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2005.07.29

# ストライカーじゃなくウェインだった?!

リンク: I'm So Excited by Microsoft Vista. Not.

いきなり英語記事で恐縮。翻訳記事はこっちだ。昨日、「XMen2 のストライカーに似ている」と書いたばかりの Vaughan-Nichols さんですが、今日の記事のタイトルを見ると、実は 『Wayn's World』 のウェインこと Mike Myers だったのでした。

ということで、この記事は英語タイトルも日本語タイトルも、それぞれ凝ってます。

"I'm So Excited by Microsoft Vista. Not."

この最後の "Not." が、いわゆるウェイン語というやつで、映画 『Wayn's World』 で Mike Myers が連発するアホ英語の一つです。「〜。なーんちゃって」とか、「〜。ウッソー!」というところでしょう(日本の現代若者の間じゃ、もうどっちも死語だけど)。もちろん本文中もあちこちで笑えます。

It's also going to have this spiffy new file system called WinFS (Windows File System)… oh wait, that was canned last year.

※ can は「缶詰にする」ではなく、俗語で「クビにする、終わりにする」。

Microsoft shows that it can do a command line even better than… oh wait. That was cancelled too, wasn't it?

ストライカーみたいなコワイ顔してるけど、実は気の若いユーモアおじさんなのでした。

さて、次は日本語記事の方です。ぶっとび気味の記事を載せることの多い ITMedia でも、さすがに「ウッソー」とやるわけにはいかないと判断したのか、ちょっとヒネリが入っています。

「Vista. Not」に感動!

ウェイン語の Not をそのまま使うのではなく、Microsoft のアプリケーション開発環境である Microsoft.NET に引っ掛けてくれたようです。これもなかなか。

ところで、今回のこの記事の "Not." のノリって、一昨日引用した小寺信良氏が、「あーすまん、それはウソだ」とやってるのと、たまたまかぶってます。最近の IT 事情に、みなさん等しくウソや皮肉を言いたくなっているらしい w。

01:00 午後 パソコン・インターネット |

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2005.07.28

# 今日のそっくりさん

リンク: Making Money from Free Software

この記事のライターの Steven J. Vaughan-Nichols さん、『XMen2』 で Brian Cox が演じたストライカーにそっくり。

それだけですが。

12:57 午後 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.27

# 追いかけっこの鬼は誰?

リンク: ITmediaアンカーデスク:PCの高速化を巡る“果てしない追いかけっこ” (1/3)

 PCの進化とは要するになんなのかと考えてみれば、小型化、薄型化、耐久性などいろいろな要素があるにしても、最終的には「高速化」と「大容量化」ということになるだろう。ユーザーは常に、あーもっと速くならないかなぁとか、もっといっぱい保存できないのかなぁと思っているのである。

 ……あーすまん、それはウソだ。

 PCやプロセッサの広告を見ると、常に何か困っている現状があって「それを解決するのが高性能の○○○です」みたいなソリューションを提示してあるわけだが、むしろ実態はその逆なんじゃないかと筆者は思っている。

これは、小生が(少なくとも現代の)経済活動・経済構造というものについて常々感じている根本的な大疑問と同じですね。確か、大昔に、需要-供給バランスのグラフみたいなものを勉強させられた記憶がありますが、どう見ても現代社会は「需要があって供給がある」のではなく「企業が(または社会が、国が、世界全体が)供給したいラインが先にあって、そのために需要を作り出している」としか思えないわけです。

小生が日常的に接している業務アプリケーション(のヘルプやマニュアル)の、呆れるほど頻繁なアップデートもまったく同じです。「これからは Web アプリケーションの時代です」、「SOA で万事解決」、「ミドルウェアをどうのこうの」...。OS も、アプリケーションも、ハードもソフトも、その開発メーカーの思惑が先にあって、ユーザーやエンジニアはゼーゼー言いながらその後をついていっているだけ。

まあ、そんなものを飯のタネにしている小生が言えた義理ではありませんが...

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国内の需要が飽和したときには新たな市場を国外に求める---そんな歪んだ希求状態の究極形態がかつての植民地主義であり、20 世紀初頭にはすでにそれが否定され始めていたはずなのに、実は世界はいまだに当時と変わらない原理で動いている。原理だけはそのまま、構造だけが複雑怪奇に、そしてその分脆弱になっていく。経済を中心に世の中を見てると、そんな悲観的な想像しかできないのでした。

09:52 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# ゴリラ

リンク: ITmedia エンタープライズ:「DB以外でもゴリラになる」、オラクルのミドルウェア戦略.

「ゴリラ」のこの用法、どのくらいポピュラーなんでしょうか。また、およそ意味は想像できますが、いまいちイメージ悪いように思うんですけど。

ちなみに、Answers.com で検索すると、一般用語としては載っておらず、Investopedia.com というサイトからの引用として次のように定義されています。

Gorilla A company that dominates an industry without having a complete monopoly.

Investopedia Says: This term is a reference to the old jokes about the 800-pound gorillas, who "do whatever they want." For example, you'll hear people say "Microsoft is an 800-pound gorilla."

「完全な独占企業ではないが業界で支配的な企業」ということですが、"800 pound gorilla" は、企業に限らず「ある範囲で絶大な力を持つ存在」の意でよく使われているようです。今ちょっとググってみたら、そのまんま "800 Pound Gorilla" という会社までありました。

で、この話の由来になった 800 ポンドのゴリラって...。誰か知ってます?

12:53 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.26

# これは笑える

リンク: ITmediaニュース:Microsoftの地図にAppleはない?

