silo (2)
【訳語】分断、分断した状態、"縦割り"
【語義】複数の物事が "サイロ" のように他とはまったく無関係に存在している状態のこと
【用例】Historically, banks have multiple silos that operate essentially independently, with little knowledge of what other silos are working on.
この私家版辞典のかなり初期に、すでに silo というエントリーがあります。そのときは、もっぱら IT 系の文脈に即した語義を書きましたが、孤立分断した状態に広く使われています。
英辞郎には、「窓がないサイロの中にいるように周囲を見ない仕事のやり方、自己中心的なスタイル」という語義がありますが、これも --- 私が最初の silo でやったような --- ごく一面的な解釈です。英辞郎の語義や用例はユーザから集めたものですから、そういうことがままあります。
ただし、同じ英辞郎には、
silo approach サイロ・アプローチ、縦割り型手法{たてわり がた しゅほう}◆多くの部門が個々別々に対応するやり方
という用例もあって、この「縦割り」という訳し方はなかなか使えそうです。
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