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2005.10.31

# Babel Fish にはほど遠いけど

リンク: 現代版「バベルの塔」も完成間近?--新種の同時翻訳技術が登場 - CNET Japan

指向性の高いスピーカーで聞き手にだけ聞こえるようにするタイプと、バイザー上の小型液晶ディスプレイに表示するタイプが研究されているそうです。

また「Muscle Translator」というアプリケーションでは、人が言葉を発する際の顔の筋肉の動きを、電極が電気信号としてとらえる。この信号を音声へと翻訳するのだ。これを利用すれば、例えば映画館の中で声を出さずにだれかと電話で話すといったことができるかもしれない。

電極の代わりに、人の顔に無線チップを埋め込むことになる可能性もあるという。

埋め込み型となれば、Babel Fish の遠ーい祖先くらいには位置できるかもしれませんね。

ちなみに、「Bable Fish と翻訳コンニャクとでは、どちらのアイデアが先立ったのか?」という大命題があったのですが、ドラえもん学コロキアムによれば、翻訳コンニャクの雑誌初出は 1976 年 6 月ということで、H2G2 のラジオ放送より 2 年ほど早かったことになります。

12:48 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 勘違い万博のこと

リンク: asahi.com:万博エコ食器でCO2削減、720トン 杉10万本分?-?暮らし

存在自体が大勘違いだったと思しき「地球博」だが、この記事を読んでも多くの人が感心しちゃったりするのだろうか。

微生物によって分解される生分解性プラスチックでできた食器やごみ袋を導入した愛知万博で、財団法人バイオインダストリー協会(東京都中央区)は、使用後にごみとして燃やさず堆肥(たいひ)化したことなどによって約720トンの二酸化炭素(CO2)排出を削減できた、との試算をまとめた。

記事の内容自体は間違えていない。「排出を削減できた」と書いてあるし、後段でもちゃんと、通常の焼却処理と比較した試算であることが書かれている(記事全文は末尾)。

だが、これを読んで「地球博が環境にやさしかった」などと感心したり、まして得意になってる人がいたりしたら小生はやはり頭を抱えてしまう(そう読めてしまうとしたら、やはり記事にも問題があるだろう)。

通常の食器とゴミ袋だったら、二酸化炭素の排出量は製造から処理までで約 1450 トン。それを今回 720 トン削減できたということは、つまり、それでもまだ 730 トンの二酸化炭素は排出された、ということになる。そして、地球博が開催されなければこの 730 トンだって排出されずに済んだということに、この記事を読んだ人の何人が、そして実際に地球博に通ったみなさんの何人が気付くのだろう。

CO2 排出量を抑える努力も技術も、ないよりはマシである。だが、なぜそれより前の地点に立って「そもそも排出しない」ことをもっと考えないのか。

環境を語るときは「環境保護と経済発展の両立」が最近の常套句のようだが、実はそのフレーズが「経済発展を保証するために環境の方の後始末を考えよう」という、おそろしく傲慢不遜な発想のための方便と化していないか。

そんな人間が主張する「共生」など、自然の方で願い下げに違いない。

 微生物によって分解される生分解性プラスチックでできた食器やごみ袋を導入した愛知万博で、財団法人バイオインダストリー協会(東京都中央区)は、使用後にごみとして燃やさず堆肥(たいひ)化したことなどによって約720トンの二酸化炭素(CO2)排出を削減できた、との試算をまとめた。樹齢50年のスギ約10万本(約100ヘクタール)が、開催期間にほぼ相当する半年間で吸収する量に匹敵するという。
 万博期間中、会場内の飲食店では、トウモロコシなどを原料とする生分解性のコップや皿などの食器約2000万個を使用。ごみの回収にも生分解性のごみ袋約55万袋を使った。
 試算では、通常のプラスチックで食器とごみ袋を製造し、生ゴミとともに焼却した場合のCO2排出量は約1450トン。一方、生分解性の食器などは使用後に焼却せず、製造過程で使うエネルギーも少なかったことなどから、使い捨て食器で300トン、繰り返し使うリターナブル食器で81トン、ごみ袋で165トン、生ごみで173トンの計719トンのCO2排出を削減できたという。

09:25 午前 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.29

# 世界一周40度の旅

購読しているメールマガジンにあったネタですが、「北緯 40 度をたどってみる世界一周」というのを、実際に地図を見ながらやってみました。

出発点は、秋田県八郎潟。ここは北緯 40 度線、東経 140 度線が両方通っているという、キリのいいところ。このランドマークから、ひたすら西進してみるわけです。

何かと問題の多い日本海を越えると、まず北朝鮮の咸興(ハムフン)
遼東半島を横切って、北京を通過。
眼下に続く万里の長城を過ぎると、40 度線上には有名な砂漠が続いています。

ゴビ砂漠を過ぎて現れるのが、敦煌
消える湖ロブノールの西には、古代の都、楼蘭
東西 1000 km に広がるタクラマカン砂漠を超えると、そこはウイグル自治区カシュガル
サマルカンドを越えたと思うと、今度はカラクーム砂漠。

カスピ海沿岸のバクーを過ぎて、小アジアのアンカラへ。
トロイ古戦場からエーゲ海を渡ると、ギリシア半島はちょうどオリンポス山あたり。
イタリア半島のつま先、ナポリのちょい南をかすめて、
サルジニア、マジョルカなど地中海の島々を飛び石にたどれば、そこはイベリア半島
バレンシアのやや北と、マドリードのすぐ南を通過して、ようやく大西洋。

アゾレス諸島のほかにはほとんど何もない大西洋を横断して、ようやく新大陸を発見。
たどり着いたは、フィラデルフィア。ニューヨークはもう少し北に位置する。

ここからは、フロンティアの西進よろしく、コロンバス、インディアナポリス、スプリングフィールド、
そしてデンバー
ロッキー山脈をよいしょと越え、グレートソルトレークの南を通って、シェラネバダ山脈をまた越えて、
西海岸に出るあたりに大都市は...ないかな。

ここから先はもう、いつ果てるともなく続く広大な太平洋。
ぼろぼろになって打ち上げられるのは、三陸海岸の黒崎灯台ですか。

**********
ふだんあまり意識していませんが、同じ緯度上をこうやってたどってみると、なかなか楽しい発見があるものです。

高校の頃、同じことを歴史年表でやってみたときもなかなか新鮮でした。つまり同じ年代・年号で世界を横断してみるわけです。

たとえば、ダーウィンの『種の起源』が発表されたのは 1859 年 11 月 24 日
同じ頃の日本はどんなだったかと言えば、これがちょうど、安政の大獄の真っ最中ですからねぇ。なんだか眩暈を感じませんか?

