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2005.07.27

# 追いかけっこの鬼は誰?

リンク: ITmediaアンカーデスク:PCの高速化を巡る“果てしない追いかけっこ” (1/3)

 PCの進化とは要するになんなのかと考えてみれば、小型化、薄型化、耐久性などいろいろな要素があるにしても、最終的には「高速化」と「大容量化」ということになるだろう。ユーザーは常に、あーもっと速くならないかなぁとか、もっといっぱい保存できないのかなぁと思っているのである。

 ……あーすまん、それはウソだ。

 PCやプロセッサの広告を見ると、常に何か困っている現状があって「それを解決するのが高性能の○○○です」みたいなソリューションを提示してあるわけだが、むしろ実態はその逆なんじゃないかと筆者は思っている。

これは、小生が(少なくとも現代の)経済活動・経済構造というものについて常々感じている根本的な大疑問と同じですね。確か、大昔に、需要-供給バランスのグラフみたいなものを勉強させられた記憶がありますが、どう見ても現代社会は「需要があって供給がある」のではなく「企業が(または社会が、国が、世界全体が)供給したいラインが先にあって、そのために需要を作り出している」としか思えないわけです。

小生が日常的に接している業務アプリケーション(のヘルプやマニュアル)の、呆れるほど頻繁なアップデートもまったく同じです。「これからは Web アプリケーションの時代です」、「SOA で万事解決」、「ミドルウェアをどうのこうの」...。OS も、アプリケーションも、ハードもソフトも、その開発メーカーの思惑が先にあって、ユーザーやエンジニアはゼーゼー言いながらその後をついていっているだけ。

まあ、そんなものを飯のタネにしている小生が言えた義理ではありませんが...

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国内の需要が飽和したときには新たな市場を国外に求める---そんな歪んだ希求状態の究極形態がかつての植民地主義であり、20 世紀初頭にはすでにそれが否定され始めていたはずなのに、実は世界はいまだに当時と変わらない原理で動いている。原理だけはそのまま、構造だけが複雑怪奇に、そしてその分脆弱になっていく。経済を中心に世の中を見てると、そんな悲観的な想像しかできないのでした。

09:52 午後 パソコン・インターネット |

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