Microsoftの新しい「Virtual Earth」サイトでApple本社を鳥瞰すると、11棟の近代的な建物が美しい中庭を囲んだAppleの広大なキャンパスではなく、特徴のない倉庫1棟とさびれた駐車場に見える粗い航空写真しか見えない。

Microsoftは、これは写真が古いためだとしている。しかし、同じ政府出資団体の衛星・航空写真を多く使っているGoogle Mapsを使うと、シリコンバレーのApple本社は同じ位置により適切に表示される。

画像データの年代に 1991 年から 2002 年まで幅があるというのも妙ですが、よりによって Apple 本社が写っていないというのは、いろいろと憶測ネタ、勘繰りネタになるのもしかたがないでしょう。

このニュースですぐ連想されるのが、ブラウザ Opera を使うと Microsoft のサイトの一部が正しく表示されず(スタイルシートの関係で)、Opera 側がそれに噛み付いた、という事件ですね。

そんな前科があるから、今回もよけいにこの記事が楽しくなるわけなのでした。

ちなみに、Google Map 日本版をいじっていた友人によれば、東京の市谷あたりも画像が怪しいんだとか...。Google Map の地図表示にすると、ウチのマンション名までちゃんと書いてあるのには、さすがに小生も驚きましたが。

12:57 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (2)

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# と思ったらさっそく

リンク: ITmediaニュース:Windows Vistaの名称めぐり商標権問題が浮上

だそうです。

12:45 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 展望? 予想? 見通し? 眺望?

リンク: 「Windows Vista」のネーミングにさっそくさまざまな反響 - CNET Japan

技術関連の情報を発信するブロガーのJosh Phillipsは、他のオンラインコミュニティのメンバーらとは異なり、新たに発表された次期Windowsの正式名称「Windows Vista」について、冷静かつ理性的な反応を示している。

(中略)この問題に関しては、CNET News.comの記事にコメントを残していった135人をはじめ、どうしても黙っていられない人々が多く存在するようだ。

小生まっさきに思い浮かんだのは、やはり自動車の名前と、「ビスタサイズ」でしたが。中身の薄い、イメージ戦略先行の名前という印象は拭えないのではないか、と。

いちばんの傑作は、なんといってもこれでしょうね。

Veggiedudeというブロガーもやはり皮肉混じりに、「VISTA」は「Windowsが抱えるVirses(ウイルス)、Infection (感染)、Spyware(スパイウェア)、Trojans(トロイの木馬)、Adware(アドウェア)の5つの大きな問題の頭文字をとったものだ」と書き込んでいる。

ちょっと決まりすぎというくらい決まっています。

そういえば、次期バージョンの Internet Explorer は Windows 2000 上では動かないそうで。

03:03 午前 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (1)

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# 合葬、もとい合掌

リンク: 杉浦日向子さん=文筆家 : おくやみ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

びっくりしました。この方、小生とあまり年齢変わらないのですよ。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

もともと、現代と江戸を自在闊達に行き来していた人だけに、寿命も江戸人並みだったということなのでしょうか。12 年前の隠居宣言が、今となっては、哀しくもあまりに見事に輝いて見えます。

 江戸情緒豊かな漫画やエッセーで知られた文筆家の杉浦日向子(すぎうら・ひなこ、本名・鈴木順子=すずき・じゅんこ)さんが22日午前4時32分、下いん頭がんのため、千葉県柏市内の病院で死去した。46歳。告別式は親族のみで済ませた。
 東京・京橋の呉服商の家に生まれた。日大芸術学部デザイン学科中退後、江戸文化の勉強のため時代考証家の稲垣史生氏に師事。1980年、月刊漫画誌「ガロ」に吉原を題材にした「通言室乃梅(つうげんむろのうめ)」を投稿し漫画家デビュー。豊富な知識を背景に江戸庶民の風流や吉原の「粋(いき)」を描き、80年代以後の江戸ブームの立役者の一人となった。86年には作品が漫画で初めて歌舞伎の原作に。88年に作家の荒俣宏さんと結婚したが、半年で離婚した。
 93年に漫画家を引退し“隠居宣言”した後は、江戸風俗や浮世絵の研究家として活躍。NHKのバラエティー番組「コメディーお江戸でござる」に95年から9年間レギュラー出演した。
 84年、「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞、88年、「風流江戸雀」で文芸春秋漫画賞。他の漫画作品に「百日紅」「百物語」、エッセーに「江戸へようこそ」「大江戸観光」、小説に「4時のオヤツ」など。 (2005年7月25日22時36分 読売新聞)

02:52 午前 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.22

# Potter-ian と Luddite fool

リンク: 『ハリー・ポッター』最新巻、発売数時間で海賊版が出現(上)

いや、もちろん小生がハリポのネタを真面目に取り上げるわけはないので...。Wired のニュースは原語を見るといろいろと面白い、そんな話です。

 『ハリー・ポッター』シリーズの著者、J・K・ローリング氏が「技術オンチ」との批判を浴びている。同氏の方針が、結果的に、シリーズ最新巻の公式発売からわずか数時間後に海賊版が作成される事態を招くことにつながったためだ。
Author J.K. Rowling has been branded a "Luddite fool" for inadvertently encouraging fans to pirate the latest Harry Potter book only hours after its official release.

(ともにボールド追加は小生)

原語ニュースの見出しは "Pirates of the Potter-ian"。Potterian は「ハリーポッターファン」のことでしょうが、英辞郎にはすでに Potterhead とか Pottermania という造語も収録されていました。

さて、注目は「技術オンチ」の原語です。読んだ瞬間に元は凝った表現なんだろうと踏んだのですが、"Luddite fool" とはまた大仰な名前なのでした。

Luddite とは、中学校の歴史にも出てきた(と思う)、あの有名な「ラッダイト運動」---19 世紀にイギリスで起きた機械破壊運動---のラッダイトですね。当時の産業革命で自分たちが職を失うことを恐れた、あるいは急激な技術革新についていけなかった、もしくはついていきたくもなかった人たち、それがラッダイトです。

今のところ対訳は 1 件も見つかっていませんが(英語でも 35 件だけ)、「ラッダイト派のバカ」、つまり「技術の革新に疎い人」といった意味合いでしょうか。ローリング女史が本当に技術オンチなのかどうかはともかく、面白い単語を引っ張り出してきたものだと思います。

ただし"Luddite fool" という言い方には、明らかに「主義でやっている」というニュアンスが含まれているはずなので、「オンチ」---これ、もしかして漢字で書くと差別用語なのか?---という「先天的、本人にはどうしようもない」という語感を伴う訳語では、けっこうズレがあるようにも思います。

07:05 午後 書籍・雑誌 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# やっぱりザルだった

リンク: ロイター

7/1 の記事で「個人情報はもともと管理なんかされていなかった」と素人的無責任推測を書きましたが、どうやらほんとにそうだったらしい。

[東京 22日 ロイター] 伊藤金融担当相は閣議後の会見で、国内の銀行・証券・保険(1069社)のうち、全体の26.8%(287社)で合計約678万件の個人情報の紛失があったことを明らかにした。金融庁では、「これだけ多くの情報が紛失されたことは真に遺憾」(伊藤担当相)とし、金融機関の信認を確保するため、顧客情報の適切な監理と整備を求めた。

ただし、前回 7/1 の私の捉え方は完全に間違ってましたね。「この時期になって紛失が次々と発覚している」のではなく、一斉点検だったから「これまでに紛失していた分が一気にまとめて報告された」だけだったのでした。

 金融庁は、今年4月の個人情報保護法の施行にともない、金融機関に対して個人情報の管理態勢に関する一斉点検を要請。6月末までにほぼすべての金融機関から結果を受け取った。「個人情報の紛失によって不正利用につながり、顧客に被害が発生したもの、またはその可能性が高いと報告されているものは、現時点ではない」(伊藤金融担当相)という。

 個人情報を紛失した287社の金融機関については、「問い合わせに対応するための相談窓口の設置や業務フローの見直しなど、再発防止のための内部体制を講じるか、または講じる予定になっている」(伊藤金融担当相)としている

とは言え、今回「紛失」として報告されたケースがぜんぶ本当に紛失なのか、それとも最初から管理が杜撰だったのか、という点が疑わしいことには変わりませんが...。

それにしてもこの数字は予想以上だったかも。ここまでいくと、杜撰というより「無きに等しい」状態だったようです。

12:54 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.21

# God has beamed you up, Scotty

リンク: James Doohan, Actor Who Played Scotty on 'Star Trek,' Dies at 85 - New York Times

Star Trek 名物男の一人、Scotty こと Montgomery Scott を演じていた James Doohan 氏がお亡くなりになったそうです。享年 85 歳。

Star Trek オリジナルシリーズ(1966-)から、映画版 Star Trek I - VI (1979-1991)、そして TNG の映画版第 1 作 Star Trek: Generations (1994)まで、なんと 28 年間もあの頑固エンジニアを演じてたんですねー。

小生もとっさに思いついてこの記事のタイトルを付けたのですが、やっぱ人気ありますですよ、あのセリフは。Google News 検索すると色々出てきます。

James Doohan, 85 Scotty' beams up for final trek
Fans mourn scifi legend as Scotty beams up for good

これ以外の見出しもいいですねー。

Ashes of Star Trek star to be sent into space
LOS ANGELES, July 20 (Xinhuanet) -- The ashes of Star Trek's James Doohan, who died Wednesday at his home in Redmond, Washington, will be sent into space in accordance with his wishes, his agent here said.

ありゃ、比喩かと思ったら、本当に遺灰を宇宙にまくんだ...グスッ。

ともあれ、エンタープライズ号クルーを数々のミッションに送り込みつづけた頑固親父のご冥福をお祈りいたします。

09:14 午後 映画・テレビ | | コメント (1) | トラックバック (0)

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# 旧学制はいかが?

リンク: 私大生・短大生の「学力不足」 教員6割が痛感 : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

大学教員の間には、中学で習う連立1次方程式が解けない学生や、高校で「生物」を学んでいない医学部生がいるなどと、嘆く声も少なくない。

方程式を解けずにサラリーマンになる分には構わないけどさ...。

今回の調査結果に、同協会では「基礎学力低下に加え、入試の多様化で、結果として、大学での勉強に必要な科目を学んでいない学生を受け入れていることも要因の一つだ」と分析。学力問題に詳しい芳沢光雄・東京理科大教授は「分数や小数の計算ができない学生はざらで、関東地方の短大では就職に備え、小学校の算数の復習をしているところもある」と話している。

それでも---それだから?---、今やものすごい「教養ブーム」だよね。『バカの壁』が記録的に売れて、みんな「自分はバカじゃない」と思いたがってるし、知識本・教養本の類は書店に溢れかえっているし、テレビでも教養風味のクイズ/バラエティ番組が流行ってるし。

日本人って、勉強したいんだか、したくないんだか...。

12:54 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 夏がくれば?

