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2005.01.17

# 無限に広がる大宇宙...

アマゾンCEO、宇宙船基地建設計画を発表 - CNET Japan

まあ、Bezos さんのこれは、まだまだ趣味の延長範囲のような匂いもしますが、欧米ではすでに宇宙産業、宇宙商業に関する法律までできているわけで。

人間が、宇宙に適用される法律を作っちゃうというのは妙だと思いませんか。

集落 → 都市 → 国家 → 国際、とここまではまあ、人間さんの活動範囲なので、国際法なるものが生まれてくるのも理解できる。偶々まだ誰も旗を立てていなかったということで、ごく近年になって南極条約というものが成立したのも、次善の策としてまあ認めよう。でも宇宙となると、これは地球産の人類が手を出していい領域ではないはずでしょう。

ギエロン星の人たちが怒るかどうかという話は措いといて---。

帝国主義、植民地主義というのは、つまり「そこに誰もいなければ、先に入ったもんの勝ち」という論理でした。そして、実際にはそこに先住民がいても、それは自分たち=主として西欧人と違う=人間ではないから、「誰もいない」のと同じということになり、そこでは市場拡大という愚かしくも絶対権威を備えた蛮行がまかり通っていたわけでした。

が、南極に足を伸ばせるようなった頃には、さすがに彼らもこの発想の横暴さに気付いたものだから、この論理を誰かが行使しないように国際条約などが出来上がったと(だから、次善の策、ね)。

でも、空を見上げれば、まだ「誰もいない場所」が無限に広がっていたわけですね。もちろん宇宙産業、宇宙商業の方たちだって、植民地主義的に身勝手な領有や市場拡大が可能だと考えているわけではないでしょう。意識的にはね。

だからこそ、南極のときと同じように一国の利害が優先されないよう色々と決め事をしているんでしょうが、でも「当事者のいないところでなら、他所から来たもんが好き勝手をしてもよい」という図式は何も変わっていないということに、きっと気付いていませんね。しかも、すでにして開発のベースが産業/商業ってことになってるんだから、そこにはもう資本主義の大原理がついてまわることは必至。

あー、なるほど。たかが私企業が、自分とこの貨物船で必死こいて未知の生命体を持って帰ろうとする、などというどこかで聞いた話の萌芽が、ちゃんとリアル世界にもう存在しているということですね。

09:04 午後 社会・ニュース |

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