ翻訳者が訳すと、たちまちボロが出てしまうというケースも実は少なくありません。application が文脈をどんなときにも「アプリケーション」と訳されていたりするのはそんなときです。

この項、続きます。

03:07 午後 TRADOS, 翻訳・英語・ことば | | コメント (8) | トラックバック (0)

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