ちなみに、この近辺の世界史を横断してみると---

・フランスは、ナポレオン三世による第二帝政の時代(1852-)で、
・アメリカでは、オレゴン州が 33 番目の州として合衆国に加盟しており、
・清朝中国では、李鴻章が曽国藩の幕僚になっていて、
・江戸では土方歳三が近藤道場に入門しているらしく
・マルクスの『経済学批判』が刊行されていて、
・グリム兄弟の弟の方が没して、片山潜が生まれてる。

そんな 1 年なのでした。

12:41 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.28

# 英語版はとっくに

リンク: Japan.internet.com Webビジネス - グーグル、電卓機能強化で「人生、宇宙、すべての答え」にも回答

映画が予想以上にヒットした---当初は 2 週間のはずが、ヒルズでは結局 1 か月以上かかってましたね---ので、日本語版の方も対応したっつーことでしょうか。

日本語で質問してもあんまり面白くないですね...。

でも、すぐ単位換算できるのは便利そう。

06:33 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 冷や水

リンク: asahi.com: 英バンド「クリーム」再び活動休止へ、米国最終公演は好評?-?文化・芸能

26日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサートは、「老人」ロックと揶揄(やゆ)した米紙もあったものの概ね好評で迎えられた。

いや、これはどう見ても「老人バンド」でしょお...。思わず写真を無断転載しちゃうくらい悲惨ですよ。

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[ニューヨーク 27日 ロイター] 再結成された、伝説のバンド「クリーム」がニューヨークとロンドンでの公演を最後に再び活動を休止することになった。27日、主催元が明らかにした。

1968年に解散したクリームはブルースのヒット曲を数多く生み出し、オリジナルメンバーであるエリック・クラプトンは世界的ロックスターとなった。

広報担当者は、「今後の活動予定については未定」としている。

26日にニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンで行われたコンサートは、「老人」ロックと揶揄(やゆ)した米紙もあったものの概ね好評で迎えられた。

05:16 午後 文化・芸術 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.27

# 金魚の視力

リンク: CNN.com - Rome bans 'cruel' goldfish bowls - Oct 25, 2005

リンク先がいきなり英語記事で申し訳ない。小生も医学都市伝説さんを巡回してて知ったのですが、なにしろ、今のところ翻訳ニュースはロイターだけ。日本の各紙とも、さすがに呆れて記事にしていない模様です。

[ローマ 25日 ロイター] 金魚鉢の使用を禁止する条例がイタリアの首都ローマで可決された。

この結果、ローマでは一般的な球状の金魚鉢の使用が禁止となるほか、縁日などで魚や動物を賞品として扱うことも禁止となる。
この法律は日常的な犬の散歩も義務付けている。

シリンナ議員はイル・メッサジェロ紙に対して、「ちょっとした愛情と引き換えに、その存在で我々の生活を満たしてくれる動物たちのためにできる限りのことをしてあげるべき。街の文明の高さはこういったことで測ることができる」と語った。

同紙は球状の金魚鉢は魚の失明につながると伝えたが、ローマ議会はこれが条例可決の理由だったかどうかは定かにしていない。

イタリアでは最近、猫や犬の放置者の禁固刑を可能とする法律が制定された。

ローマに犬公方でも出現したの? --- これを知った愚妻の第一声ですが、なんというか、動物ひいては自然全般を相手にした人間---わけても西欧人---のバカさも、ここまで来るとお笑いネタのレベルでしかありません。

では、あくまでも球状の金魚鉢にこだわる愛好家が、酸素不足にならないようにちゃんとポンプも入れてあげて、視力に影響する---何も欠いてませんでしたが、きっと「球状のガラスにはレンズ効果があるため、その中で過ごすと視力に影響する」とか言う報告書があるに違いない---ことがないように、ちゃんと視力回復センターにも通わせてあげたら、さぁ、どうなる?

感情レベルでしかない判断がポリティカルな次元にまで暴走してしまった、という意味では商業捕鯨反対と同質ですが、視野の狭さという点では、それをはるかに凌いでいますね。

"It's good to do whatever we can for our animals who in exchange for a little love fill our existence with their attention," said Monica Cirinna, the councilor behind the by-law.

"The civilization of a city can also be measured by this," she told Rome daily Il Messaggero.

トクトクとした顔で語っているであろうこの市議女史は判ってるんでしょうか。おまえらの言う、その civilization こそ、自然にとっては最大最悪の脅威なんだ、ということが。

03:02 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (1)

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2005.10.25

# 太ったネズミと痩せたネズミ

リンク: 「貧しく低学歴な人ほど肥満」

一般的な認識とは違い、貧しい人程肥満になる確率が高いという研究結果が出た。
 ソウルペク病院・家庭医学科の姜載憲(カン・ジェホン)教授チームが「2001年国民健康栄養調査」をもとに実施した調査の結果によると、月平均の世帯所得が低いほど肥満の確率が高いことが分かった。
 調査の結果、月平均の世帯所得が50万ウォン以下の階層の肥満率は47.01%だったが、101万ウォン〜200万ウォンの階層は26.4%、300万ウォン以上の階層は20.44%だった。また、教育の水準別でも学歴の低い程肥満になる確率が高かった。専門学校卒以上の場合、肥満率は19.54%だったが、中卒の場合34.71%、小卒の場合41.64%だった。地域別には都市(28.28%)より農村(35.62%)の肥満率が高かった。特に女性の場合、所得や教育水準によって肥満の発生する確率が男性よりはるかに高いことが分かった。
 姜載憲教授チームは、肥満を防ぐためにはそれだけの費用がかかるためだと分析している。

