# 手段と目的
※
念のために付け加えておくと、これは Wikipedia の「機動警察パトレイバー」の項目でも引用されているくらい有名な、シャフト・エンタープライズ・ジャパンの内海課長の性格を評した言葉です。
現実にこんなキャラクターがいたら周囲は迷惑きわまりないわけですが、世の中が、あるいは人の生き方があまりにも「目的的」な方向ばかりを向いてしまうとき、こういうアンチテーゼもありなのではないか。「手段のためには目的を選ばない」という言い方に、ふとそんなことを感じたものでした。
「何のために」とか「だれのために」とか、そればかりを考えていると、たぶん人間は不幸になります。
これが皆無でももちろん困りますが、ときどき立ち止まって考える程度で十分なんであって、ふだんから「ため」ばかりを行動原理にしているのは、相当シンドイ生き方です。
言いたいことが先にあって
その表現方法を探した結果
ブログを選んだんじゃなかったか。
マスナガさんはこう自問していますが、日本人にとってのブログ --- アメリカで生まれた本来の "Weblog" と性質が異なると最近よく指摘されています --- って、もともと手段と目的が曖昧なんですよ。
なんたって、奈良平安の時代からの日記大国、私小説のお国柄ですからね。自分語り、チラ裏書きがけっこうみんな好き。
もちろん最初は、まず言いたいこと(目的)があったのかもしれないけれど、途中からはエントリを書くこと、ブログを書き続けること(手段)が主体になってきて、気づくと「ブログのネタ」を拾っている自分がいる --- そんな風にブログを続けるのも、きっとありです。
ところが、そうなるとブログを書くことが手段から目的に逆転しているわけだから、それに拘ってしまうと「目的的」になって、やはりシンドイことになります(こういう構図、なにやら人生の至るところにありそう。手段と目的を、どっちもほどほどに塩梅して生きてゆくのがラクですね)。
あるいは、こうも言えるかな。
「話のネタになる」的な発想をしちゃう性質というのがもともとあって、その性向の強い人がブログを書き続けている。あぁ、きっとこっちだな。自分を振り返ってみるとそんな気がする。
01:57 午前 日記・コラム・つぶやき | URL
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コメント
>「話のネタになる」的な発想をしちゃう性質
あるあるあるー。ブログは目的であり、手段でもあるということですね(?)。
投稿: みっち | 2008/05/28 20:35:09
>手段のためには目的を選ばない
1月は正月で酒が飲めるぞ~
2月は豆まきで酒が飲めるぞ~
これも目的と手段が逆になっちゃってる場合かと思います。
投稿: 竹花です。 | 2008/05/28 23:17:55
> あるあるあるー
案の定、みっちさんもネタ志向になってるようですね。
> 1月は正月で酒が飲めるぞ~
あれは名曲ですね。6月が何だったか思い出せません。
投稿: baldhatter | 2008/05/29 20:21:38
ジョン・レノンに"Whatever gets you through your life"
というのがあって、私の呪文のひとつです(でした)。
>「何のために」とか「だれのために」とか
考えないでも、自分が生きていることを肯定できる境地にいつか到達したいものです。
投稿: ハーブ | 2008/05/29 21:04:52
> "Whatever gets you through your life"
名曲です。
そもそも日本語では「ため」が何の意味かが怪しかったりしますから。
投稿: baldhatter | 2008/05/31 21:19:37
6月は田植えだそうです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1310765563
投稿: 竹花です。 | 2008/06/04 13:47:29
なるほど。田植え→祭→酒です、たしかに。
♪八月は熱いから
♪九月は台風で
なるほど何とかなるもんだ、と思いましたが、
♪十一月は何んでもないけど
やっぱりこーゆー月があるんですね :)
投稿: baldhatter | 2008/06/04 15:35:41