リンク: 尾瀬ピンチ:コケ類衰退 ハイカーの弁当食べ残しが原因

だからぁ、10 年間くらい全面立ち入り禁止にしようよ。

尾瀬についての前回の記事はこちらです。

まだ追跡調査を待たねばならないと思いますが、現実的な保護は、そんな結果を待つ前に行うべきでしょう。喪われてしまってからでは遅すぎる、この世にはそういうものがたくさんあるのですから。

以下、記事全文です。

尾瀬ピンチ:コケ類衰退 ハイカーの弁当食べ残しが原因 尾瀬ケ原の木道近くに生えるモウセンゴケ=赤木教授提供

 高層湿原独特の景観で人気がある尾瀬(福島、群馬、新潟県)で、こぼれたり食べ残されたハイカーの弁当が代表的植物のコケ類への過剰な窒素の供給源となり、植生に悪影響を与える可能性の高いことが、東京農工大の赤木右(たすく)教授(無機地球化学)の調査で分かった。赤木教授は「窒素が多過ぎるとコケ類が衰退し、今は見られない植物が繁茂しやすくなる。尾瀬の景観が変わるかもしれない」と警告している。

 赤木教授は99〜00年、登山者が歩く木道に沿う尾瀬ケ原の休憩場所24カ所付近で、モウセンゴケを許可を得て約5検体ずつ採取し、組織中の窒素を調べた。

 尾瀬における窒素の供給源は主に雨水。自然界にある窒素は窒素14が99.6%以上を占め、残りが窒素15だ。しかし、モウセンゴケから検出された窒素15の比率は、自然界より平均で約1.5倍もあった。休憩場所から近い所に生えていたり、休憩場所が大きく大勢の人が集まる所ほど、比率が高い傾向にあった。

 一方、食品中の窒素は主に魚や肉類に含まれ、食物連鎖の上位の動植物ほど窒素15が蓄積されている。赤木教授は、モウセンゴケの比率の高さはハイカーの弁当に由来していると分析。食虫植物のモウセンゴケは、食べ残されたり、こぼれた食品を食べた昆虫類を捕らえ、窒素15を取り込んだらしい。

 尾瀬の湿原は栄養源に乏しいため、それに耐えるコケなどによる独特の植生を形作っている。しかし、昨年だけでも約34万人が入山し、持ち込まれた食品や排せつ物によって湿原の栄養源が過剰になると懸念されていた。今回の調査は、植物の成長に欠かせない窒素が、外部から多量に持ち込まれていることを裏付けた。赤木教授は「ハイカーは、尾瀬では弁当を食べないくらいの気持ちで行くことが必要だ」と話している。【去石信一】

毎日新聞 2005年7月21日 15時00分

12:26 午後 社会・ニュース | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.19

# 劇場版パトレイバー再見

CS で劇場版パトレイバー(最初の 2 作)がオンエア。仕事のかたわら、久しぶりに観ましたが、やっぱ面白いですねぇ。

劇場版第 1 作が公開された 1989 年当時---うわ、もう 16 年も経ったのか---には、まだ現在のように特定の OS がシェアをほぼ独占しているなどという状態はなかったわけですが、このときすでに本作では、HOS という特定メーカーの特定 OS が独占状態にあることの危機が描かれていたことになります。

あ、そういえば、某 OS/2 もいよいよ完全引退となるようですね。

今はまだ、Windows プラットフォームに対する悪さと言っても、せいぜいがウィルスやワーム、スパイウェア、アドウェアといった類で、もちろんそれなりの実害は生じているものの、コンピュータが物理的にユーザーに危害を加えるということはありえない。いちばん甚大な被害が予想されるとしても、どこかしらのオンラインシステムが往生するというところでしょう。

が、もし工作器械など物理的に力を発揮しうるデバイスに OS が載り、それが悪用されるようになったら...これはもう、SFでもマンガでもなく、今すぐにでも起こりうる話であるわけです。現実世界では、レイバー並みの器械が最近ようやく登場し始めたばかりですが、そこに潜在する危機を今から 16 年も前に予見していたというのはさすがなのでした。

さて、続く劇場版第 2 作(1993 年公開)。小生の家内などには、こちらはあまり評判がよろしくない---OVA 版のテロリストの話の方が好きなんだそうだ---のだけれど、改めて見てみると、実はもうこれ以上ないくらい押井的リリシズムがストレートに出ていて、思わずキーボード打つ手が止まっちゃうくらいでした。

テーマの方は『終戦のローレライ』や『亡国のイージス』にも通じるというか、現代日本に対する絶望感という点で、やはり 10 年ほどこちらの方が先行しています。

お、そういえば、イージスはもうすぐ公開か...。

12:57 午後 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 梅雨が明けたそうで

リンク: 「安全なブラウザ」などもう存在しない - CNET Japan

タイトルの記事内容はまったく関係ありません :P

さて、Firefox は引き続きシェアを伸ばしているそうですが、当然このような記事も目にするようになります。今回、記事中の用語として目をひくのは、「クローム」と「クロムレス」でしょうか。

クローム(Chrome):
Answers.com にも、英辞郎にもまだ載っていない俗語で、Jargon File にはもちろん載っています。

Showy features added to attract users but contributing little or nothing to the power of a system.
システムの能力にはほとんど、またはまったく新たな変更はなく、ユーザーを惹き付けるために追加される見かけの機能

Mozilla や Firefox の世界では、これがもう少し前向きな(?)意味合いに用いられており、プログラムのインストールディレクトリを見ると、chrome というフォルダも確認できます。

言語リソースを含め XUL で動作する拡張機能など、 Mozilla の外観や操作性などを規定するもの全体、あるいはそれが格納されるフォルダのことを表す Mozilla の専門用語(Mozilla サイトより)

クロムレス(chromeless):
なぜ「レス」が付いただけで音引きがなくなるのか、は追求しないことにして...。ちょっと怪しいサイト(とも限らないが)にアクセスすると、ツールバーもボタン類も一切ないウィンドウが勝手に表示されることがありますが、あれのことですね。で、このウィンドウが悪用される場合が多いと。

12:24 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.14

# 「なぜか」じゃない

リンク: なぜか懐かしいボンネットバス、観光客集めの目玉に : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

「気になるニュースのことば」です。ボンネットバスを「なぜか懐かしい」と言うのは変です。

初めて見た事物なのに「なぜか」懐かしい、未来を想定したはずなのに「なぜか」懐かしい、そういう用法なら分かりますが、実際に姿を消して久しいんだから、「なぜか」じゃなくただ「懐かしい」だけでしょう。ちょっと目を引く妙な日本語の一例ですが、新聞社が使ってはいけません。

06:12 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 松崎氏の再投稿

東宝東和(株)制作室の松崎忍氏(今回はフルネームだ)、先の投稿に対する多数のコメントを受けて再登場です。最後にちゃんと、

> 東宝東和の映画にも誤訳、映画を見誤った字幕があるやもしれません。万が一、そうした事例に
> お気付きになりましたら、ぜひお知らせください。直せるかぎりは直せるところで直してまいります。

と宣言しちゃうことからしても、ご本人は適度なポリシーをもって本当に誠実に仕事をなさっているんだろうと思う---「直せるかぎりは直せるところで」というところに巧みな予防線も感じるけどね---。だからどうしても、自分のポリシーや仕事は擁護したくなるんだろう、その気持ちはよーく分かる。

が残念ながら、今回の投稿もまた多くの反論・反感を引き出すことにしかならない(これもそうだけど)、ということにご本人は気づいていない模様。

松崎氏の業界擁護論がどうやっても破綻してしまう原因は、彼が「個人の誠実な職業観をベースにして業界全体を擁護しようと試みている」点にあるのだろう。

「1人芝居のQ&A(DAY-9)」の内容が事実に反すると、松崎氏はほとんど義憤に駆られているかのように主張する。氏の観点ではそうなのかもしれない。だが、業界諸氏が今考えねばならないことは、落合氏がなぜ「妄想です」と前置きしてまであれを書かねばならなかったのかという、そのことではないか。そして、映画字幕の動向に注目している多くのファンには、あの記事の内容が事実と思えるほど当たり前の「イメージ」になっているという、その現象ではないか。事実がどうあれ企業が顧客に与える「イメージ」がいかに重要であるかなど、ここで説くまでもないはずなのだが、松崎氏は自身の仕事に信念を持っているがゆえに、そんな単純なことも見えにくくなっているように思う。

そのような業界イメージを作り出してしまった責任が映画業界全体や映画翻訳家協会にあるとすれば、落合氏のあの記事を「謂れのない汚名」として一蹴することはけっしてできないだろう。

そういえば、翻訳家協会についてマイナスイメージがつきまとうのは、他ならぬ同協会の会員その人の言動にも原因の一端があるという話をあげておこう。「字幕翻訳というのは常にスケジュールがタイトで大変なのよ」とインタビューに応じる同じ人物が、「字幕製作者が増えないのは今の人数で十分だから」と答えているのだそうだ。どうやら、字幕制作の現場とは、一般物理常識が通用しない世界のようだ(と、小生ならこの程度の揶揄で済むところだが、同じ世界で生きてきた落合氏にとって、事態はもっと切実であるに違いない)。

さて、後半では松崎氏の字幕制作に関するポリシーが前回より具体的に展開されるわけだが、ここでも氏の論理はあっさりと破綻している。自分のポリシーと現実認識に大きなズレがあるせいで、ちゃんとした論旨はあるのに、それを支えるべき事例の選択を大きく誤っている---まるで、悪い論文の見本市みたいだな---。

>「透明な字幕」なんてものは有り得ません
> その映画の本質を直感的につかみ取っていく力の大小(あるいは有無)が、字幕翻訳家の「上手さ」

いちいちごもっとも。

> 「面白さを1つでも多く伝えたい」

異論はあるかもしれないが、これも立派に一つのポリシーだ。

そこへ、「上手い」字幕の代表例として戸田氏を挙げたのでは、論旨と例示がまったく呼応してないわけで、いくら筆を費やしてもせっかくの字幕論に説得力が微塵もなくなってしまう。戸田氏の字幕をもし本当に上手いと思っているのなら、氏の字幕論自体が成立しないことになる。本当は上手いと思っていないのなら、氏の字幕論の事例として引くことが誤り。いずれにしても、「はじめに戸田ありき」の論理では、破綻するのは当然すぎるくらい当然。そのことに、ご本人は気付いていない様子。

「透明な字幕」どころか、あまりに濃厚に翻訳家の色が付きすぎている。「映画の本質を直感的に」つかんでいない、むしろ歪めている。ファンはそう糾弾しているのです。そして、それよりはるか以前の問題として「辞書くらい引けばいいのに」と呆れているのです。

もし気付いていてなお、「そんなことはない、上手い字幕だ」と主張なさるのだとしたら、それは「素人は口を出すな」式の、業界人の傲慢に過ぎないのですが、

> 字幕制作に携わる者としては、いっそう身を引き締めてみずからの仕事に取り組むだけです。

こう述べる松崎氏の言葉に嘘はないのでしょう。それだけになお一層、彼の論理の空回りだけが、いっそ業界人の悲哀を感じさせるのでした。

02:41 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.11

# Firefox に Google ツールバー

いえ、20世紀 Fox のことではなく w、ひさびさにブラウザの話題です。

検索ツールバーをインストールすると、I.E. などは確実にその分重くなるのですが、Firefox の場合は拡張機能のプラグインとしてインストールされるので、まったく重たくなったような感じはありません。

