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2007.07.11

# ファン心理

リンク: FujiSankei Business i. 総合/「ハリー救え!」 完結編発売を控えネットで請願署名

人気シリーズ完結編の第7作「ハリー・ポッターと死の聖人たち」が21日、発売されるのを控え、作者のJ・K・ローリングさんが「登場人物のうち2人が死亡する」と発表していることから、ネット上ではシリーズの継続を求め、「ハリーを救え!」という請願署名が始まった。

この手の助命嘆願では、NHK の大河ドラマで、織田信長を高橋英樹が演じたとき(『国盗り物語』)のエピソードが有名ですね。

ハリポの場合は、信長と違って歴史上の人物ではないし、著作もまだ進行中ということで少しは望みがあるのかもしれませんが、"ファン" のこーゆー心理というのは、いつもながら小生にはよく判りません。

ハリーなら、もし死んだとしても次回作で「ふっか~つ」というのは、ない話じゃないわけですが、信長の助命嘆願というのは何重にも不思議な行動です。

「いったい誰の助命をしたかったの?」とちょいマジで考察してみたくなります。

他の俳優ではなく高橋英樹 --- 若かりし頃の --- だから助命嘆願があったらしいのですが、別に高橋英樹さんが本能寺で死んじゃうわけじゃない。なので、俳優・高橋英樹の助命では当然ないわけですね。

では織田信長の助命なのかというと、それもちょっと難しい。信長さんは西暦 1582 年にお亡くなりになっていて、たいていの日本人ならそんなことは判ってますからね。

じゃあ何なんだというと、それはたぶん、「高橋英樹さんの演じる織田信長が、自分の見ているテレビの中で死んじゃうのがイヤなのよ」という程度の話なんではないかと。

それなら解決策は簡単です。そう、お話を本能寺より前で終わらせちゃえばいい。いずれかの合戦を最終回にしてさ、いざ出陣というシーンでナレーションが入るの。

「全国統一をめざし、信長は今日も戦いに挑むのであった。がんばれ信長、負けるな信長!」

09:07 午後 書籍・雑誌 |

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コメント

ドラマに出てくる人に思い入れがないので、話しが面白くなるなら殺せば?と思うので、死なないで嘆願書とかさっぱりわかりません。

>ネット上ではシリーズの継続を求め、「ハリーを救え!」という請願署名が始まった。

続編が出て面白くなかったら、そっちが悲惨かも…

投稿: 竹花です。 | 2007/07/12 13:50:05

> 続編が出て面白くなかったら

「外伝」をいくつか出しておしまい、が無難だと思います。あ、ちなみに小生は原作も読んでないし映画もまったく観てません。

投稿: baldhatter | 2007/07/12 15:02:51

わかんなくたっていいですよ。どうせバカですよ。提督を偲んで紅茶を入れてますよ…
(私が読んだ時にはもう完結していて幸いでした。皆殺しの田○本人を消してでも暗殺阻止したかもしれない)

思い入れのないファンなんてファンじゃないやい!

投稿: ハーブ | 2007/07/14 1:00:59

> 提督を偲んで紅茶を入れてます

その提督がああいう最期を迎えたからこそ名作になったわけでして、まあ、作者がその後生き恥をさらしているのは確かですね。

歴史上の人物は、極論すれば「みんなもう死んでいる」ことになりますが、SFの場合はほとんど「まだ生まれてもいない」ということになります。

投稿: baldhatter | 2007/07/14 13:42:37

> 「全国統一をめざし、信長は今日も戦いに挑むのであった。がんばれ信長、負けるな信長!」

そりゃ、『信長君日記』(佐々木けいこ)のノリですな。

> 歴史上の人物は、極論すれば「みんなもう死んでいる」ことになります

これも漫画ですが、『ノリ・メ・タンゲレ』(道原かつみ)を思い出します。
時間旅行SFで、主人公が過去に旅した時に知り合って思い入れを持った人物について、その後の運命を気にしていると、元の時間の人が、
「生きているわけはない、500年も前だから。」(爆

投稿: 白い都 | 2007/07/16 0:42:42

> 『信長君日記』

さすがにこれは知りません(Lala?)が、

> 『ノリ・メ・タンゲレ』

こっちは既読です。確かに時間旅行が絡んでくると、「もう死んでる、まだ生まれてない」辺りの感覚もちょっと違ってきますね。

さっきまで会ってた人が 500 年前に死んでるというのは...「500 光年離れた星の光を今見ている」ことの不思議さに近いかな。

投稿: baldhatter | 2007/07/16 1:00:04

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