# やっぱりザルだった
リンク: ロイター
7/1 の記事で「個人情報はもともと管理なんかされていなかった」と素人的無責任推測を書きましたが、どうやらほんとにそうだったらしい。
[東京 22日 ロイター] 伊藤金融担当相は閣議後の会見で、国内の銀行・証券・保険(1069社)のうち、全体の26.8%(287社)で合計約678万件の個人情報の紛失があったことを明らかにした。金融庁では、「これだけ多くの情報が紛失されたことは真に遺憾」(伊藤担当相)とし、金融機関の信認を確保するため、顧客情報の適切な監理と整備を求めた。
ただし、前回 7/1 の私の捉え方は完全に間違ってましたね。「この時期になって紛失が次々と発覚している」のではなく、一斉点検だったから「これまでに紛失していた分が一気にまとめて報告された」だけだったのでした。
金融庁は、今年4月の個人情報保護法の施行にともない、金融機関に対して個人情報の管理態勢に関する一斉点検を要請。6月末までにほぼすべての金融機関から結果を受け取った。「個人情報の紛失によって不正利用につながり、顧客に被害が発生したもの、またはその可能性が高いと報告されているものは、現時点ではない」(伊藤金融担当相)という。個人情報を紛失した287社の金融機関については、「問い合わせに対応するための相談窓口の設置や業務フローの見直しなど、再発防止のための内部体制を講じるか、または講じる予定になっている」(伊藤金融担当相)としている
とは言え、今回「紛失」として報告されたケースがぜんぶ本当に紛失なのか、それとも最初から管理が杜撰だったのか、という点が疑わしいことには変わりませんが...。
それにしてもこの数字は予想以上だったかも。ここまでいくと、杜撰というより「無きに等しい」状態だったようです。
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