# 豪州でも言論は不自由らしい
リンク: Banned for a George Bush T-shirt | NEWS.com.au
ブッシュの顔と "WORLD'S #1 TERORIST" というロゴの描かれた T-シャツを着ていた男性が、メルボルン空港で「セキュリティ上の理由により」搭乗を拒否されたというニュース。
なのですが ---
その1
このニュースは、今日(1/22)の asahi.com でも取り上げられています。
asahi.com:「ブッシュはテロリスト」Tシャツ 豪で航空機搭乗拒否 - 国際
娘と豪南部アデレードに帰省していたロンドン在住のIT技術者のアレン・ジャソンさん(55)は20日、メルボルン空港で保安検査を通過した後、ゲートで職員から搭乗を拒否された。シャツを着替えれば、他の便に振り替えると言われたが、ジャソンさんは用意がないとして拒否。以前も2度、同じTシャツでカンタス便に搭乗しようとして、着替えるように求められたという。
ところが、英文ニュースの方は 2006/12/14 付の紙面であり、事の起こりは同月 2 日だったことが判ります。つまり、日本では事件発生から 1 か月半も経った今頃になってこれがニュースになったというわけなのでした。
その2
ブッシュ批判の T-シャツ(これがまた、いろいろ出回ってるらしい)が事件になったのは、何もこれが初めてではないようでした。
CNN.com - Anti-Bush T-shirt banned at Michigan school - Feb. 19, 2003
ミシガン州のある高校で、"INTERNATIONAL TERRORIST" というロゴの T-シャツを来ていた生徒が、帰宅して着替えるよう言われたのだとか。2003 年 2 月の出来事です。もっとも、こちらの場合は「生徒の大多数がアラブ系であるため、その感情的反発を考慮した」と学校側はコメントしたそうです。
その3
それにしても、たかが T-シャツに「セキュリティ上」などと大仰な難癖をつけるというのは、まったくトホホな話。旧ソ連時代の有名なロシアジョークを連想させられるくらいトホホです。
「フルシチョフのバカ野郎!」
そう叫んだ国民が逮捕された。もちろん、「国家の最高機密を漏らした」罪である。
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