« # 本日の日本(8/14) | トップページ | # 8月15日に »

2007.08.14

# TRADOS - 原文と訳文の入れ替え

どーゆー場面で必要になるのか、実はいまひとつよく判らないんですが、TRADOS コミュニティでときどき見かけるのがこの質問。つまり、たとえば
 原文=英語
 訳文=日本語
というメモリ資産があって、その原文と訳文の言語を入れ替えたいというリクエストですね。

Trados (Workbench)固有の機能だけでこれを行うことは、たぶんできません。

☆新しく、TRADOS というカテゴリーを設けました。

【8/20 訂正: ちょっと勘違いがありました】

小生がすぐ思いつくのは、
1)メモリテキストのエクスポート/インポートを使う
2)言語設定を逆にして WinAlign で整合する
3)Excel を使う
といったあたりでしょうか。

1 番目の方法はこんな手順。
- テキスト形式(つまり TMX ではない)でメモリをエクスポート。
- 新規メモリを作成(言語設定を逆にして)して、上のテキストをインポート。

2 番目の方法は、原文と訳文がきれいに対応していればいちばん簡単でしょう。

3 番目の方法は、原文と訳文が改行まで含めてきれいに対応している必要があります。もしそんな理想的な状態なら、
- Excel の A 列と B 列に原文と訳文を貼り付けて、C 列に以下の関数を入力。
 =CONCATENATE("{0>",A1,"<}100{>",B1,"<0}")
- 当然、ファイルの最後までこれを下方コピー。
- C 列を選んで Word に貼り付ける。
 ※形式選択してペースト、または一度テキストファイルを介してからペーストするが吉。
- この Word を訳文生成して TM を作成。

個人的には最初の方法がいちばん好みです。

【8/20 訂正】
実は、1 番目の方法をとるとき、最初は「テキストを開いて、原文と訳文を逆にする」つまり、

 原文
 訳文

という 2 行の順序を逆にして

 訳文
 原文

のようにする作業が必要かと思いこんでいました。

でも、これらのラベルに原文/訳文の区別はなく、順序も関係ないということが判りました。したがって、ただエクスポートして、言語設定を逆にした TM を作成してインポートすれば済むんですね。ちょっとした発見。

ただ、以上のような行の入れ替えが必要なときの参考に書いておくと、秀丸エディタの場合の置換パターンはこうなります。

 検索文字列 : \f.*\f\n\f\f.*
 置換文字列 : \3\4\2\0\1

08:34 午後 翻訳・英語・ことば TRADOS |

はてなブックマークに追加

« # 本日の日本(8/14) | トップページ | # 8月15日に »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: # TRADOS - 原文と訳文の入れ替え:

コメント

この記事へのコメントは終了しました。