wonk
【訳語】 ガリ勉、クソマジメ、オタク
【語義】 ネガティブな意味であるのはもちろんだが、かなり活用範囲は広そうであり、語義もかなり多様らしい。基本的には「勉強でも仕事でも過度にまじめすぎ」ということのようですが、さらに発展して「オタク」の意味にも使われています。
『チャーリーとチョコレート工場』のウォンカさん、Will Wonka の名前って、もしかしたらこれからとったのかな。
英英辞典でも定義はいろいろです。
Wordnet はけっこう容赦がありませんが、あくまでも「マジメ」の範囲。
an insignificant student who is ridiculed as being affected or studying excessively
COD では、
a studious or hard-working person. Ø(often policy wonk) a person who takes an excessive interest in minor details of political policy.
となっていて、後半からちょっと「オタク」の要素が入ってきます。
NOAD(New Oxford American Dictionary)でも基本は COD の後半を踏襲しており、分野限定のオタクです。
a person who takes an excessive interest in minor details of political policy
Webster's Collegiate になるとはっきり「オタク」の定義になっていて、"nerd" が類義語としてあがっています。
a person preoccupied with arcane details or procedures in a specialized field; broadly : NERD
ところで、そもそもの日本語 "otaku" がもう英語に入っているというのも有名な話です。
COD にも載っています。載っているのですが......
plural noun (in Japan) young people who are obsessed with computer technology to the detriment of their social skills.
ORIGIN: Japanese, lit. 'your house', alluding to the reluctance of such people to leave the house.
なんだか、定義も語源もずいぶん間違っているようです。
これちょっと、次のエントリに続きます。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント