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2005.07.21

# 夏がくれば?

リンク: 尾瀬ピンチ:コケ類衰退 ハイカーの弁当食べ残しが原因

だからぁ、10 年間くらい全面立ち入り禁止にしようよ。

尾瀬についての前回の記事はこちらです。

まだ追跡調査を待たねばならないと思いますが、現実的な保護は、そんな結果を待つ前に行うべきでしょう。喪われてしまってからでは遅すぎる、この世にはそういうものがたくさんあるのですから。

以下、記事全文です。

尾瀬ピンチ:コケ類衰退 ハイカーの弁当食べ残しが原因 尾瀬ケ原の木道近くに生えるモウセンゴケ=赤木教授提供

 高層湿原独特の景観で人気がある尾瀬(福島、群馬、新潟県)で、こぼれたり食べ残されたハイカーの弁当が代表的植物のコケ類への過剰な窒素の供給源となり、植生に悪影響を与える可能性の高いことが、東京農工大の赤木右(たすく)教授(無機地球化学)の調査で分かった。赤木教授は「窒素が多過ぎるとコケ類が衰退し、今は見られない植物が繁茂しやすくなる。尾瀬の景観が変わるかもしれない」と警告している。

 赤木教授は99〜00年、登山者が歩く木道に沿う尾瀬ケ原の休憩場所24カ所付近で、モウセンゴケを許可を得て約5検体ずつ採取し、組織中の窒素を調べた。

 尾瀬における窒素の供給源は主に雨水。自然界にある窒素は窒素14が99.6%以上を占め、残りが窒素15だ。しかし、モウセンゴケから検出された窒素15の比率は、自然界より平均で約1.5倍もあった。休憩場所から近い所に生えていたり、休憩場所が大きく大勢の人が集まる所ほど、比率が高い傾向にあった。

 一方、食品中の窒素は主に魚や肉類に含まれ、食物連鎖の上位の動植物ほど窒素15が蓄積されている。赤木教授は、モウセンゴケの比率の高さはハイカーの弁当に由来していると分析。食虫植物のモウセンゴケは、食べ残されたり、こぼれた食品を食べた昆虫類を捕らえ、窒素15を取り込んだらしい。

 尾瀬の湿原は栄養源に乏しいため、それに耐えるコケなどによる独特の植生を形作っている。しかし、昨年だけでも約34万人が入山し、持ち込まれた食品や排せつ物によって湿原の栄養源が過剰になると懸念されていた。今回の調査は、植物の成長に欠かせない窒素が、外部から多量に持ち込まれていることを裏付けた。赤木教授は「ハイカーは、尾瀬では弁当を食べないくらいの気持ちで行くことが必要だ」と話している。【去石信一】

毎日新聞 2005年7月21日 15時00分

12:26 午後 社会・ニュース |

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