朝鮮日報

肥満を防ぐためにはそれだけの費用がかかる ? --- だとしたら、根本的な食生活が問題なんじゃないだろうか...。

03:20 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.24

# ドレミの次は、アルファ、ベータの話でも

リンク: ハリケーン:多過ぎ 22個目で名前品切れ

ウィルマはフロリダ半島に接近中。台風慣れしてしまった住民が避難勧告にもかかわらず動こうとしない、というニュースもあるようですが、早くも 22 個目が出現して人名リストを使いきり、とうとう「アルファ」に---ということで、毎日さんらしく読みやすい台風の名前の話です。

「アルファ」。人の名前に代えて初のギリシャ文字の熱帯暴風雨が22日、カリブ海で発生した。「○号」と数字でおなじみのアジアの台風にも実は名前が付けられている。ハリケーンや台風の呼び名の事情を探った。【ワシントン和田浩明、社会部・篠原成行】

大西洋海域のハリケーン(最大風速約33.1メートル以上)や熱帯暴風雨(同約17.4メートル以上)については、アルファベット順(名前の頭文字としては少ないQ、U、X、Y、Zを除く)に毎年21の男女名が6年分、計126個用意されている。これを発生順にAから割り振る。

現在、フロリダ半島に接近中のハリケーン「ウィルマ(wilma)」が最後の21番目。その後はギリシャ文字を順番に使う規則になっており、観測史上最多となる22番目の熱帯暴風雨が「アルファ」と呼ばれるのはそのためだ。次に発生すれば「ベータ」となる。

リストの名前は6年周期で同じものを使う。だが、大きな被害をもたらしたハリケーンの名前は世界気象機関(WMO)で協議してリストから外し、次回発生分から新名称に置き換える。8月末に米南部を直撃した「カトリーナ」も削除されることになりそうだ。

米海洋大気局(NOAA)によると、かつては上陸日にちなんだキリスト教の聖人の名前が使われた。しかし、同じ日に上陸すると同じ名前になってしまい、紛らわしい。その後(1)上陸地点の名前で呼ぶ(2)祝日名をあてる(3)中心部の緯度・経度で識別する--などの方法も試された。

一方、19世紀末から20世紀初頭ごろ、ハリケーンを一般的な人名で呼び始めた人がいる。英国生まれで、オーストラリアの気象観測体制確立に尽力した気象学者、クレメント・ラグ氏(1852〜1922)だ。女性の知人名に加え、「公然と批判ができる」と嫌いな男性政治家の名前をつけたという。

ラグ氏が女性名を使っているのを聞いた米航空会社の気象観測担当者が社内で採用。第二次大戦中は米海軍や航空隊にも広まった。妻や恋人の名前がつけられたが、非公式のものだった。米気象局(当時)が53年に正式に女性名のリストを導入、「災害に女性の名前だけを使うのはおかしい」との観点で79年からは男女名を交互に使っている。

日本でも、戦後の米軍占領統治時代はキティ台風(49年)、ジェーン台風(50年)など米国風の女性名を台風に使っていた。その後、伊勢湾台風(59年)など甚大な被害のあった台風に上陸場所などの名前をつけた例はあるが、一般に発生順に数字をあてている。

一方、日本、中国、韓国など計14カ国で構成する「台風委員会」が00年から、各国が10個ずつ提案した名前140個からなるリストを運用している。9月25日に伊豆諸島を通過した台風17号は140番目の「サオラー」(ベトナムの動物)で、18号で1番目の「ダムレイ」(カンボジア語で象)に戻った。

日本提案分は5番目の「てんびん」や19番目の「ヤギ」などすべて星座名だ。ヒンズー教徒にとって牛が神聖な動物のように、動物名などでは国によって付けてはいけない名前もあるかもしれない、との判断から星座名にしたという。

気象庁は外国船舶も利用する海上警報などには名前リストを用いるが、国内向けには使っていない。同庁天気相談所の日野修所長は「名前で呼ぶか番号で呼ぶかは気象観測文化の違い。年間の発生数が分かる番号の方が便利だと判断しており、これを変更する予定はない」と説明している。

◆05年の21個のハリケーン・熱帯暴風雨の名前

1 アーリーン
2 ブレット
3 シンディ
4 デニス
5 エミリー
6 フランクリン
7 ガート
8 ハーベイ
9 イレーネ
10 ホセ
11 カトリーナ
12 リー
13 マリア
14 ネイト
15 オフィーリア
16 フィリップ
17 リタ
18 スタン
19 タミー
20 ビンス
21 ウィルマ

ところで、台風17号(9月)に名前が付けられたサオラーなる動物は、こんなだそうです。

02:22 午後 サイエンス | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.23

# インドの毬

今日は、娘の小学校のなんとか祭というイベントにつき合わされました。校庭いっぱいに色々な模擬店や遊びコーナーがあって、早い話が、PTA の予算稼ぎの行事なのですが、その中の「駄菓子屋」という店舗で、同行した末の娘が 50 円で買った「マジックリング」という玩具が、実は幾何学的に興味深いアイテムなのでした。

まずはこのページの写真をご覧ください。

なんだか、とても由緒正しい数学的好奇心刺激風の一品ではないですか。発祥の地インドでは「ふしぎな輪の針金」と呼ばれているそうで、そういえばこのページで紹介されている『新・遊びの博物誌』(坂根巌夫著)は読んだはずなのですが、これは記憶にないのでした。

もっと詳しく知りたかったのですが、日本語サイトはほとんどヒットしません。あまり知られていないのでしょうか。"FLEXI-SPHERE" で検索すると、英語ページはけっこう見つかるのですが(15 ドルくらいしますね)。中には、"Mandala or Magic Cube" なんて紹介しているサイトもあって、なるほど Mandala ね ^^