ページ内で検索ワードをハイライト表示する機能、検索結果をボタンで移動できる機能、そして「上へ」ボタンで結果ページから階層を上にのぼる機能などがなかなか便利です。

08:49 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 実名の投稿@落合氏 Blog

字幕制作サイドから、このような実名入りで応答があるというのは、ほとんど初めてのことではないでしょうか。東宝東和・字幕制作担当の松崎氏には敬意を表します。

窓口でまともな応対をしない、誤りをいっさい認めないなど、配給会社についてはネガティブなケースばかりが目につく中、業界サイドからようやく、このようなまともな---松崎様、失礼します---対応が見られるようになった、このこと自体がすでに、何か大きな転換点が近いことを示唆しているのかもしれません。

「業界全体」という問題について:

> あたかもそれが業界全体に当てはまるような書き方は止めていただきたい。

個別論が展開されてゆく中で必ず一度は出現する反論です。個別のケースが一度や二度ではなく、あまりに短時間に目に余る形で続けて出現したとき、それを目撃し被害を受けた者には、全体を検証することなく個々のケースについて抗議の声をあげる権利がある、と小生は思います。

洋画字幕については、個別の作品であまりにひどく商品の品質が低下しており、一般消費者である我々は「業界全体に当てはまるような」言い方をせざるをえない、言い換えれば、すでに業界全体への抗議となるくらい、個別事例の程度が悪化しているのだと、そのように受け止めていただきたい。

そして、そのような文脈で個別抗議があがったとき、全体として為すべきことは何か? それは「そのようなケースばかりではない」と反論することではなく、業界全体としてもそのような抗議を正しく受け止め、抗議に値する個々のケースを是正してゆくこと、ではないのでしょうか(そのような機構が、どの業界にも存在するはず)。

JR 西日本で大惨事が発生し、その原因が日常的な業務姿勢にあるという批判が上がったとき、他の JR 各社ならびに私鉄各社はどう対応したか。特定メーカーの商品に異物混入事件が発生したとき、業界全体はもとより、他の食品メーカーがどれほど過敏な反応を示したことか。私たち消費者は今、それと同じような対応を映画業界に期待しているだけなのです。

(ただし、松崎氏は「個人の意見」と断り書きをなさっており、業界全体を代弁しているというわけではありません。むしろ、自分たちがきちんとお仕事をなさっているからこそ、実名入りでこのように主張なさりたかったのであって、その意味で今回の投稿は高く評価したいと思うわけです)。

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戸田氏の仕事について:

> 戸田さんに頼むのは単純に字幕が上手いからです。

ストーリーやキャラクタの理解を明らかに損ねるような字幕。常識に反し、見た瞬間に鑑賞を阻害するような字幕(北極大陸、66回の〜など)。映画中での事実さえ無視し、観客をうろたえさせる字幕(「妻になります」など)。会話に現れる人間関係がたびたび整合性を欠き、観る者に混乱をもたらすような字幕(一貫しない二人称、敬語の使用/不使用など)。セリフの品位をまったく度外視した語尾の多用(「〜てる」)...。

このように指摘される箇所が1つの作品中に一つや二つではない...。そのような字幕を、なぜ未だに「上手い」と評価できるのか、理解に苦しみます。

>「字幕でドラマを作っていく」上手さは群を抜いている

これはもっと疑問です。「ドラマを作っていく」とはどういう意味なのでしょうか。字幕翻訳家とは「ドラマを作っ」たりしてよい職業なのでしたか? 字幕に限らず翻訳には翻訳者の解釈と創作が不可避だという議論も確かにありますが、行き過ぎた創作や誤った解釈は必ず批判の対象になるのです。

小生にはほとんど、「勝手にドラマを作っていく上手さ」と読めてしまいましたが。

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冒頭に書いたように、松崎氏の今回の行動に小生は敬意を表します。本稿も、松崎氏個人を攻撃するものではありません。あくまでも、氏の擁護論(業界擁護、戸田氏の擁護)それ自体がすでに業界の限界を露呈しているのであり、その意味では非常にタイムリーなコメントだったと思われます。

12:36 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2005.07.08

# Foxの対応

リンク: 字幕改善連絡室?良質な洋画字幕を求める情報交換板 [One Message View / Kingdom of Heavenに関するFoxの対応]

責任者を出して貰おうとしたら、「今会議中です。折り返しお電話しますので・・・」といわれ、電話番号を教えてしまう。 で、5分もしないうちに電話が来て、「担当者はおりません」と言われました・・・。

とっさの excuse にもちゃんと配給作品中のセリフ(の字幕)を借用できるとは、さすが配給元ですね。教育が行き届いていると見ました。「担当者はおりません」というのは、つまり

We have none.

っつーことなんでしょうね。 「不在」なのか「担当者など元からいない」のか...後者だとしても、ありそうで笑えない話なのでした。

商品へのクレームに対して「担当者がいない」などとと返答できる企業が、はたして他の業界でありえるでしょうか。

「おたくの自動車、荷台ドアが落っこちたんですけど」(某自動車会社、つい先日のこと)→「担当者はおりません」。

「HD が認識されません。初期不良みたいですが」(まあ、よくあること)→「担当者はおりません

「この本の○○ページに誤植がありますよ」(これもよくある)→「担当者はおりません

某自動車会社でも、オンライン売上げトップの某コンピュータ・メーカーでも、弱小出版社でも、こんな対応をすることは間違ってもありえない。それが平気でまかり通っているのが映画配給という業界のようです。いや、LotR のときの日ヘラ、オペラ座のときの GAGA、と、各配給会社の対応はいろいろと見てきましたが、同じ業界といえども今回の Fox はもう、社会常識を完全に逸脱していると言えるでしょう。

つまり彼らは、自分たちの商品の一部である「誤訳」が、部品の強度不足とか、認識されないハードディスクのような欠陥だとは思っていないということなんでしょうね。

もういいかげん、認めてください。鑑賞を阻害するような字幕の付いた映画は、欠陥商品なのだということを。

09:31 午後 映画・テレビ | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.07

# How many times must we...?

リンク: 『キングダム・オブ・ヘブン』字幕改善署名(開始!)

