♭B面という存在
(2006/08/24)
かつての LP レコードには、当たり前だが B 面というものがあった。
シングル盤 B 面の楽曲が、メインフィーチャーたる A 面の添えものであることが多かったのに対して、LP レコードのそれは添えものや裏、マイナーな曲ばかりというのではけっしてなく、A 面と B 面を通して 1 つのアルバム作品として構成されていた。アーチストごと、アルバムごとに A 面と B 面の対比は様々で、そのトータルなコンセプトが LP を買うことの楽しみの一つだった。
Abbey Road は、A 面が Come Together で始まって重苦しい I Want You で終わり、B 面がやや軽快な Here Comes the Sun で始まるのでなければならない。
「独語妄言」も、ちょうどこんな具合にしてみようと思い立った。
いろいろな blogger たちが複数の blog を持っているのはよく理解できる。多くは取り扱う素材が違うわけだが、素材が違えば切り口、語り口もおのずと違ってこよう。敬体で語れる話題もあるし、常体でしか綴れないテーマもあるということだ。
そんなわけで、こちらの更新頻度はそれほど高くならない予定だが、A 面と B 面の対比はなにやら楽しそうだ。
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