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2007.05.27

# 「公害」の時代

リンク: 光化学スモッグ:北九州市の小学校で運動会中止-今日の話題:MSN毎日インタラクティブ

かつて、「光化学スモッグ」という言葉は「ヘドロ」や「カドミウム」と並ぶ「公害」のキーワードでした。小生と同じ世代であれば、注意報・警報の発令を耳にした経験も、場合によっては実際に被害症状を呈した経験もあるはずです。

それでも、1970 年代より後にはこの言葉を耳にすることもあまりなくなっていたのですが、最近また注意報・警報発令の事例が増えています。しかもそれが中国からの越境汚染だとしたら、かつての 70 年代より深刻な事態として警戒する必要があるかもしれません。

地理的な必然性から、欧州諸国では早くから "越境汚染 transboundary pollution" という考え方が環境問題において一般的でした。汚染大気の越境移動やそれに伴う酸性雨被害への対策、有害化学物質の輸出入規制など、EC レベルでもかなり以前から検討が進められています。

しかし、現在の日本は中国からの越境汚染に対してまったくの無防備状態。今のうちに本気で対策を考えないと、今の子供たちがまた、70 年代の小学生と同じ --- あるいはもっとひどい --- 経験をすることになりかねません。

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ところで、最近は「公害」という単語がほとんど使われなくなり、「環境汚染」という言い方ばかりになっています。かつての「公害」には、企業や行政の責任を断固追及すべしというイメージがあったはずですが、それがいつの間にか「環境汚染」という責任主体の曖昧な表現にすり替えられてしまったということも、ちょっと意識の隅にとどめておきたいところです。

06:37 午後 経済・政治・国際社会・ニュース |

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