字幕改善連絡室さんで、恒例の(!!)改善署名の受付けが始まりました。小生も後で参上いたします。

落合寿和氏も Blog で嘆かれています。

ただ、異常なのは消費者の腰が非常に低く「企業様」に改善を乞う図式です。 (中略) 私はこんな企業を見た事がありません。いや、正確に言うと映画の配給業界以外では見た事がありません。

字幕改善連絡室を中心とする諸氏は、最初からこの「企業としての異常さ」を訴えてきました。

いろいろな企業や業界で数々の不祥事が発覚し、各社がそれなりに懸命な姿勢を見せようとして苦しんでいる今日にあって、日本の映画配給業界だけがなぜか涼しい顔をしていま。誤訳=欠陥商品の存在を指摘されてもなおまともな対応をしない、これは企業として立派な不祥事なのだということに、もう気付いてもらわねばなりません。

12:30 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# Netscape8 を入れてみた

友人の Etranger 氏の Blog があるので、Yahoo ブログを見る機会が増えたわけですが、ここって、I.E.エンジン以外だと、すぐスタイルが崩れます。天下の Yahoo ともあろうものが、I.E 以外の表示チェックしないんですかね。

で、それをきっかけに、エンジン切り替え機能がウリという Netscape8 を入れてみました。ボタン操作でころころ変わるので、結構遊べます。検証はこれからですが---

■全体に動きは軽快ですが、Firefox には及ばない模様。

■タブの端に [Open Site Controls] というアイコンがあって、ここから簡単に各サイトへのアクセスコントロールを設定できるのは便利そうです。

■インストールのとき、AOL リンクやら何やらを勝手にデスクトップに置くことがなくなったのは◎。

01:35 午前 パソコン・インターネット | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# オタ検だぞ、おまいら !

全国、いや全世界の OTAKU 、ならびにオタク予備軍、もしくはオタク容疑者のみなさん、検定ですよ検定。

リンク: 「オタク検定試験」8月実施へ - nikkansports.com > 社会ニュース


このニュースを取り上げているのが日刊スポーツと毎日新聞だけ、というところで、すでにそのポジションの微妙さがうかがわれます w。

公式ページはこちら。「例題」もちゃんと用意されています。

周りからオタク呼ばわりされている向きはぜひこれをダウンロードしてください。そして、自分が「いかにこれらの問題を解けないか」を見せてあげるとよいでしょう。それが、一般人にとってのこの検定の正しい使い方です、はい。

12:53 午前 アニメ・コミック・サブカル | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.05

# 誤訳がトレンドか?

リンク: 「誤訳で意味反対」 学術会議の温暖化声明

フォースの大きな流れを感じる...^ ^。

主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)に向け、日本学術会議(黒川清会長)など11カ国の学術団体が6月にまとめた地球温暖化に関する共同声明で、小泉純一郎首相にも提出した日本語仮訳には大きな誤訳があり意味が正反対になる、と複数の関係者が指摘していることが5日、分かった。

 問題になったのは、学術会議が、大気中の温室効果ガスの濃度に関し、世界の国々にとって「無理のない程度の削減目標」の在り方の研究を進める、とした部分。

 これに対し、複数の専門家から「受け入れがたい悪影響を回避することができるような目標」とすべきで、「無理のない程度の」では意味が逆になるとの指摘が寄せられた

昨日の今日で、またも目立ち度の高い誤訳が出現した模様です。不思議な現象ではありますが、この流れに乗っちゃって自分も派手な誤訳をしないよう気をつけないと w。

08:10 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.04

# NHK 誤訳問題の顛末その2

さて、抗議メールを受け取った(はずの)NHKはどう出たか? ということで顛末の続きです。ここで実は、映画産業との決定的な違いがあったのでした。

リンク: 【回答】Nスペ終戦60年企画に対する抗議への返信

週明け月曜日の今日(7/5)、彼のところに NHK から返信メールが届きました。先方の承諾を得たうえで、メール全文も引用されています。

NHK は、本放送での字幕の不適切さをきちんと認め、月曜深夜(7/5 0:15 〜 1:10)に予定されている再放送分では、問題の箇所を正しく修正すると表明したのです。その対応の迅速さには、ちょっと驚かされましたが、よく考えてみればこれは、出版物の誤植を指摘されたときの出版社が示すのと同じ、社会的にごくまっとうな対応のはずです(さらに意地の悪い見方をするなら、今の NHK だからこそ、このような対応を見せたといえなくもない)。

純粋な動機を持ち続け、走り続けることをやめない Etranger 氏の行動力は尊敬と感嘆に値すると前から思っているのですが、その彼の行動が、たとえ小なりとはいえ正しく報われたことに、全面的に賞賛の拍手を送りたいと思います。

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さて、今回のこの NHK の対応を見るにつけ、やはり日本の映画業界というところが相当に腐っているのだと、改めて言わざるをえません。

