# はげしく同意
もちろんまったく面識はありませんが、しばらく前から定期巡回している翻訳者さんのブログがあって、
この方の翻訳に対する真摯な姿勢と良識には多大なる敬意を表しているのですが、特に最近は、翻訳について大きく同意したいエントリが続きました。
知識よりもまず原文に食いつこう(Blog)
粗訳(Blog)
で、翻訳する際に知識があるとこに頼っている方は、 原文の構造をまず完全に把握するまで粘るという力がつきにくいように思います。 ---「知識よりもまず原文に食いつこう」より
翻訳をチェックしているとしばしば遭遇します。こういうタイプの翻訳は、英文の難易度が一定レベルを超えたとたんにアラが目立つようになります。構文が複雑になるとまったく読解できなくなったり、原文につられて急に直訳調が目立ったり。
だって、原文を読んで意味が理解できた時点で、 頭のなかに「絵」が浮かんでくるから、 その「絵」を日本語で表現すればいいだけじゃん。 ---「粗訳」より
これって、なにやら "翻訳の奥義" めいて聞こえるかもしれませんが、本当は翻訳の "最低限の基礎" だと小生も思います(だから、やむをえず不得手な分野を引き受けてしまうと、この「絵」が浮かばずに非常にイヤな思いをすることになります)。
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