「こんなすごいもの、50 円で買っちゃった。あと 3 つくらい買っとけばよかった」「こわれちゃうから、そっと動かすんだよ」「あー、ほら歪んじゃうよ」---あげくには末娘から取り上げて、しばしその見事な仕組みを楽しんでしまった週末でした。

でも、さすがインターネット時代。さらに検索していると、今日買ったこの玩具の原価がずばり判るページまであったりします(URL は載せませんが、少数ロットで小売りもしてくれる様子)。駄菓子屋玩具なので、さすがに出来もそれなりで、案の定、翌日の今日になったら接合部分が一つ外れてしまいました。

なお、この玩具は「マジックリング」などと命名されているのですが、迂闊に「マジックリング」のキーワードで検索しないようご注意ください。他にも「マジックリング」という商品名はいくつかあって、中にはとんでもないものまで含まれていますゆえ(珍しくなかなか高尚な記事だったはずなのに、オチはこれか...)

02:26 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.22

# ドはドーナツ

前回、「ドレミ」の話が非常に気になったので、引き続き少し調べてみました(拙 Blog では今まででいちばん毛色のエントリになっています)。

すでにいくつかの Blog でも紹介されているようですが、「ドレミ」という音階名は、

11 世紀イタリアのベネディクト修道士グイード・ダレッツオが、聖ヨハネ賛歌をもとに考案した。

というのがどうやら定説になっているようです。

Ut queant laxis
Resonare fibris ( しもべ達が声帯ものびやかに)
Mira gestorum
Famuli tuorum (汝の奇蹟の数々を歌えるように)
Solve polluti
Labi reatum (けがれたる唇の罪を免じたまえ)
Sancte Iohannes (聖者ヨハネよ)

この歌詞の各ライン冒頭の音が、原曲ではドレミ...各音に対応している(楽譜はこちら)ので、それをとって

Ut、Re、Mi、Fa、So、LA、Si

とした(その後 17 世紀に、Ut だけは、もっと歌いやすく Do に変えられた)のだそうです。

ところで、「ド〜はドーナツっのド」という訳詩(ペギー葉山)で知られる例の唱歌の方は、もちろんミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』がオリジナルなわけですが、ついでに英語歌詞のこの部分も載せておきます。

Doe, a deer, a female deer
Ray, a drop of golden sun
Me, a name I call myself
Far, a long, long way to run
Sew, a needle pulling thread
La, a note to follow sew
Tea, a drink with jam and bread

つまり、DO-RE-MI... の各音名を簡単な英単語に置き換えているのでした。実に英語的な発想と言えます。しかも、LA が「ソに続く音」などとごまかされていたり(たしかに la に結び付けられる英単語ってないです)、SI が TI になっていたりする辺りはご愛嬌と言うしかありません。

ちなみに、小生は「ドレミファソラシド」よりも、まして「ハニホヘトイロ」よりも、「CDEFGAB」という言い方がいちばんピンと来ます。「イ短調」と聞くと、必ず「A マイナー」と変換しなくてはなりません。これはもちろん、小中学校の音楽の授業がいまいち面白くなく、同じ時期にはギターのコード譜ばかり見ていたせいです。

11:23 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.21

# ←この記号は何という?

さて、拙 Blog の見出しにいつも付けている # 記号の話です。

これ、英語では pound sign と言うのですが、「日本語では何と言うのが普通か」ということが職場で話題になって、「電話の音声案内なんかだと、『〜終わりましたら、シャープを押してください』というし、やっぱ『シャープ』が一般的では?」という意見が出ました。そこでふと思ったわけですが、日本語の音楽用語で使う「シャープ」と「フラット」は、そもそも何語なんだろうか、と。

同僚がググってヒットしたのが、上月光氏の Blog

# は sharp、♭ は flat なのでした。

でも、それ以上に面白かったのが、「ドレミ」の話。

すべて聖書から来ていて、意味があるとのことなのです。彼も知らないのですが...。これを正確に説明できる人は世界に1人しかいなく、その人はウィーン国立音楽大学の教授だったのですが、死んでしまったそうです。ド(Do)は、ラテン語のDomine(主よ、の意味)かなあ?とか話し合って盛り上がりました。

おお、なんとミステリーな展開。

今まで見ていなかった分野ですが、上月氏の Blog は、文体も平易でいながら品があり、これから巡回リストに入れておこうと思った次第です。

01:03 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# Never in my life

リンク: Ballmer: Trusting Vista, battling Google | CNET News.com

"I have never, honestly, thrown a chair in my life," Microsoft's CEO said in a morning keynote at Gartner's Symposium/ITxpo here.

別に、バルマーさんの一生の問題まで持ち出していただく必要はないんですが...(笑)。英語の表現は、かくもインフレを起こすという見本ですね。

最近とみに激化している MS vs Google ですが、ここで問題になっている「椅子」の話とは、MS のある上級幹部が Google への転職を申し出たところ、バルマーさんが激怒。椅子を投げつけながら、「絶対にGoogle を潰す」と同幹部を恫喝した、というエピソードのことです。

「グーグルをつぶす」--S・バルマー、幹部の転職に激怒

言われてみれば、椅子を投げた(toss)経験はないなぁ。

12:48 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.20

# 882パスカル

リンク: ロイター

この数字にはビックリしました。どう考えても天罰...(略)。
風速は 280 キロ!

