# 宇宙猿人ゴリなのだ
(バカボンのパパみたいなタイトルですが違います)
日本映画専門チャンネルで、『宇宙猿人ゴリ』の放送が始まりました。
本放送のとき以来 30 年以上ぶりに見ていますが、やはりこれは名作、異色作、問題作です。
スペクトルマンって、上司の無茶な命令に悩まされる現場のサラリーマンなんですね。知ってました?
ひどいヤツなんですよ、この上司というのが。
自分はネビュラ 71 から命令するだけで、しかもその命令というのが、とんでもなく非情かつ理不尽です。被害者であるはずの「公害人間」 を殺せとか、同じく犠牲になった若者を、人体実験するからネビュラに送れとか、人質の命より怪獣退治を優先しろとか。そうかと思うと、人質がいて躊躇しているスペクトルマンを臆病者呼ばわりしたあげくに「解任」とか言っちゃう。
ネビュラ 71 というところの労使関係は、いったいどうなってるんでしょう。
もっとも、命令に背いても毎回許されたりしてるところは、案外ヌルいみたいですが。
でね。円谷プロに比べるとだいぶ低予算番組だったはずなのに、ミニチュアワークとかすばらしい出来ですよ。職人仕事を感じます。
もうひとつ。大平透が声優ではなく俳優として出演しているという点でも貴重な作品です。
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コメント
宇宙猿人ゴリ?と思って検索しましたら、スペクトルマンなのですね!
これはまったく見たことがありません。無念…
しかし凄い設定ですね。拙者なら反乱を起こしますよ。
>大平透が声優ではなく俳優として出演
素晴らしすぎます!
でも見れない…無念。
投稿: 竹花です。 | 2007/07/04 18:19:57
> でも見れない
ゴメンなさい! YouTube にもさすがに出回っていないようでした。
投稿: baldhatter | 2007/07/04 23:46:39