もうはるか昔に何の根拠もなく決められた「字数制限」なるものを金科玉条とし、「字幕の情報量は原語の30%程度」などという定説に安住してきた映画字幕産業。その第一人者と祭り上げられ、辞書を引く労さえ惜しんだあげくに数々の誤訳・珍訳を量産し続けている字幕作家。それをまったくのノーチェックで商品として市場に出し、かりに間違った字幕を指摘されても、その非はいっさい認めず、消費者からのクレームには木で鼻をくくるような対応しか示さない配給会社。

こんな杜撰な世界に対して、少しずつですが確実な動きが見えつつあります。字幕改善連絡室を中心とした一連の誤訳指摘の運動、メジャーではない字幕産業に携わる人たちの声。周囲からはキワモノと目される立場ではありながら、今の字幕や映画業界のあり方に疑問を呈する評論家や一部メディア...。

今回の NHK の「まともな、しかし本来は当たり前な」対応が、この動きに少しでもプラスになることを祈りつつ、今夜の再放送を待つことにします。

11:44 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# NHK 誤訳問題の顛末その1

「50mm機関銃」といえば、専門用語の誤訳として今ではすっかり有名です(ご存知ない向きは、「続きを読む」で注釈をどうぞ)。映画の字幕なら実害は少ないわけですが、ドキュメンタリーや報道番組の場合、たった 1 つの誤訳が致命的な誤解につながる場合があります。

今回そのケースがあったのは、NHKスペシャル「僕らは玉砕しなかった〜少年少女たちのサイパン戦」でした。本放送は 7/2(土)。

リンク: 【抗議】Nスペ終戦60年企画『僕らは玉砕しなかった〜少年少女たちのサイパン戦』を観て

引用先の Blog にあるように、問題となったのは concussion grenade という、まあ専門用語でしょうね。「震盪手榴弾」と訳されることが多いようですが、要は相手を気絶させるだけで、殺傷能力のない手榴弾です。

ところが、件の番組中で付いた字幕は、次のようなものだったそうです。

(原文)And so... many times, we'll just toss a concussion grenade in the cave. (訳文)だからその時は洞窟に手りゅう弾を投げ入れた

「手榴弾」という字幕を見たら、子供でも大人でも 100% が「じゃあ殺すつもりだったんだ」と理解してしまう。すると、ここでは発話者である元米兵の発言、ひいては歴史的な事実までが、まったく違ったものになってしまうわけです(そのとき使用されたのが本当に concussion grenade だったのかどうか、という話は今は問題外)。

この Blog は、小生の知り合いで ICC など国際情勢について常に真摯な目を向けている人なのですが、彼はリアルタイムでこの字幕を見て、即 NHK に抗議メールを送りました。それが、本放送のあった 7/2 土曜日のことです。

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注: 50mm機関銃とは?
英語では、Cal .50と表記される(Cal = Caliber、0.5 の 0 が略される)。単位はインチ、つまりこれは 0.5インチ=訳1.27cm=12.7mm の口径。普通はそれを了承の上で「50口径」と書かれる。この辺にピンとこなければ何ともないらしいが、口径(直径)5cmの機関銃などというものを想像すると、これは相当に無茶苦茶である。バイクを「ヘリコプター」と訳せたり、「ボランティア軍」だの「ローカルな星人」だのいう日本語を平気で書けたり、「北極大陸」などという地理的非常識を披露できたりする某大家ならではの、珍訳中の珍訳と言えよう。

11:03 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2005.07.01

# 情報は守られない

もういちいちニュースを引用することもできないほど、個人情報の紛失・流出が相次いでいます。

小生個人も、Yahooでデータ流出があったとき、500円也の小為替をもらったという経験がありまして、わずか1年ほど前のあの事件のときは、確かずいぶん大騒ぎになったものですよね。ところが、今ではもうすっかり日常化しちゃってる。海の向こうでは、ビザやマスターのデータを管理する会社が大失態を演じて史上最大規模のデータが流出するし、国内でも金融機関やNTTドコモで次々と---もう本当に次々と---「紛失」が発覚しています。

で、この「次々と "紛失" が発表される」という現象がどうにも気になるわけです。「紛失」したというより、もともときちんとした管理などなかったのでは、と。もちろん何の根拠もない素人の邪推ですけど。


最近になって次々と「紛失が発覚」してきているというのは、実は、もともと顧客情報などのデータは完全な放置状態だった。でも世の中の風潮が変わってきたから、そのまま放っておくわけにいかなくなった。そこで、手頃なタイミングを見計らって、「すいませーん、今までお預かりしていたデータは、気づいてみたらどっかいっちゃってたみたいです。これからはちゃんと管理しますからぁ」的なことで、つまり、今のうちに仕切り直してしまおう、という発想なんではないか。

そして、どんな事象もそうですが、その実際の発生件数は表面に現れているよりずっと多いというのが世間の常識なわけで、ひょっとしたらデータが無事なところの方が少ないんじゃないか。

街角のアンケート、銀行口座開やカードや携帯電話の申込書、Amazonで本を買うときのトランザクション...何らかのフォームに書いてしまったデータは、もうその瞬間からまったく安全ではなくなる、そう思っているべきですね。それがいやなら、口座も作らずクレジットカードも持たない、オンラインショッピングは一切しないという方針を貫くしかない。もちろん、そんなことをしたところで、電力会社や水道局にはもちろんデータがあるわけで、自分の情報を完全に非公開にすることなど実際には不可能なこと。

これも、貨幣経済と同様、人類が convinience と引き換えに抱えざるをえなくなった限りない inconvinience の一つに過ぎないのでしょう。お金がなければ生きていけない、のと同じように、ありとあらゆる情報は安全ではない、そう覚悟して暮らしてゆくしかありません。

03:42 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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