[マイアミ 19日 ロイター] 観測史上最強のハリケーンに発達した「ウィルマ」は19日、キューバ西部からメキシコのユカタン半島方面に向かい、米フロリダ州を直撃する恐れが出ている。

 「ウィルマ」はカリブ海北西部で暖かい海水を吸い上げて勢力を強め、最強レベルであるカテゴリー5のハリケーンに発達した。

 メキシコ湾岸の石油施設は直撃を免れる見込みだが、フロリダ州のオレンジ農園が打撃を受ける恐れがあるとみられている。

 米空軍機はこの日午前、時速280キロの風速と、気圧としては大西洋上での観測史上最低となる、882ヘクトパスカルを観測した。ただ、風速は夜までに時速260キロに弱まっており、国立ハリケーンセンター(NHC)は、メキシコ湾に入ればさらに勢力が弱まる可能性があるとみている。

03:16 午後 サイエンス | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.18

# ご利益あるぞ

リンク: ITmedia D PCUPdate:“お守り”メモリ発売

密かに応援しているソリッドアライアンスさん。またまたやってくれました。

ソリッドアライアンスは10月17日、USBメモリ付きお守り「遊恵寿比守(ゆうえすびいまもり)」を発表、同日より予約受け付けを開始した。
──お守りを紛失することに“畏れ”があり、一種の罪悪感的なものを感じる傾向がある。そのため単体で持ち運ぶより、お守り袋に入れたときの方が紛失しないようとくに注意を払う(と思われる)。

──お守り。そこには日本人の琴線に触れる何かがあり、機密情報の漏洩を防ぐ(と思われる)。

冗談ではなく、案外実効性がありそうな気がしちゃいますね。"USB mamory" という刺繍が、キッチュに恐れ多いです。

ネーミングだけ見ると、よく京都の土産物屋で見かけた---あれって、修学旅行生がターゲットなんだろうか、今もありますか?---「金堂夢」を思い出すんですけどね w

08:18 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# グローバルな "ひと様"

リンク: 「Google Earthは国防上の脅威」--インド大統領が警告 - CNET Japan

かつて日本の親はこう言ったものです。「ひと様に見られて恥ずかしいようなことをしたらイカン」と。

08:09 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.17

# カトリーナは女神様

リンク: ロイター

ほら、やっぱり...(10/4 の記事「# ハリケーン」を参照)。

[ニューオーリンズ 16日 ロイター] 米国民の一部は、ハリケーン「カトリーナ」によるニューオーリンズの被災について、自然の異常現象ではなく、神による天誅だと考えていることが分かった。

 熱心な米国のキリスト教信者の一部ではもともと、カーニバル「マルディグラ」などで有名なニューオーリンズについて、そのときに享楽的とも見える生活態度のためいずれ天誅が下ると考えられていた。

 米国の著名なキリスト教伝道師ビリー・グラハム師の息子で、同じく伝道師のフランクリン・グラハム師は今月、バージニア州リンチバーグのリバテイ大学で、「ここ数年間、霊的な暗雲がニューオーリンズ全体に立ち込めていた」と述べた。

 同師はまた、ニューオーリンズでは、乱痴気騒ぎや飲酒、薬物使用などが広く見られる、としたうえで、一部の米国民は宗教復興のために神がハリケーンという手段を使ったと考えている、と指摘した。

 ハリケーンによる被災は神の仲裁だったのかもしれないとする見方は政府内にも広がっているようで、ニューオーリンズのオリバー・トーマス市議会長は、記者団に対し、「もしかすると、神はわれわれを浄化しようとしておられるのかもしれない」と述べている。

04:47 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (2)

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# テレビがニューメディアだった頃

リンク: メディア産業のビッグバンが始まった - 情報政策ブログ [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

("ビッグバン" という用語の流用はどうかと思うけど...)
これからのマスメディアをめぐる視点として面白いですね。特に、かつて「テレビがニューメディアだった」という視点がユニーク。

インターネット・ブロードキャストがもたらす、"マス" でも "ミニ" でもないメディアとしての可能性、コンテンツ主導のあり方、等々いろいろ面白い側面はあるのだけれど、こでは「二次利用」のことを考える。

しかも、1回限りの番組配信を前提に制作されていて、二次利用、三次利用はあまり考慮されていない。

これは、むろん著作権の問題が大きいのだが、それだけでなく二次利用が増えても経済的メリットが出ない業界構造になっているためだとテレビ局の彼が教えてくれた。とくに下請けの制作会社は「新しい番組をつくってナンボの世界」なので、何度も繰り返し視聴されるような時間をかけた良質の番組制作が民放ではなかなか困難だという。(ボールド追加、引用者)

テレビ界では二次利用が前提とされていない---スポンサー先にありき、の現体制で、そんなことはむしろ当然だ。テレビのコンテンツとは、つきつめれば企業広告のための広告塔に過ぎない。いかに優れたドキュメンタリ、いかに感動的なドラマであっても、スポンサー企業がそれを広告手段としてのみ必要としている以上、「新しい番組をつくってナンボ」であるのは当たり前のこと。「情報によって需要を作り出すという現代消費社会」---見田宗介『現代社会の理論』だ---が、そのまま表出したに過ぎない。テレビの登場と普及が、昭和 30 〜 40 年代の我が国の経済的な必要性を背景にしていたことも考えれば、今のようなコンテンツが形成されてきたことに何の不思議もない。

そして、テレビコンテンツがもはや今までのような一過性、消費性のものであり続けることができないのも、このような消費社会が見直しを迫られている以上、また必然と言えるのではないか。

このことは、有料ケーブルTVの番組編成を反対事例と考えればよく判る。Animax でガンダムシリーズが何回リピート放送されていることか(CM 多すぎるけど)。WOWOW で同じ映画が年間で何回放映されていることか。観たいコンテンツは何度でも観たいし(1 話を録画しそこねても次の機会がある)、そのためにこそ視聴料を払っているわけだ。ここには、「無理矢理に需要を作り出し、それに合わせるように生産・消費を拡大してゆく」という歪んだ消費社会とはまさに反対のモデルがあるように思えるのだ。

インターネット・ブロードキャストが提供するコンテンツには、ケーブルTVモデル以上の潜在能力がありえるのだろう(たぶん)。今後数年間のメディアのあり方には、ぜひ注目していきたい。


04:23 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.14

# 「はてな」ではなく「ハテナ」

リンク: 謎の微生物ハテナ:筑波大の研究グループ、砂浜で発見

地球にはまだまだ、尽きることのない自然の驚異が存在するのでした。

もう少しまともな正式名が付くことを祈ってますが...。

 同じ生物なのに、半数は藻を食べて動物のように暮らし、残り半数は植物のように光合成で生きる海洋微生物を、筑波大の研究グループが発見した。このような生物の発見報告はなく、研究グループは「謎の」という意味で「ハテナ」と呼んでいる。海洋微生物から植物への進化を解き明かす可能性があり、14日付の米科学誌サイエンスに発表される。

