« # 本日の日本(6/11) | トップページ | 社会保険庁と電話するつもりだった(BlogPet) »

2007.06.12

# The Boy and The Girl

「この国にも "渇きの相" が出ている」と一部では表現されているように、今年はラ・ニャーニャという現象により、日本では少雨と猛暑が予想されているとのこと。

「ラ・ニャーニャ」というのはあまり聞き覚えのない単語ですが、「エル・ニーニョ」の反対と言われれば、少なくとも名前については、なるほどと肯けるわけです。今回のエントリタイトルも、ラテン系の言語を少しでも知っている方なら納得していただけるのではないかと。

どちらも原語はスペイン語で、有名な方の「エル・ニーニョ」は El Niño と綴ります。
英語に直訳すれば "The boy"。

かたや「ラ・ニャーニャ」は、la Niña で、直訳すれば "The girl" となります。

ところが、これらを単に「男の子」と「女の子」などと、一般庶民の子供を語るように考えてはいけません。ヨーロッパ言語における定冠詞の存在を甘く見てはいけないのでした。

「エル・ニーニョ」とは、特定の海域で海水温度が上昇する現象なわけですが、これが発生するのがちょうど新年前後つまりクリスマスの時期。クリスマスに「男の子」とくれば、そう、それは神の子 Jesus Christ その人なんですね。

英語で "The Book" が聖書を指すように、スペイン語の "El Niño (The Boy)" は、神の子を表すのでした~。

じゃあ、la Niña (The Girl) って誰よ?

日本人ならそう思うのが人情というもの。イエス様の対になる女性なんて設定はないよね。マグダラのマリアさんは、まだちょっと無理っぽいし。そう、ちょっと調べてみても、女の子の方はただ単に "the girl" らしく、特定のお嬢さんを指すという用法はないみたいなのでした。

最初は「アンチ・エルニーニョ」とか呼ばれていたが、「アンチキリスト」っぽく聞こえるということで男女が対の名前になったという話もあるのですが、それはかなり後付け理由くさいです。

男女の名詞がこういう形で不均衡なのは、ヨーロッパ言語なら不思議でも何でもないですからね。

02:05 午前 翻訳・英語・ことばサイエンス |

はてなブックマークに追加

« # 本日の日本(6/11) | トップページ | 社会保険庁と電話するつもりだった(BlogPet) »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: # The Boy and The Girl:

コメント

全然知らなかったです!
北海道も暑いです。清涼飲料水も売れて、今年の日本は景気が良くなりそうですね!

投稿: 竹花 | 2007/06/12 12:29:55

景気がよくなるのは歓迎ですが、暑いとビールの消費が進みそうで、それだけが気がかりです。この季節、毎日ビール飲んでると間違いなく体重増えるんですよね。

投稿: baldhatter | 2007/06/13 16:46:49

この記事へのコメントは終了しました。