# バカの壁は高かった(違う)
リンク: ドラッカー著書の累計は『バカの壁』一冊分 - 発想七日! [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
ドラッカー氏の死去についてはあちこちで取り上げられていますが、この比較はまた何とも。
それにしても、バカがどんどん増殖しているらしい---11/2 記事参照---この日本で、なんで『バカの壁』がこれほどまで爆発的に売れているのか、理由が今ひとつ判らないのでした。
400 万部と言えば、日本人の 30 人に 1 人はこの本を読んだ計算。子供の数を考えれば、その比率はもっと高くなります。それだけの数の人たちが、「自分はバカじゃない」し、「最近、身の周りであまりにバカの多さが目につくようになった」と思っていて、そしてこの本を読んで「なるほど、バカを説得できない理由はこれか」と納得しているわけです。
でもその一方、しばらく前からテレビ番組でも書籍でも、雑学とか教養を売りにしている(っぽい)内容が流行していて、次々新しく始まっている。これは、自分がバカだと痛感するあまりにインスタントな教養に飛びついているようにも見えます。
つまり今の日本人の中には、「バカが増えて困った世の中になったもんだ」と嘆いている人たちと、「自分はバカだから恥をかかないようにしたいなぁ」と焦っている人たちがいるらしい。
でも、どう考えたって、その両者がきっちり二分されているということではなさそうです。『バカの壁』に共感していたお父さんが、「世界でいちばん受けたい授業」を観て、次の日には『声に出して読みたい日本語』を読んでいたりするんです、たぶん。もちろん、三色ボールペン持って。
「バカも教養もマスコミに乗ってファッションになってしまう社会」と言ってしまうこともできるけど、まだちょっと落ち着きどころのないテーマです。
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コメント
バカの壁 実感できるかもしれません。下記ブログです。
ギョとするコメントあると ♪。
http://plaza.rakuten.co.jp/trendcyclone/diary/200602090000/
投稿: auzy | 2006/02/18 16:49:44