 この微生物は長径約30マイクロメートルで、単細胞のべん毛虫の一種。和歌山県の砂浜で偶然、見つかった。この微生物は体内に藻を持ちもともとは緑色。細胞分裂して二つに分かれると、一方は藻を受け継ぎ緑色になるが、もう一方は受け継がず無色の細胞になるという特異な性質を持つことが分かった。

 無色の細胞は口のような器官が発達して藻を与えると食べることも確認した。研究グループは、これらのことから微生物の半数は親から受け継いだ藻で光合成しエネルギーを生み出す「植物型」、半数は捕食した藻をエネルギー源として生きていく「動物型」であると結論付けた。

 海洋微生物が植物に進化する過程では、べん毛虫のような微生物が藻を取り込み、藻の葉緑体だけが発達。藻のその他の器官は退化し、葉緑体のみが残ったと考えられている。

 研究グループの井上勲教授(植物系統分類学)は「“半植半獣”ともいえる生物の発見は、海中の単細胞生物が植物へ進化していくステップの一端を示しているのではないか」と話している。

09:22 午前 サイエンス | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.13

# 豪快(プチ)

リンク: 漫画喫茶56日滞在し金払わず

長岡署と県警機動捜査隊長岡分駐隊は12日、漫画喫茶に約2カ月間泊まり込みながら、店の利用料など計約52万円を支払わずに逃げたとして、詐欺(無銭飲食)の疑いで住所不定無職の男の容疑者(33)を逮捕した。 調べでは、島田容疑者は8月2日に長岡市内の24時間営業のマンガ喫茶に入店。9月26日までの56日間、個室に滞在し、利用料金約47万円とラーメンやカレーライスなど約140品分の飲食代約5万円を支払わずに逃走。12日に同市内の別のインターネットカフェにいるところを逮捕された。

1 日平均 2.5 品。← これが気になるわけです。

店からほとんど出ず、同じ部屋に宿泊(東京新聞)
昼間、外出することはあったが、夜は店の同じ部屋で寝泊まりしていた。(朝日新聞)

各紙の記述も微妙に違いがあったりして、いったい 56 日間どんな生活を送っていたのか、と。

05:50 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.12

# 富士の高嶺に雪は降りつつ

リンク: 富士山:11日午前、初冠雪 昨年より10日早く

たまにはこんなニュースだって取り上げるのだ :)

甲府地方気象台(甲府市)は11日午前、富士山(3776メートル)の初冠雪を確認した。平年より10日遅く、昨年より10日早い。

同気象台によると、秋雨前線が南下して上空に寒気が入り込んで雨が雪に変わり、山頂から9合目にかけて雪化粧が見られた。山頂の気温は、11日午前7時現在で氷点下1.2度。

ちなみに、富士山の「初冠雪」は「初雪」とは区別されています。

・山頂付近の剣ケ峰測候所で、雪、みぞれ、細氷などが少しでも観測されれば「初雪」

・地上から見て降雪が確認されるのが「初冠雪」。詳しく言うと、「山の全部または一部が雪または白色に見える固形降水で覆われている状態を、観測所から望観できたとき」

なんだそうです。

しかも、富士山の場合は雪のない期間の方が短いので、どの降雪をもって「初雪」とするかも難しい。つまり、7月頃降った雪は、前シーズン最後の降雪なのか、今シーズン最初の降雪なのか? ということになるわけです。

気象庁の基準では、「一日の平均気温がその年で最も高い日以降、初めて降雪を観測」したら、それが「初雪」です。たとえば、7 月 30 日に最高気温が記録されたら、翌 7 月 31 日の雪は初雪。逆に最高気温の記録が 8 月に入ったら、同年 7 月 31 日の雪は前シーズンの残りもの、なのでした。

1936 年の統計開始以来、富士山の最も早い「初雪」は 1963 年の 7 月 31 日、最も遅い記録は 1943 年の 10 月 16 日。

以上、毎日新聞に解説がありました。

06:11 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 欠陥字幕ごとに10円返金を要求しよう

リンク: 修正パッチごとに1ドル返金を要求します! - Twisted IT Bon Voyage [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

映画業界における字幕の問題とよく似た話です。

IT業界(私が思うに、特にソフトウェアベンダ)はもっと身を引き締めて、製品を出すべきだと思います。

ソフトウェア製品なら、出荷した後で問題が見つかってもWebでパッチを公開すれば良いんですか?それが無償提供だから良いんですか?そうではないと思います。

ソフトウェアの設計ミスで何かが爆発したり、命に関わってしまったりすることはあまりないかもしれませんが、さんざん問題になってしまった車業界のリコールの話とIT業界のパッチの話は似た様なもんだと思います。

映画字幕の場合、「商品に欠陥があったという事実を認めることさえしない」という、さらにヒドい現状なわけですが、命に関わらないから看過されてきたという経緯が共通しています。

そこで提案です。この例にならって、

今の入場料のまま、欠陥字幕があるたびにすべての観客に10円ずつ返金してください。

05:52 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.11

# 人類の明るい未来...か

リンク: ITmediaニュース:ナイジェリア詐欺がイグ・ノーベル賞を受賞

恒例のイグ・ノーベル賞ですねー。

このほか、「スターウォーズ」鑑賞中のバッタの脳細胞の活動を電気的に監視したニューキャッスル大学のクレア・リンド氏とピーター・シモンズ氏が平和賞を受賞。マサチューセッツ工科大学のガウリー・ナンダ氏は何度も逃げ隠れする目覚まし時計を発明して経済賞を受賞した。

また34年間の自身の食事を撮影し、分析したことで、ドクター・中松氏が栄養学賞を受賞した。

やはり日本人としては、ドクター中松に拍手喝采をおくっておきましょう...か。

この手のニュースは、なぜか英語で読むと面白さが 3 倍増しになります。

http://www.improbable.com/ig/ig-pastwinners.html#ig2005

PEACE: Claire Rind and Peter Simmons of Newcastle University, in the U.K., for electrically monitoring the activity of a brain cell in a locust while that locust was watching selected highlights from the movie "Star Wars."

