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2008.03.10

# 言葉を弄る愚か者たち

リンク: asahi.com:「聾学校、改称しないで」元生徒ら異議 割れる教委判断 - 暮らし

いわゆる "差別語" がらみですが、相も変わらず

「お前らバカじゃん」

としか言いようがないお話です(もちろん、改称しようとしている側が)。

聾(ろう)学校という名を残して――。こう訴える静岡県の聾者の男性からの投書が本紙「声」欄に載った。静岡県教委が「聾学校」を「聴覚特別支援学校」と改名することへの異議だった。学校教育法の改正を受けた措置だが、全日本聾唖(ろうあ)連盟は改名に反対。全国の都道府県教委の判断は割れている。(中略)特別支援教育課の名倉慎一郎課長は「一般に『聾』という字には差別的なニュアンスがあり、『聴覚障害』と言い換えが進んでいる」と説明する。

「一般に『聾』という字には差別的なニュアンスがある」って、そーなんですか?

〈聾(ろう)〉 国立身体障害者リハビリテーションセンターの市田泰弘さんは、差別語とされ使われなくなった「つんぼ」から「聾者」へと、「聾者」から「聴覚障害者」へと言い換えが進み、「聾者」という言葉も「もはや使わない差別的な言い方」と誤解されていると指摘する。マスメディアでは「耳が不自由な方」という表現も使われてきた。全日本聾唖連盟の河原雅浩・教育対策部長も「聾であることに私たちは誇りを持っており、私たちの団体名にも堂々と『聾』を使っている」と説明する。

「つんぼ」は差別語だから「聾者」と言い換えた。しばらく使ったら「聾者」が差別的になったからまた言い換える --- そんなバカな言い換えばっかりしてるから結局、こんな風に当事者たちと一般人とマスコミの間で認識の相違が生まれてるわけでしょう。

アホな言い換えでは、少し前にこんな話もありましたっけ。

リンク: ゲートボール改めリレーション 「高齢者」イメージ払拭へ (1/2ページ) - MSN産経ニュース

差別語ではありませんが、これもアホさではいい勝負。これもまた、何年かしたらさらに改称するんでしょうか。

そもそも、利益団体でもないのにプレイヤー人口が減ると困るという理屈が判りません(いや、きっとそれなりの利益や利権が絡んでるんだろうな)。

02:28 午後 社会・ニュース |

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事務局よりお知らせです。 諸新聞の校名変更反対の記事を取り上げたブログを紹介します。 【ゆったり、まったり】 http://fukushimaya.blog48.fc2.com/blog-entry-69.html 【メディアが伝える発達障害】 http://blog.goo.ne.jp/land_of_tempest/e/7c8ca6feee34fc4a68de2b96948ab2b0 【語学と雑談】 http://blogs.yahoo.co.jp/srpskhrvtskjzk2008/... [続きを読む]

受信: 2008/03/10 14:56:41

コメント

朝日新聞に載った山本です。
記事にしていただきありがとうございます。

「聾」って言葉に差別を感じない、「特別支援」の方が上から目線な言い方だ、と周りもそうコメントしています。

これまで教育委員会と話し合いを重ねてきましたが、私たちは校名変更よりも、「聾」という言葉を理解せずに看板の挿げ替えを強行しようという教育委員会の姿勢を問題視しています。
自分が「上から目線」ということに気づいていないのか、気づいてはいても聾学校やろうあ団体を軽視しているのか。

この反響を教育委員会はどう受け止めるのでしょうね。

投稿: 山本 | 2008/03/10 17:03:48

>「聾者」から「聴覚障害者」へと言い換えが進み、マスメディアでは「耳が不自由な方」となり、「聾者」という言葉も「もはや使わない差別的な言い方」と誤解されていると指摘する(少し入替えました)。

こういった状況を野放しにすると「馬鹿」も駄目と言うことになりそうです。言い換えれば、静岡県教委は「状況認識障害」?

投稿: 竹花です。 | 2008/03/10 17:25:14

山本様、TBしていただいたことには気付いていましたが、コメントまでいただき恐縮です。朝日社会面に比べればはなはだ微力ながら、拙ブログがこの件の周知に少しでもお役に立てるようなら幸いです。

> 静岡県教委は「状況認識障害」

まさにそのとおり。お役所の中でも、特に教育委員会というのは現状認識や常識を疑いたくなるような話が多いところです。

私も以前、ボランティア --- という言葉は好きではありませんが --- で障害者介護に関わっていたことがあるので、お役所というところが障害者を取り巻く状況にいかに無理解か、そしてその無理解に基づいていかにひどい勘違いを押しつけてくるか、多少は知っています。

また、その当時から、知り合いの障害者たちはみんな口を揃えて、"差別語" 言い換えのバカらしさを指摘していました。

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(以下、コメントとしては長くなりすぎるので、新しくエントリにします)

投稿: baldhatter | 2008/03/10 19:28:56

佐藤信彦です。

「baldhatterさん『バカ』なんて言っちゃ駄目です! 何故って? 差別用語だからに決まってるでしょ! ちゃんと『頭の不自由な人』とか『思考能力要支援者』として助けてあげなきゃ! だって私たちは頭が良いんだから」

と言っているのと同じだよなぁ。

差別って言葉から生まれるんじゃなくて、相手に対する態度そのものなのにね。どんなにpolitically correctな表現を使ったって侮辱したり差別したりできるのに。

投稿: 佐藤信彦 | 2010/04/16 8:10:43

そのうちきっと、「~の不自由な人」という表現もダメっていうヤツが出てきますよ。「本人の意志の問題ではないのだから、自由とか不自由という言い方はおかしい」とか言って。

こういうことを考える人たちって、ほんと「頭が不自由」ですよね。

投稿: baldhatter | 2010/04/16 13:29:29

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