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2006.08.23

# 1600 万円のパスポート

リンク: パスポート:電子申請停止へ 07年度から 外務省方針-話題:MSN毎日インタラクティブ

1600 万円というのは、たぶん総経費を発行件数(12 県でわずか 133 件)で割った額なんでしょうね。ということは、必要経費そのものではなく、「誰も利用しない」ことが問題だったわけです。それもそのはず。なにしろ、

戸籍謄本などを別途、郵送しなくてはならなかった

んだそうで。

外務省は22日、インターネット経由でいつでもパスポートを申請できる「旅券電子申請システム」を07年度から停止することを決めた。04年3月にスタートしたが、手続きが煩雑なため、パスポート1冊あたり1600万円ものコストがかかっていた。同省は今月末に財務省に提出する概算要求に約8億円の運営経費を盛り込まない方針だ。

旅券電子申請システムは現在、岡山、宮城、福岡など12県の住民が利用可能。しかし、申請には住民基本台帳カードと専用のICカードリーダー、各種ソフトをパソコンにインストールする必要がある。また、戸籍謄本などを別途、郵送しなくてはならなかった。このため、これまでにネット経由で申請、発行されたパスポートはわずか133件にとどまっている。

06年度に電子申請システムを新規導入した自治体はないが、システムを24時間監視するための施設の運営などに、年間8億6000万円の経費がかかっている。財務省は「廃止も含めて検討すべきだ」と指摘。外務省も運営経費を予算要求せず、システム停止を決めた。


(下線は小生)

こういうムダ使いこそ、MOTTAINAI ...
あまりのバカバカしさに、思わず調べちゃいましたよ。
http://www.ryoken-inq.mofa.go.jp/fw/dfw/csv/direct/sub/jichitai.html

カードリーダが必要なのは利用者側でそうです。
しかも、「窓口申請に比べ、受取までに時間がかかる」うえ、「戸籍謄(抄)本、官製はがき、旧パスポート」を郵送するんだと...

誰も使うわけないだろ、そんなシステム!!

10:08 午前 社会・ニュース |

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コメント

ついに廃止となりましたか。当然の結果ですね。

ですが、「誰か(システム屋さん)が作った」わけですよね。「これじゃ使い物にならない」って思わなかったのか、この種の話を聞くといつも疑問に思うのです。

税金の無駄遣いだけど、その恩恵を受けているシステム屋さんは存在するわけで・・・。

投稿: ishida | 2006/08/23 15:04:39

石田さん、いつもコメントありがとうございます。

> 恩恵を受けているシステム屋さん

本当なら、そのシステム屋さんがシステム運用まで含めたソリューションを提案すべきではないかと思うのですが、システム屋さんも、まさか全体がこんなバカな制度になるなんて想定できないでしょうね。

投稿: baldhatter | 2006/08/23 15:21:00

> これまでにネット経由で申請、発行されたパスポートはわずか133件
全員、外務省職員と家族だったりして・・・

> 「戸籍謄(抄)本、官製はがき、旧パスポート」を郵送
> システム屋さんがシステム運用まで含めたソリューションを提案すべきではないか
時期尚早。全国の戸籍が電子データ化されるのを待つべきだと進言しなかったのでしょうかね?
パスポート発行係が職権で戸籍のオンライン照会をできるようにすれば、謄本郵送は不要になります。
もっとも、いつ戸籍電算化が完了するのか、わからんけど。

政府は各省庁で全般的に電子申請システムを推進したいと言っていますが、2003年住基ネット導入の時から普及は疑問視されていました。
少なくとも個人にとって、経済的にあまり引き合わないように見えます。
業者が仕事上同じ内容の申請を何度も繰り返すならば、装置を買って資本投下してもよいですが、個人が毎日毎日、役所に申請するわけじゃなし。
また、前提条件として、住基カードや本人確認の電子認証を取得しなければならないことは、個人情報を政府の手に委ねるもので、プライバシー侵害も気になります。
自治体側でもその問題を意識しているから、今のところ、住基カードを積極的に広めることはしていません。
電子政府構想は、非現実的です。

投稿: YUNYUN | 2006/08/23 22:12:11

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