NUTRITION: Dr. Yoshiro Nakamats of Tokyo, Japan, for photographing and retrospectively analyzing every meal he has consumed during a period of 34 years (and counting).

漢語という表意文字を日常的に使っている日本語と、専門語が特殊なものになりがちな英語という違いから来るのだろうと思いますが:

「自身の食事を撮影し、分析した」---と書かれても、わりと冷静に受け止められるでしょ。でも、"photographing and retrospectively analyzing every meal he has consumed" という、やや長めの単語が大仰に並ぶと、もうそれだけでギャグとして成り立っちゃうわけです。これを Stephen Fry の声で脳内再生すればもう...。

05:50 午後 社会・ニュース | | トラックバック (0)

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# 人類の英知、あはは

リンク: グーグルCEO:「世界中の情報をインデックス化するには300年かかる」 - CNET Japan

(GoogleのCEO(最高経営責任者)Eric Schmidtは)全世界の情報をインデックス化し、これを検索可能にするには300年かかる可能性があるとの予測を示した。

同氏によると、全世界に存在する約500万テラバイトの情報のうち、これまでにインデックス化されたのは約170テラバイトに過ぎないという。

データとしてメモっておきたいだけですが、念のために計算してみると、500 万テラバイトというのは、

549,7558,1388,8000,0000 バイト

つまりおよそ 550 京文字(1バイト換算)ということですね。はい、もう想像の上限は、はるかに超えてます w

05:33 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.10.05

# 先生と呼ばれるほどの

リンク: Top - kawano.net

河野弘毅氏の Blog、10/4 のエントリは、ローカライズ業界から逸脱して「先生」の話。

小生、前職は学習塾の「先生」で今はローカライズ業界に身を置いているので、ちょっと面白かったのでした(河野氏のところに直接コメントを書けないのが残念です)。

大学教授だと<先生性>が高いが公立小学校だと(昔は知らないが)最近の親は一応呼称として「先生」をつけるけど裏ではあんまり尊敬しているようには見えない。これが塾の先生だと先生の側もきびしい市場競争にさらされているので父母からは「先生」と呼ばれる立場にありながら親に対しては僕の知る限り完全にサービス業モードで、子どもを塾に送迎する親と受付で目線があうとニコニコと愛想よく対応して頭を下げたりするので、かなり<先生性 >もあやふやになってきて

確かに、塾教師はサービス業でした。そして小生はそのことにこそ誇りを持っていました。実際の授業、進路指導、受験情報の提供などなど、いかに良質な「サービス」を提供するか。

でも、「先生性」という点はちょっと ↑ 違ったように記憶しています。

おそらく今の父母でも学校の先生に対して「形式的な敬意」は払っているでしょう(少なくとも我が家はそう)。たとえどんなに頼りなさげでも、参観日に見た授業内容がいかにお粗末でも、です。

一方、塾教師に対する父母たちの態度はどうかというと、サービス品質を吟味した上で評価できる教師に向ける「実質的な敬意と信頼度」は、学校の先生に対するそれよりはるかに高いはずです。実力があり、それに伴う人気のある塾教師は、ある意味で相当「先生性」を備えているのでした。

12:45 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

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2005.10.04

# 嘆き...

リンク: asahi.com:大学1年の正答率4割弱、漢字能力調査 四字熟語1割台?-?暮らし

それはもう "大学" じゃないと思う。「国民総白痴化計画」の成果はここまで来たぞ。

授業で同音異義語の使い分けや文章中の誤字探しなど、国語の基本を学ぶ演習問題を出題。95年から工学部機械工学科の3年生に前期2単位の必修科目として取り組ませている。

当初は学生から「過剰な負担だ」と反発もあった。

どっちも阿呆だ。

09:20 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# ハリケーン

リンク: 世界・終わりのない今年のハリケーン・シーズン

「カトリーナ」の犠牲になった多くの方々には、もちろん弔意を表するが、これはまったく別次元の話。今日のニュースでは、今月中にさらに複数のハリケーンが発生するらしい

大西洋における異常なハリケーン発生数(とその規模)については、米本国でも宗教がかった非難の声が上がっているであろうことは想像に難くないのですが、ここまで続くとどうしても言いたくなっちゃいますね。「京都議定書から離脱したことに対する天罰じゃないの」と。

地球上の二酸化炭素の実に 4分の1 に当たる量を吐き出しつづけている張本人が、産業界の圧力を背景にした大国エゴから議定書の批准を拒みつづけ、ついには離脱してしまうという事態。これは、グローバルな影響で考えれば、対イラク戦争の継続より重大な犯罪的行為と言えるだろう。

※温暖化と気候変動の因果関係については依然として結論が出ていないという声は、もちろん無視している。

そんな米国が市場原理(排出権取引)でなら動くかもしれない、という予測もあったようだが、結局今、米国は何もしていない。ハリケーンの異常発生があと数年続いたら、少しは考えるようになるのだろうか?

