« # 先生と言われるほどの馬鹿 | トップページ | # ブルース・リー@仮面ライダー »

2008.01.10

# 「社会科」が教えるべきこと

リンク: 学研、「台湾」ない地球儀を販売 中国の圧力で - MSN産経ニュース

学研のスマートグローブ、ちょっと興味があったんですが、こんな "オマケ" があるなんて :P

ある意味、これは実に良い社会科教材でしょう。

学習教材大手「学研」(東京都大田区)グループが国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記していることが9日、わかった。同社は「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明しているが、識者からは「国益を損ないかねない」と憂慮の声が上がっている。(中略)
問題の表記は台湾(中華民国)について、「台湾島」と記載。また、日本の北方では、樺太の南半分や北方領土以北の千島列島をロシア領として色分けしている。これらはサンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白表記になっている。
台湾島という呼び名や千島などのロシア領表示は、いずれも中国発行の地図で一般的に使われる表記。
学研トイズは「当初は日本の学校教科書同様の表記をするつもりだったが、工場が中国にあり、中国政府から表記を変更しないと日本への輸出を認めないと迫られた。すでに注文が殺到していたので、仕方なく中国政府の指示に従った」と説明している。
同社は応急措置としてメモを添付。「生産国の中華人民共和国政府の指示により、地球儀表面の『台湾』の表記が『台湾島』音声が『中華人民共和国』となっております」などと記している。

もともとが微妙な問題なんだから、「台湾をめぐる国際情勢はややこしいのだ。それは、東アジアにこれこのような歴史があったからなのだ」ということを、親なり教師なりが教えればいいだけの話です。

そのうえで、この地球儀の表記が「島」になった経緯を説明して、「台湾島」と「中華人民共和国」、どちらの表記が正しいと思うかを各自に考えさせればいい。本当の社会科教育って、そーゆーことじゃないかと、かつて社会の授業はあまり担当しなかった元教師は思うのでした。

10:27 午後 経済・政治・国際 |

はてなブックマークに追加

« # 先生と言われるほどの馬鹿 | トップページ | # ブルース・リー@仮面ライダー »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: # 「社会科」が教えるべきこと:

» 社会勉強 トラックバック [晴]晴れの日もある
中国(中華人民共和国)では台湾を独立国と認めておらず、単なる島の扱いである……ということは、このニュースに接するまで、多くの大人も知らなかったのではないだろうか。 [続きを読む]

受信: 2008/01/15 23:37:48

コメント

専用シールを貼ったらどうだろうか。
そのままだと、説明しても問題の微妙さまでは理解できないかも。

投稿: ひるで | 2008/01/11 14:05:41

苦情が相次いで販売中止になったらしいですよ。

投稿: Ado | 2008/01/11 23:04:19

名前に反して、ちっともスマートではない展開になっちゃった、というオチですね。

投稿: baldhatter | 2008/01/11 23:13:30

この記事へのコメントは終了しました。