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2006.01.19

# ご飯粒か小骨か?

リンク: 直木賞受賞、東野圭吾氏

ただのファンとして読んでいると

その作家がピークをやや過ぎたあたりで受賞することが多い

という感じがしないでもない直木賞なわけですが、今回の受賞作は、「このミス」の 1 位になったくらいだから期待してもいいのかな。とりあえず読んでみよ...文庫になったらね。

17日夜、第134回芥川・直木賞の受賞者が決まった。近年、低年齢化が指摘されていた両賞だが、今回はすでに他の文学賞も受賞し、両賞候補回数でそれぞれ最多だった絲(いと)山秋子さん(39)、東野圭吾さん(47)が“実績の勝利"。記者会見では、受賞までの道のりに対する恨み節(!?)も出た。

ということで、エントリのタイトルは東野圭吾ではなく、芥川賞の方の受賞コメントのことです。

受賞の感想を聞かれた絲山さんは「芥川賞は足の裏に付いたご飯粒みたいで、取れないと気持ちが悪い。やっとのどの小骨が取れた感じ。今回取れなければ、今後候補を辞退しようと思っていた」と語った。

「足の裏に付いたご飯粒みたい」と言っておきながら、「のどの小骨が取れた感じ」ですか? 似たような比喩とは言え、ニュアンスはずいぶん違いませんか?

かりにも芥川賞を受賞した(しかも過去 3 回も候補にあがっている)方が、こんな発言をするとは思えないのですが、これはもっと長いスピーチを端折ったのだろうと推測されます。

つまり、「足の裏にご飯粒がついて、いつまでもムニョムニョと気持ち悪いなぁ、と思っていたら、やっとのどの小骨が取れた」という、

意味不明な比喩の連発

は、ご本人の言ではなく、ZAKZAK 編集者の日本語力の問題に違いないのでした。

さすが ZAKZAK。他紙にはない絶妙な味わいと申せましょう。

01:00 午前 文化・芸術 |

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