以下、長いけど全文掲載。

米国海洋大気庁(National Oceanographic and Atmospheric Administration: NOAA)によれば、米国を襲った過去最大級のハリケーン「カトリーナ」に引き続き、最大12個の熱帯性低気圧(このうち4つは超大型ハリケーン)が発生するものと見られている。

29日月曜日、メキシコ湾沿岸に上陸したカトリーナにより少なくとも110人の死者と100万人のホームレスを生み出した。予備的な被害査定は最大250億ドル。専門家は、この先、数週間や数ヶ月の間(恐らくはそれ以上の間)で数十万人に住宅を供給するために十分な避難所の確保が必要であると述べる。また、詳細な被害状況を把握するのにはまだ1〜2週間かかる予定である。

しかし恐ろしいことに、今後さらに多くの熱帯性低気圧が上陸する可能性がある。NOAA国立測候所(National Weather Service)長官デービッド.L.ジョンソン氏は「大西洋では今年記録的なハリケーン・シーズンになるかもしれない。過去11年間で9番目に平均より多い数を記録するハリケーン・シーズンになるだろう」と述べた。

NOAAは、ハリケーン・シーズンの終わる11月末までに、桁外れの21個(通常の倍)もの熱帯性低気圧が発生すると予測。つまり、米国、メキシコ、カリブ海沿岸地域では、今回のカトリーナ級の超大型ハリケーンを含む10〜12個の熱帯性低気圧に襲われる可能性があるというのだ。しかし幸いなことに、全てが上陸するというわけではない。

NOAAによれば「Very Active(過去最大級の)」ハリケーン・シーズンの原因は、大西洋の暖かい海水であると考えられている。27℃を超える暖かい海水により空気中の水蒸気が発生し、その上昇の際にハリケーンやサイクロンが形成される。ハリケーンはいったん発生すると、暖かい海水と適度な風のみを必要として、その威力を保持していく。

先週ハリケーン「カトリーナ」が最初にフロリダ州を襲った時、シンプソンのスケール(Saffir-Simpson scale:ハリケーンを最大風速や被害の規模によって5段階に分けたもの)では、その規模はカテゴリ1にすぎなかった。しかし、これがメキシコ湾の暖かい海水に入ると、24時間も経たないうちに急速に勢力が拡大し、時速250キロ(風速:69.4m/秒)を超える断続的な風をもたらすカテゴリ5に成長した。

カトリーナはメキシコ湾岸に上陸するとカテゴリ4に勢力を落としたが、その規模は最大級で広範囲にわたり壊滅的被害をもたらした。ニューオーリンズの街では、ハリケーンによる直接の被害は免れたものの、大洪水により人々は避難を余儀なくされた。

ピューリツアー賞を受賞したジャーナリストで地球温暖化に関する2冊の本の著者、ロス・ゲルブスパン氏は「メキシコ湾の暖かい海水により、カトリーナを大規模な熱帯性低気圧に変化させる熱が発生したことは間違いない」と述べた。

彼は「しかし、最大の原因は地球温暖化である」とIPSの取材に応じて語った。

これに関しては、地球温暖化や気候変動の存在を否定する政府関係者の間では賛否両論の意見がある。しかし科学的証拠(記録的な数の熱帯性低気圧、干ばつ、洪水、森林火災などの発生)により、気候はまさに変動していることが明らかになりつつある。

NOAAのNational Climatic Data Centreの気象学者デービッド・イースターリング氏もカトリーナがメキシコ湾の暖かい海水から破壊的な力を得たと考えている。

彼は「暖かい海洋の温度は勢力の強い熱帯性低気圧を生みやすい」と述べた。彼は「米国の降雨の強度は著しく増し、これが気候変動によるものである」としている。しかし「最近中部大西洋の海水が暖かくなってきている原因は、地球温暖化か自然周期によるものであるかは明らかではない」と述べた。

Scripps Institution of Oceanographyの海洋物理学者ティム・バーネット氏は「地球的規模で、『人間の手』により地球上の海が暖かくなっているという明白な証拠がある」と述べた。

「海水に入る熱は実におびただしい量である」と述べた。

過去40年にわたり、世界の海の最大300メートル付近の海水温は平均約0.5℃上昇。これは新たな発見ではないが、彼はこれが化石燃料の燃焼により発生する温室効果ガスの結果であることを初めて明らかにした人物である。

科学者は、コンピュータモデルや実在の測定値を組み合わせることで、初めて海洋での地球温暖化がもたらす影響を測定した。

彼は「これは恐らく地球温暖化が現在進行していることを示す最も説得力のある証拠だ」と述べた。

また別の画期的研究によれば、暖かい海洋がハリケーンや台風の破壊力を高めていると考えられている。マサチューセッツ工科大学の気象学者ケリー・エマニュエル氏は先月、英科学雑誌ネイチャーで、0.5度の海水温の上昇で北大西洋のハリケーンの威力は倍になると結論付けた。

この結果は、地球温暖化とハリケーンの動きの変化に決定的な関連があることを初めて示したもので、今後物議を醸し出すにちがいない。

さらに、エマニュエル氏は他の地域の研究でも、北西太平洋の熱帯性低気圧は30年前に比べて75%を超える威力があると報告した。

彼は、ハリケーンの風速とその持続時間を測定して、各熱帯性低気圧の威力の分析を行った。しかしほとんどの熱帯性低気圧が上陸するわけではないので、実際の破壊力を測定することはできなかった。

熱帯性低気圧の数の増加に関しては証拠を見つけることはできなかった。

他の研究では、地球温暖化によりハリケーンが発生し巨大化するのに有利な状況を生み出すことが明らかになっている。

10年前に行われた気候変動に関する予測は、現実のものになってきている。海面や海水温度の上昇が原因で、空気中の温度が上昇し、現在のように熱帯性低気圧が多く発生しているのだ。

ゲルブスパン氏は、米国が気候変動に対して対策を講じ温室効果ガス排出の60%削減に関して英国やドイツの指示に従うのはもう過去のことであると述べている。

スタンフォード大学の環境科学政策研究者M.Mastrandrea氏は、「我々は、ブッシュ政権が提案するような排出削減の実施まで、さらに10年の研究を待つ必要はない」と述べる。

彼は「温室効果ガスの大幅削減の実施を待つことで、取り返しのつかない影響を招く危険性がある」とIPSの取材に応じて語った。

気候システムには大きな立ち遅れがあるので、過去の温室効果ガス排出による影響はまだ明らかではない。したがって、さらに大幅な排出があれば、将来を危機に晒すことになる。

Mastrandrea氏は「我々は今のところは態度をはっきりとさせずに行動すべきだ」と述べた。

08:47 午後 サイエンス | | コメント (0) | トラックバック (1)

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