# 擦り合わせてみたけれど
リンク: 英語で説明しにくい「擦り合わせ」 - シリアルイノベーション [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
そもそも「擦り合わせ」がなんで "integral" になったんでしょうね。
検索してみると、確かにこのような用例は見つかるのですが...
integral は、英英で語義を見ると、まっさきに
Essential or necessary for completeness; constituent(AHD) forming a necessary part of something(LDOCE)
と定義されていて、"integral part of ナントカ"という使い方が普通です。
つまり、integral というのは個々の構成要素の属性にあたる形容詞であって、「擦り合わせた」結果としての総体を指したり、その方法を語ったりするのはやや苦しいようです。全体を指す用法はないわけではないのですが、
> 擦り合わせ型のアーキテクチャ
のように、アーキテクチャという「あり方」を修飾する言い方としては、英語圏の人がピンとこないのも無理からぬことという気がします。
しいて同根の単語を使うなら、過去分詞にして "integrated"ですが、これは IT 文脈などでは「統合」という意味ですでに使われていますね。
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以上、まったくの門外漢が、ただこの英単語について思いついたことを書いてみました。この手の経営用語? は専門外なので、コメントはせず TB にとどめましたが、この世界って、不思議に和語が多いんですね。
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コメント
TBありがとうございました。”インテグラル”が使われるようになったのは、「擦り合わせ」の概念をオリジナルに提唱された藤本隆宏教授ないし彼に連なる先生方が、「擦り合わせ」とは対照的な概念である”モジュラー”との絡みですわりがいいと考えられたからだと思います。
海外の方に説明する場合には、これらの概念が日本の製造業、特に自動車業界から知見を得ている経営学派の議論のなかから生まれたという経緯と、さらにその自動車業界で行われている実際的な「擦り合わせ」の中身をきちんと説明しないと、わかっていただけないでしょうね。
ある種、文化の説明が必要になるという、ひどく時間のかかる世界になります(^^;。
投稿: 今泉 | 2006/06/15 20:25:30